分譲マンションのクーラー設置問題:北側部屋への設置可能性と管理組合への対応

分譲マンションのクーラーの設置についてお伺いします。典型的な間どりの2LDK+Sのマンションです。玄関が北側。リビング、和室のあるベランダ側が南です。北側の玄関をはさんで6畳の子供部屋と4畳の納戸があり、この6畳の子供部屋にクーラーを設置したいのですが、マンションの規定で室外機の設置が許可されません。上に吊るすのもダメです。窓用はOKです。窓用は部屋が暗くなるし、まして窓は片方ハメゴロシなので風の通り道としての窓の機能を半分以上失います。だけど規定なら致し方ないとずっと我慢してきたのですが、去年マンション1階の管理人室(管理人さんは通いで居住していません)と共同集会室用のクーラーが壊れたらしく、今までは見当たらなかった北側の通路側に室外機をつるして新しいクーラーを設置しました。ええ~っと思い管理人さんに聞いたところ、今までのクーラーは南側に室外機をおけたけど壊れてしまって設置しなおそうとしたら同じタイプのものがなく、仕方なく北側に室外機を置くタイプにしたとのこと。壁に穴は空けておらず喚起口の穴からホースは通っていました。家も北側に設置したいと話をしたら、「これは特例なので各家庭ではNG」と言われました。「ずるいっ」といってことを荒立たせようと思っているわけではないのですが、可能ならば北側の部屋にも普通のクーラーを設置したいです。間どり上たぶんほとんどの家庭が北側の6畳が子供部屋になっていると思います。みなさん設置したいと思うのですが。同意者を集めたりして管理組合に訴えれば何とかなる可能性もありますか?壁に穴は空けなくても、窓の上にある小窓からでもホース穴の設置は可能と以前電気やさんに聞きました。分譲なのでできればきっちり穴をあけて設置したいところではありますが…どなたか同じ経験をされた方、ご存じの方、教えてください。よろしくお願いいたします。

マンションにおけるクーラー設置の現状と課題

多くの分譲マンションでは、外観の統一性や建物の構造上の理由から、クーラーの室外機設置場所や設置方法について厳しい規定が設けられています。特に、北側など共用部分に面した場所への設置は、許可されないケースが一般的です。窓用クーラーは手軽ですが、採光や通風を阻害するデメリットがあり、快適な居住環境を阻害する可能性があります。質問者様のお住まいも、まさにそのような状況に直面していると言えるでしょう。管理人室のクーラー設置が「特例」とされた点からも、マンションの規定の厳格さが伺えます。

北側部屋へのクーラー設置:解決策を探る

では、質問者様のご要望である北側6畳の子供部屋へのクーラー設置を実現するにはどうすれば良いのでしょうか?いくつかの選択肢を検討してみましょう。

1. 管理組合への交渉:同意者を集めてルール変更を提案する

まず、最も現実的な方法は、管理組合にルール変更を提案することです。管理組合は、居住者の快適性を考慮しつつ、建物の維持管理を行う役割を担っています。そのため、多くの居住者が北側部屋へのクーラー設置を望んでいることを示すことができれば、規定の見直しに繋がる可能性があります。

具体的な手順としては、

  • 同意者集め:同じようにクーラー設置に困っている居住者を探し、署名活動などを通して要望をまとめます。居住者間のコミュニケーションを促進するために、マンションの掲示板や居住者専用のアプリなどを活用しましょう。
  • 提案書の作成:具体的な設置場所、設置方法、安全対策などを盛り込んだ提案書を作成します。専門業者に相談し、技術的な面についても詳細に記述することで、管理組合への説得力を高めることができます。
  • 管理組合への提出と説明:作成した提案書を管理組合に提出し、丁寧な説明を行います。管理組合の担当者と直接話し合い、懸念事項を解消し、合意形成を目指しましょう。
  • 代替案の提示:管理組合が規定変更に難色を示す場合は、窓用クーラー以外の代替案(例えば、高性能な窓用クーラー、省スペース型の室外機など)を提示することで、合意に近づける可能性があります。

この過程では、冷静かつ丁寧に交渉を進めることが重要です。感情的な言葉遣いは避け、建設的な議論を心がけましょう。

2. 窓上小窓からのホース設置:専門業者への相談

電気屋さんからのアドバイスにあるように、窓上小窓からのホース設置も検討できます。しかし、この方法では、室外機を共用部分に設置できない可能性があり、管理規約に抵触する可能性があります。また、安全性や美観についても問題となる可能性があります。

専門業者への相談が不可欠です。技術的な実現可能性、安全性、管理規約への適合性などを確認し、問題がないことを確認してから実施するようにしましょう。

3. その他の冷却方法:補助的な冷却手段の検討

クーラー設置が難しい場合、補助的な冷却手段を検討することもできます。

  • 扇風機:効果的な風の流れを作ることで、室温を下げることができます。サーキュレーターと併用するとより効果的です。
  • 窓用エアコン:窓用エアコンは、設置が容易で、比較的安価な選択肢です。ただし、採光や通風への影響を考慮する必要があります。
  • 冷風機:エアコンほど強力ではありませんが、室温を下げるのに役立ちます。電気代も比較的安価です。
  • 遮熱カーテン:太陽光による室温上昇を防ぐ効果があります。特に、日差しが強い時間帯は効果を発揮します。

専門家の視点:建築士・管理組合担当者への意見聴取

より確実な解決策を得るためには、建築士や管理組合の担当者などに意見を聴取することをお勧めします。建築士は、建物の構造や安全性を考慮した上で、クーラー設置の可能性や適切な方法についてアドバイスをしてくれます。管理組合の担当者は、管理規約の解釈や、他の居住者との調整について助言してくれるでしょう。

まとめ:冷静な交渉と現実的な解決策の選択

北側部屋へのクーラー設置は、管理規約との兼ね合いが重要です。まずは、管理組合との丁寧な交渉を行い、多くの居住者の同意を得ることが重要です。その上で、専門家の意見を参考に、現実的な解決策を選択することが大切です。感情的な対立を避け、冷静に問題解決に取り組むことで、快適な居住環境を実現できる可能性が高まります。

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