切り花の育て方 カゴ?でできたうつわの中に、緑の給水スポンジが入っていて、そこに切り花がさしてあるお花をもらいました。 もらって3日で給水スポンジがカピカピになっていたのでお水をあげました。 見ての通り、つぼみがあるのですが咲かないし茎?からカビが生えてきています。 なぜつぼみが咲かないのか。 お水はどのくらいあげたらいいのか。 外にだしておくべきなのか。 カビが生えたのはもうダメですよね? ちなみに今は、部屋の窓際で陽のあたる所にあいてあります。
Contents
切り花が咲かない・カビが生える原因と対策
いただいたお花、とても素敵ですね!しかし、せっかくのお花が咲かずにカビが生えてきてしまったとのこと、残念ですね。原因と対策を詳しく見ていきましょう。
つぼみが咲かない原因
つぼみが咲かない原因はいくつか考えられます。
- 水の不足:給水スポンジがカピカピになっていたということは、水が不足していた証拠です。切り花は、茎から水分を吸収して生きているため、水不足は花が開かない、しおれる、枯れるといった原因になります。
- 適切な温度ではない:窓際で陽の当たる場所に置いてあるとのことですが、直射日光は花にとって負担が大きいです。特に真夏の直射日光は、花を傷めてしまい、開花を妨げる可能性があります。また、温度が高すぎても低すぎても、開花に悪影響を及ぼします。
- 花の鮮度:もともと花の鮮度が悪かった可能性もあります。購入時や贈られた時点で、すでに開花に必要なエネルギーが不足していた場合、つぼみがなかなか開かないことがあります。
- 品種による違い:品種によっては、開花に時間がかかるものもあります。種類によっては、数日経ってもつぼみが開かないのは正常な場合もあります。
カビが生えた原因
カビが生える原因は、主に以下の通りです。
- 水の管理:水の与えすぎや、古い水がスポンジに残っていると、雑菌が繁殖しやすくなり、カビが生えてきます。特に、水に含まれるミネラル分や有機物がカビの発生を促進します。
- 温度と湿度:高温多湿の環境はカビの繁殖に最適な環境です。窓際で陽の当たる場所に置いてある場合、温度と湿度が高くなりがちです。
- 通気性の悪さ:カゴの中にスポンジと花が密閉された状態だと、空気の循環が悪くなり、カビが生えやすくなります。
切り花を長持ちさせるための具体的な方法
それでは、切り花を長持ちさせるための具体的な方法を解説します。
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1. 水の管理
- 給水スポンジの選び方:花専用の給水スポンジを使用しましょう。一般的なスポンジは、水分を保持する能力が低く、カビが生えやすいです。花専用のスポンジは、通気性と保水性を両立した設計になっています。
- 水の量:スポンジが完全に乾かない程度に水を補給します。毎日、スポンジの水分量をチェックし、必要に応じて水を足しましょう。水位計が付いた花瓶を使うと、水の量を管理しやすくなります。
- 水の交換:2~3日に一度は水を交換しましょう。古い水は雑菌が繁殖しやすいので、清潔な水を使いましょう。水道水を使う場合は、カルキ抜き剤を使用すると良いでしょう。また、切り口を清潔に保つため、水に切り花専用の栄養剤を混ぜるのも効果的です。
2. 環境調整
- 直射日光を避ける:直射日光は、花を傷めてしまうため、避けるようにしましょう。カーテン越しに光が当たる場所や、明るい日陰に置くのが最適です。エアコンの風が直接当たる場所も避けましょう。
- 温度と湿度:室温は15~20℃程度が理想的です。高温多湿を避けるため、風通しの良い場所に置きましょう。除湿機を使用するのも効果的です。
3. カビ対策
- カビが生えたら:残念ながら、カビが生えてしまった部分は取り除くしかありません。カビが広がるのを防ぐため、汚染された部分を切り取り、新しいスポンジに植え替えることをおすすめします。また、カゴや花瓶なども、よく洗浄・消毒しましょう。
- 予防策:カビの予防には、常に清潔な状態を保つことが重要です。定期的にスポンジを交換し、カゴや花瓶を洗浄・消毒しましょう。また、通気性を良くするため、花を密集させすぎないようにしましょう。
4. その他のポイント
- 茎の処理:お花を受け取ったら、茎の切り口を斜めにカットしましょう。これにより、吸水面積が増え、水が吸収しやすくなります。また、茎の切り口に空気が入らないように、水中でカットするのがおすすめです。
- 葉っぱの処理:水につかっている葉っぱは、腐敗しやすく、雑菌の繁殖を招きます。水につかっている葉っぱは取り除きましょう。
- 専門家のアドバイス:どうしてもつぼみが開かない、またはカビが生えてしまった場合は、フラワーショップの店員などに相談してみるのも良いでしょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対処法を知ることができます。
まとめ
切り花を長持ちさせるためには、適切な水の管理、環境調整、そしてカビ対策が重要です。上記のポイントを参考に、美しいお花を長く楽しんでください。