分譲マンション(1ROOM)を賃貸に出したいのですがどのように進めたら良いのでしょうか? 京浜東北線(都内) 駅4分 30㎡ 1ROOM 築7年の分譲マンションを賃貸に出したいのですが、初めてのことなので何をどのように進めれば良いのかわかりません。(ローンは近々完済予定です。)最終的には2LDKを希望していたので今のマンションを売却して2LDKを購入と考えていましたが事情があり1ROOMはそのままで1LDKを購入予定です。いずれは両親も近くにと思っているのと(現マンションも購入予定マンションも同じ駅です)マンションの立地が気に入っているのでいずれ自分自身が1ROOMに戻る予定です。それと、1LDK購入時のローン返済が少しでも楽になれば、とも思っています。賃貸に出す際のメリット・デメリット、諸費用、うまく賃貸に出せたとしてもその他毎月掛かる費用はどのようなものがあるのか、税金など・・・・・まったくの素人で申し訳ありませんが実際に分譲マンションを賃貸に出している方、詳しい方に伺いたいです。(ちなみにネットで賃貸情報を検索してみたところ同マンション同タイプの部屋が月10万で出ていました。)細かくてすみませんが、よろしくお願いいたします。
Contents
1. 賃貸に出すメリット・デメリット
まず、分譲マンションを賃貸に出すことのメリットとデメリットを整理しましょう。
メリット
- 家賃収入による経済的メリット:賃貸収入は、1LDK購入時のローンの返済に充てることができ、経済的負担を軽減できます。月10万円の家賃収入は、ローンの返済だけでなく、生活費の足しにもなります。
- 空室リスクへの備え:空室期間が発生するリスクはありますが、物件の立地条件が良い京浜東北線沿線駅近の物件であれば、比較的入居者が見つかりやすいでしょう。
- 将来の居住確保:将来、ご自身で再び居住する予定があるため、物件の状態を維持管理しながら、いつでも戻ってこれるという安心感があります。
デメリット
- 空室リスク:入居者が見つからない期間が発生する可能性があり、その間は収入が途絶えます。適切な家賃設定とプロモーションが重要です。
- 管理の手間:賃貸物件の管理には、修繕対応や入居者との連絡など、一定の手間がかかります。管理会社に委託することも可能です。
- 税金・諸費用:賃貸経営には、所得税、固定資産税、修繕費など、様々な費用が発生します。事前にしっかりと把握しておく必要があります。
2. 賃貸に出すためのステップ
分譲マンションを賃貸に出す手順を、具体的なステップで解説します。
2.1. 物件の準備
- 現状確認と修繕:築7年とはいえ、傷みや汚れがあれば修繕が必要です。壁紙の張り替え、水回りの清掃など、入居者が快適に過ごせる状態にしておきましょう。必要に応じて、プロの業者に依頼することをお勧めします。
- 写真撮影:魅力的な写真撮影は、入居者獲得に大きく影響します。プロのカメラマンに依頼するか、高画質で明るく清潔感のある写真を自分で撮影しましょう。広角レンズを使うと部屋を広く見せる効果があります。
- 重要事項説明書の作成:賃貸借契約に必要な重要事項説明書を作成する必要があります。専門業者に依頼するか、自分で作成する場合は、法令に基づいた正確な内容にする必要があります。
2.2. 賃貸募集
- 賃貸管理会社への依頼:賃貸管理会社に依頼することで、募集広告の作成、入居者募集、契約手続き、家賃回収、修繕対応など、多くの業務を代行してもらうことができます。管理手数料はかかりますが、手間を省き、スムーズに賃貸経営を進めることができます。
- インターネット広告:SUUMO、HOME’Sなどの不動産情報サイトへの掲載は必須です。写真や説明文を丁寧に作成し、物件の魅力を効果的に伝えましょう。物件の立地条件(京浜東北線駅近)を強調しましょう。
- 価格設定:近隣相場を参考に、適切な家賃を設定することが重要です。周辺の物件情報サイトを参考に、競争力のある価格を設定しましょう。月10万円という相場を参考に、少し高めに設定するのも良いかもしれません。ただし、空室リスクも考慮する必要があります。
2.3. 契約手続き
- 入居審査:入居希望者に対して、信用情報や収入などを確認する入居審査を行います。管理会社に依頼する場合は、管理会社が審査を行います。
- 賃貸借契約:入居審査が通れば、賃貸借契約を締結します。契約書の内容をよく理解した上で、署名・捺印を行いましょう。専門家に相談することも重要です。
- 鍵の引き渡し:契約が完了したら、入居者に鍵を引き渡します。その際、物件の状態を確認し、記録しておきましょう。
3. 毎月掛かる費用
賃貸経営には、家賃収入以外にも様々な費用が発生します。
- 管理費:管理会社に委託する場合は、管理費が必要です。管理内容によって費用は異なります。
- 修繕費:設備の故障や修繕費用は、予期せぬ出費となる可能性があります。修繕積立金などを準備しておくことが重要です。
- 固定資産税:マンションの所有者として、固定資産税を納付する必要があります。
- 所得税:賃貸収入は、所得税の課税対象となります。確定申告が必要になります。
- 火災保険:賃貸物件の火災保険に加入する必要があります。
4. 専門家への相談
賃貸経営は、法律や税金に関する知識が必要になります。不動産会社や税理士などの専門家に相談することで、スムーズに進めることができます。
5. まとめ
分譲マンションを賃貸に出すことは、経済的なメリットもありますが、空室リスクや管理の手間など、デメリットも考慮する必要があります。 専門家のアドバイスを受けながら、計画的に進めることが重要です。 今回ご紹介したステップを参考に、ご自身の状況に合わせた最適な方法を選択してください。 物件の立地条件が良いことから、適切な準備と家賃設定で、スムーズに賃貸経営を始められる可能性が高いでしょう。