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リフォーム後のクロスにヤニ汚れや手形…原因と対処法
6月末にリフォームを終えられたばかりなのに、クロスにヤニ汚れや手形が浮き上がってきたとのこと、大変お困りだと思います。新築・リフォーム直後のクロスにこのような問題が発生するのは、確かに不快ですし、施工業者への不信感も募るのも当然です。まずは、問題の原因と、考えられる解決策を詳しく見ていきましょう。
ヤニ汚れの原因
ご自身で喫煙歴が長いことをご承知されているように、タバコのヤニはクロスに付着しやすいものです。特に、繋ぎ目や切れ目といった、クロス同士が接合している部分や、施工時にわずかな隙間が生じている箇所は、ヤニが浸透しやすいため、汚れが目立ちやすい傾向があります。
手形や指紋の原因
クロスに手形や指紋が浮き上がってくる原因として考えられるのは、以下の2点です。
- ボンドの拭き残し:クロスを貼る際に使用するボンドが、完全に拭き取られていない可能性があります。ボンドの種類によっては、時間が経つにつれて黄ばんだり、指紋が付きやすくなったりすることがあります。特に、壁紙の種類によっては、ボンドの成分が表面に現れやすいケースもあります。
- 下地処理の不備:クロスを貼る前の下地処理が不十分だった場合、クロス表面に凹凸が生じ、手形や指紋が付きやすくなります。また、古い壁紙の糊が残っていたり、壁面に汚れがあったりすると、同様の問題が起こる可能性があります。
施工業者の責任について
今回のケースでは、クロス張替えからまだ2ヶ月しか経過していないにも関わらず、ヤニ汚れや手形が目立つ状態であることから、施工不良の可能性が高いと言えます。特に、ボンドの拭き残しや下地処理の不備は、施工業者の責任として問える可能性があります。
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業者への対応と具体的な解決策
まずは、施工業者に連絡を取り、現状を説明し、早急に状況を確認してもらうことが重要です。写真や動画で証拠を記録しておくことも有効です。
業者への連絡方法
- 契約書を確認:契約書に記載されている連絡先、保証期間、アフターサービスの内容などを確認します。
- メールや電話で連絡:具体的な状況を説明し、早急な対応を求めます。写真や動画を添付すると、より状況が伝わりやすくなります。
- 内容証明郵便:業者からの反応がない場合、内容証明郵便で状況を伝え、対応を求めることも有効です。
考えられる解決策
業者との交渉次第では、以下の解決策が考えられます。
- クロスの張替え:最も理想的な解決策です。施工不良が認められれば、業者側が責任を持って張替えを行うべきです。
- クリーニング:クロス張替えが難しい場合、専門業者によるクリーニングを検討しましょう。壁紙の種類によっては、特殊なクリーニング剤が必要となる場合があります。
- 部分的な補修:汚れが局所的な場合は、部分的な補修で済む可能性もあります。ただし、補修跡が目立つ可能性があるため、慎重に検討する必要があります。
専門家への相談
業者との交渉が難航する場合、建築士や弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対応を検討できるでしょう。
予防策と今後の対策
今回の経験を踏まえ、今後の対策として以下の点を意識しましょう。
リフォーム業者選びのポイント
- 実績と評判:過去の施工実績や顧客からの評判をしっかり確認しましょう。口コミサイトなどを参考にすると良いでしょう。
- 保証内容:保証期間やアフターサービスの内容をしっかり確認し、契約書に明記してもらいましょう。
- 複数の業者から見積もりを取る:複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、適正価格で高品質な施工を受けられる可能性が高まります。
タバコとクロスの関係
喫煙者は、クロスへのヤニ汚れを完全に防ぐことは難しいです。しかし、以下の対策で汚れの進行を遅らせることができます。
- こまめな清掃:定期的にクロスを掃除機や柔らかい布で拭き掃除しましょう。
- 換気:部屋の換気をこまめに行い、煙を滞留させないようにしましょう。空気清浄機を使用するのも効果的です。
- ヤニ取りクリーナー:市販のヤニ取りクリーナーを使用することで、付着したヤニを落とすことができます。
まとめ
リフォーム後のクロスにヤニ汚れや手形が浮き上がってきた場合、まずは施工業者に連絡し、状況を説明することが重要です。施工不良が認められれば、クロスの張替えやクリーニングなどの対応をしてもらえる可能性があります。業者との交渉が難しい場合は、専門家への相談も検討しましょう。また、今後のリフォームでは、業者選びを慎重に行い、保証内容などをしっかり確認することで、このようなトラブルを予防することができます。