分譲マンションの玄関前、共有部分?専有部分?そして、放置物の対処法

分譲マンションの玄関前は共有部分?専有部分?うちのマンションで玄関前にガラクタを並べるところがある。1階のエレベーター前だから気になってしょうがない。管理人に言って排除できますか?補足ガラクタとは、壊れたちゃぶ台、キーボードの鍵盤のみ、バットなどです。自転車や食材屋のケースならわかるのですが・・・

マンションの共有部分と専有部分:玄関前の位置づけ

まず、マンションにおける共有部分と専有部分について理解することが重要です。簡単に言うと、専有部分とは、あなたが所有権を持つ個々の住戸内部のことです。一方、共有部分とは、マンションの居住者全員が共有して使用する部分で、廊下、エレベーター、階段、玄関前など、多くの場合が含まれます。

今回の質問にある「玄関前」は、多くの場合、共有部分に該当します。具体的には、建物の外壁から玄関ドアまでの空間、そして玄関ドア自体も共有部分に含まれることが多いです。ただし、玄関ドアの内側、つまりあなたの住戸のドアを開けた瞬間から先は、専有部分となります。

あなたのマンションの規約を確認する必要がありますが、玄関ドアの外側、特にエレベーターホール前のスペースは、多くのマンションで共有部分として扱われています。そのため、そこに私物が放置されている状態は、規約違反に当たる可能性が高いです。

玄関前に放置された「ガラクタ」の対処法

壊れたちゃぶ台、キーボードの鍵盤、バットといった「ガラクタ」の放置は、美観を損ない、通行の妨げとなるだけでなく、安全上の問題も引き起こす可能性があります。 具体的には、

  • 通行の妨げ:ベビーカーや車椅子での通行を困難にする。
  • 危険性の増加:転倒事故や怪我の原因となる。
  • 害虫・害獣の温床:不衛生な環境を生み出し、害虫や害獣を誘引する可能性がある。
  • マンション全体のイメージ悪化:来客や住民の印象を悪くする。

などの問題が考えられます。

管理会社への連絡と具体的な対応

まずは、マンションの管理会社または管理組合に連絡することが重要です。放置されている物の写真などを添えて、状況を詳しく説明しましょう。

連絡する際のポイントは以下の通りです。

  • 具体的な場所:「1階エレベーターホール前」など、正確な場所を伝える。
  • 放置物の種類:「壊れたちゃぶ台、キーボードの鍵盤、バットなど」と具体的に記述する。
  • 問題点:「通行の妨げになっている」「景観を損ねている」「安全上の問題がある」など、問題点を明確に伝える。
  • 写真や動画の添付:証拠として、写真や動画を添付すると効果的。
  • 改善を求める意思表示:放置物の撤去を求める意思を明確に伝える。

管理会社は、所有者への連絡、撤去の要請、必要であれば撤去作業の実施といった対応をとってくれるはずです。 もし、管理会社が適切な対応を取らない場合は、管理規約を確認し、規約に基づいて対応を促す必要があります。

専門家の意見:弁護士やマンション管理士への相談

管理会社との対応が難航する場合、または規約に明確な記載がない場合は、弁護士マンション管理士に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、適切な解決策を見つけることができるでしょう。

インテリアとの関連性:玄関周りの空間デザイン

玄関周りの空間は、マンション全体の印象を大きく左右する重要な場所です。 ガラクタの放置は、せっかくのインテリアを台無しにしてしまう可能性があります。 快適で美しい玄関を実現するために、以下の点に注意しましょう。

  • 収納スペースの確保:靴箱や収納棚などを活用し、物を整理整頓する。
  • 適切な照明:玄関を明るく照らすことで、安全性を高め、好印象を与える。
  • グリーンの活用:観葉植物などを置くことで、空間を華やかに演出する。
  • 色の効果:玄関の壁の色や床の色を適切に選ぶことで、空間の印象をコントロールする。例えば、ブラウン系の落ち着いた色合いで、温かみのある空間を演出できます。

玄関周りの空間デザインは、マンション全体のインテリアコーディネートの一部です。 快適で美しい空間を保つことで、日々の生活の質を高めることができます。

まとめ

分譲マンションの玄関前は共有部分であることが多く、私物の放置は管理規約違反となる可能性があります。 問題が発生した場合は、管理会社に連絡し、適切な対応を求めましょう。必要に応じて専門家に相談することも検討してください。 そして、美しい玄関空間を保つことで、快適なマンションライフを送るために、収納や照明、グリーン、色の効果などを活用したインテリアコーディネートを心がけましょう。

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