分離不安のイタグレの子犬とクレートトレーニング:安心できる空間づくりと飼い主の対応

分離不安気味な犬への接し方(クレートについて) 生後3ヶ月・イタグレの女の子について・・・ ほんのちょっとの時間でも私の姿が見えなくなるとケージの中でほえ続け、 夜の夜鳴き・遠吠えもひどく興奮してウンチまみれになる日々から 分離不安?と心配しこちらで質問をさせていただいたものです。 現在はブリーダーさんと相談の上、4日間だけではありますが 預かっていただいて一人になる練習をしていただいているところです。 もちろん、それで解決などとは思っておらず、 私たちの接し方でかわいそうな事をしてしまったのを反省し、 これから頑張るぞ!と気持ちを新たにしたところです。 まだ子犬であることなどから分離不安と決め付けず、接し方を 改めるべきと皆様からのアドバイスをいただき 帰宅後はクレートを使用しようと思っています。 そこでいくつか疑問がでてきました。 ①帰宅後すぐにクレートを使用し始め、トイレのタイミングで出し うまくいったら10分ほど遊んでからクレートにもどす・・・ でもクレートに入れて早速なきだしてしまったりしたら トイレのタイミングであろうと出さないほうが良いのですよね? 最初からケージ内にトイレを設置して入り口にクレートをくっつけ、 「庭付き一戸建て」状態のほうがいいでしょうか? ②長時間泣き続ける事を予想しています。 食事をクレートで食べさせたり、おもちゃを入れたりして安心させて あげたいとは思っていますが、鳴いてもウンチをしても出さない・・・ クレートを「お仕置き部屋」と認識してしまわないでしょうか? また、せめて給水はできるようにしておいた方がいいですよね? ③泣き出しても落ち着いたら出す・・・「落ち着く」とはどれくらいの時間静かにしている 状態をいうのでしょうか? ④トイレ→遊び→クレート→食事→遊び→クレート・・・ そろそろお散歩(最初は抱っこから)も考えてはいますが、運動不足にならないでしょうか? ⑤小学2年生の娘がいるのですが、彼女に私が同席の上での遊びと 夕方のお散歩だけでもさせてあげたいと考えていますがやめた方がいいでしょうか? 色々と書き連ねてしまいましたが、経験豊富な皆様のご意見をいただけませんか?補足現在ケージ内にトイレを入れて2階リビングに置いており 家族は1階寝室で休みます。 今後は日中はお留守番も含めてケージをハウスとして使用し、 就寝時はクレートに入れて1階に下ろそうかと思ったのですが (もちろん鳴いても無視の覚悟で)これは意味がないでしょうか? 夜間もトイレのために4時間ごとに起きようと思っています。

クレートトレーニングの始め方と注意点

生後3ヶ月のイタグレの子犬と、クレートトレーニングを始めるにあたっての疑問点を丁寧に解説します。 ブリーダーさんでの練習を経て、ご家庭でのトレーニングは、犬にとって安心できる空間をクレートと認識させることが重要です。焦らず、段階的に進めていきましょう。

① クレートへの導入とトイレトレーニング

帰宅後すぐにクレートを使用開始するのは良い方法です。しかし、いきなり長時間入れるのは避けてください。最初は数分間から始め、徐々に時間を延ばしていきます。クレートに入れた途端に泣き出しても、すぐに取り出さないことが重要です。 トイレのタイミングで出すことは大切ですが、泣き止まない場合は、一旦落ち着くまで様子を見ましょう

「庭付き一戸建て」状態(ケージ内にトイレを設置し、クレートを隣接)は、子犬にとっては安心感を与えられる可能性があります。しかし、トイレの失敗を減らす効果は限定的です。クレートは安全な隠れ家、トイレは排泄場所と、それぞれの場所を明確に認識させることが重要です。

② 長時間泣き続ける場合の対応

長時間泣き続けることを予想するのは当然です。しかし、鳴き声や排泄を理由にクレートから出すのは避けましょう。そうすることで、クレートは「お仕置き部屋」ではなく「安心できる場所」と認識させることができます。

代わりに、クレートの中に安全なおもちゃや、匂いのついたタオルなどを入れてあげましょう。食事は、クレートの中で与えることで、クレートへの良いイメージを強化できます。給水器は必ず設置し、脱水症状を防ぎましょう。

③ 「落ち着く」とは?

「落ち着く」とは、5分~10分程度、静かにしている状態を指します。最初は短い時間でも構いません。徐々に静かにしている時間が長くなるにつれて、クレートから出してあげましょう。このタイミングを逃さず、褒めてあげることが重要です。

④ 運動不足の解消

トイレ→遊び→クレート→食事→遊び→クレートというルーティンは良いですが、子犬の年齢と体力に合わせて調整しましょう。散歩は最初は抱っこから始め、徐々に時間を長くし、距離を伸ばしていきます。

運動不足を防ぐには、室内での遊びも重要です。ボール遊びや引っ張りっこなど、子犬が楽しめる遊びを取り入れましょう。ただし、遊びすぎると興奮してしまい、クレートトレーニングに悪影響を与える可能性があるので、遊びの時間は適切に調整してください。

⑤ 家族との関わり方

小学2年生のお子さんとの関わりは、飼い主さんの監督下で行うべきです。お子さんが犬と遊ぶ時は、必ずそばにいて、適切な遊び方、接し方を教えましょう。犬を怖がらせないように注意し、無理強いはさせないようにしてください。夕方の散歩は、お子さんと一緒に歩くことで、良いコミュニケーションの機会となります。

専門家からのアドバイス:獣医師の視点

獣医師の立場から見ると、分離不安は犬にとって大きなストレスです。早期からの適切なトレーニングが重要です。クレートトレーニングは、犬に安全な場所を提供し、落ち着ける空間を作るための有効な手段です。しかし、無理強いは禁物です。犬のペースに合わせて、ゆっくりとトレーニングを進めていきましょう。

また、分離不安が深刻な場合は、獣医師に相談することをお勧めします。必要に応じて、薬物療法なども検討する必要があるかもしれません。

インテリアとクレートの配置

クレートは、犬が落ち着いて過ごせる場所に配置することが大切です。騒がしい場所や人の通り道は避け、静かで安全な場所を選びましょう。

インテリアとの調和も考慮し、部屋の雰囲気に合ったクレートを選びましょう。素材や色、デザインなど、様々な選択肢があります。例えば、リビングに置く場合は、ソファやテーブルなどの家具と色を合わせたり、クッションなどを置いて、より居心地の良い空間を作ることもできます。

ベージュのクレートは、多くのインテリアに合わせやすく、落ち着いた雰囲気を演出します。

まとめ

クレートトレーニングは、犬の安心感を高め、分離不安を軽減するための有効な手段です。焦らず、犬のペースに合わせて、根気強くトレーニングを進めていきましょう。 家族みんなで協力し、犬にとって安全で快適な環境を整えることが大切です。 何か問題があれば、獣医師に相談することをお勧めします。

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