出窓のようなテラスを活用した子供部屋確保術|建ぺい率と増築の疑問を解決

大きな出窓みたいなテラスは建ぺい率に含まれますよね?建ぺい率いっぱいに家が建っていますが部屋(子ども部屋)が欲しいので色んな方法(2階建てにするとか、庭に4畳くらいのガレージハウスを置くとか)を思案中です。吹き抜けのテラスがあるのでこれを四方壁をつけてちょっとした部屋にする場合これも家の一部になりますか?このテラスは後付けなので建ぺい率の計算には入っていないようです。

建ぺい率とテラスの扱いについて

まず、建ぺい率について整理しましょう。建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合のことです。建築面積には、建物の床面積に加え、バルコニーやベランダなど、屋根のある部分が含まれます。しかし、吹き抜けのテラスのように、屋根のない部分は、通常、建築面積には含まれません。

ご質問のテラスが「大きな出窓みたいな」ものとありますが、屋根がない状態であれば、現状では建ぺい率に算入されていないというご認識は正しい可能性が高いです。ただし、四方壁を付けて部屋として利用する場合、屋根を付けるなどの改修を行う場合は、状況が変わってきます。屋根を付ければ、建築面積に算入され、建ぺい率に影響する可能性があります。

子供部屋確保のための選択肢

建ぺい率いっぱいの土地に子供部屋を増やす方法はいくつか考えられます。ご質問にあるように、2階建てへの増築、庭へのガレージハウス設置、そして既存のテラスの活用などが候補として挙げられます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

1.2階建てへの増築

最も一般的な方法です。土地の許容範囲内で2階建てに増築すれば、新たな子供部屋を確保できます。しかし、増築費用設計・申請の手続きなど、多くの時間と費用がかかります。また、近隣への影響も考慮する必要があります。

2.庭へのガレージハウス設置

庭に4畳ほどのガレージハウスを設置するというアイデアも魅力的です。子供部屋としてだけでなく、趣味の部屋や収納スペースとしても活用できます。しかし、建築基準法建築確認申請近隣への配慮など、様々な手続きや制約があります。また、土地の広さ庭の利用状況も考慮する必要があります。ガレージハウスの建築には専門業者への依頼が必要となるため、費用についても事前に確認しておきましょう。

3.テラスの活用

既存のテラスを子供部屋として活用する方法は、コストを抑えられ、比較的容易な方法です。しかし、断熱性採光防音性などの問題を解決する必要があります。四方壁を付けるだけでなく、窓や断熱材、防音材の設置も検討しましょう。また、建築確認申請が必要になる可能性もあります。

テラスを子供部屋として改修する場合の注意点

テラスを子供部屋として改修する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 建ぺい率の確認:改修後の状態が建ぺい率を超えていないか、事前に確認が必要です。建築確認申請が必要になる可能性が高いです。
  • 建築基準法の遵守:建築基準法に違反しないように、適切な設計と施工を行う必要があります。専門業者に相談することをお勧めします。
  • 断熱・防音対策:快適な空間とするためには、断熱材や防音材の設置が不可欠です。特に冬場の寒さ対策は重要です。
  • 採光・換気:十分な採光と換気を確保する必要があります。窓の設置位置やサイズを適切に設計しましょう。
  • 耐震性:地震に耐えられる構造にする必要があります。専門業者に相談し、適切な設計・施工を行いましょう。
  • 費用:改修費用を事前に見積もり、予算内に収まるように計画を立てましょう。
  • 近隣への配慮:工事中の騒音や振動など、近隣への影響を最小限に抑えるよう配慮しましょう。

専門家への相談

建ぺい率や建築基準法に関する疑問点、最適な改修方法については、建築士不動産会社建築業者などに相談することを強くお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、安全で快適な子供部屋を確保できます。彼らは、土地の状況や予算、規制などを考慮した上で、最適なプランを提案してくれます。

まとめ

子供部屋の確保は、家族にとって重要な課題です。様々な選択肢がありますが、それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の状況に最適な方法を選択することが重要です。専門家のアドバイスを参考に、安全で快適な空間を実現しましょう。

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