凶暴な柴犬のシャンプーと安心安全な暮らし方

凶暴な柴犬のシャンプーはどうしたらいいでしょうか? とっても凶暴で攻撃性のある柴犬です。凄く大事に育てていますが、お散歩帰りに足を拭くだけでも牙を見せて本気で噛みつきます。 一緒に寝ていますが、寝がえりを打って手などが当ると本気咬み・・・。 生傷が絶えず、お互いゆっくり寝た方がいいのかと思い最近は部屋を別にして寝る事にしました。(3年は咬まれてもいつか慣れてくれると思い一緒に寝ていました。) シャンプーも全てのお店で断られ、やっと1件受けてくれるお店が見つかったのですが、担当の方がお辞めになり、 他のトリマーさんでは手がつけられず「せめて口輪をしてから来て下さい。」と言われました。 でも、口輪は飼い主でも無理でリードは着けたまま外す事も出来ず、そのまま室内で過ごしています。 お散歩も毎日欠かさず朝夕行っていますし、ドッグトレーナーにも自宅まで来て頂き、お手・ふせ・お座りまでは 出来る様になりましたが、シャンプーまでは出来ません。勿論ブラッシングもです。 柴犬は只でさえ怖がりで攻撃性があるとは聞いていましたが、少し度が過ぎている様です。 でも、本当に大事に育てていますので何とか口輪さえできれば、シャンプーを受けてくれるお店は有るのですが どうしたらいいでしょうか? 飼い主もいつも生傷が絶えない状態ですが、本当に大切な子なんです。 どうかアドバイスお願致します。補足沢山のアドバイスありがとうございます。トレーナーには懐いていて優しく教えるタイプの男性です。口輪の練習も何度も繰り返して「口輪→おやつ(良い事)」となったのですが、その後にシャンプーすると2回は口輪をして出来たのですが、3回目は「口輪→嫌な事」となってしまい口輪を見ただけで牙をむき出し襲ってきます。落ち着かせる為、一旦外に出て散歩させておやつをあげようとしても全く落ち着かず、おやつを見ても襲ってくる始末。ブラッシングも優しくとく程度で2分位が限界。それ以上だと牙を見せて唸りだします。その癖とても甘えんぼでキューキュー鳴いてすり寄ってきたりもしますが、撫ぜる個所が気に入らなかったりすると急にスイッチが入ります。弟が咬まれた時は動脈まで歯が食い込み血だらけで救急病院に。動物病院でも看護師を咬んで怪我をさせてしまったり、段々行ける所も無くなってきています。こたつに入るのも好きなんですが、足が当るといきなり噛みつくのでホットカーペットにしています。今の病院では男性獣医3人で抑えてカラーを着けて鎮静剤を打ってから診察してもらいます。この子の為にも本当に何とかしてあげたいのです。今は5歳です。

問題の根本原因を探る:攻撃性の原因と解決策

愛犬の攻撃性、特に飼い主さんへの攻撃性は、非常に深刻な問題です。 シャンプーやブラッシングといった日常的なケアができない状況は、飼い主さんにとっても大きな負担となっています。 まず、攻撃性の原因を特定することが重要です。 今回のケースでは、いくつかの可能性が考えられます。

1. 過去のトラウマや恐怖体験

子犬時代の経験、例えば、不適切な扱いや恐怖体験などが、攻撃性の原因になっている可能性があります。 過去にどのような経験をしたのかを振り返り、その影響を考慮することが大切です。

2. 痛みや不快感

歯の痛み、皮膚病、関節痛など、身体的な不快感が攻撃性を引き起こすことがあります。 獣医さんに詳しい検査を受けて、身体的な問題がないか確認しましょう。

3. 資源防衛行動

寝床、食べ物、飼い主さんなど、愛犬にとって大切な資源を守るための行動として攻撃性を示している可能性があります。 特に、飼い主さんへの攻撃は、愛情表現の裏返しである可能性も否定できません。

4. コミュニケーションの不足

愛犬の気持ちやサインを理解できていない可能性があります。 例えば、唸り声や耳の角度、尻尾の動きなどは、愛犬が不快感を示しているサインです。 これらのサインに気づき、適切に対応することが重要です。

具体的な解決策:段階的なアプローチで安心を築く

愛犬の攻撃性を改善するには、段階的なアプローチが必要です。 焦らず、根気強く取り組むことが大切です。

1. 専門家のサポート:獣医とドッグトレーナーの連携

獣医さんには、身体的な問題がないか検査してもらい、必要に応じて治療を受けさせましょう。 ドッグトレーナーには、攻撃性の原因を特定し、適切なトレーニング方法を指導してもらいましょう。 今回のケースのように、すでにドッグトレーナーに相談されているのであれば、そのトレーナーさんと密に連携し、具体的なトレーニング計画を立てましょう。 トレーナーの指示を忠実に守り、トレーニングを継続することが重要です。

2. 口輪への慣れ:段階的なトレーニング

口輪は、シャンプーや獣医さんへの受診など、安全確保のために必要なツールです。 しかし、いきなり口輪を着けようとすると、愛犬は恐怖を感じ、攻撃性を増してしまう可能性があります。 そのため、口輪への慣れは、段階的に行う必要があります。

  • 段階1:口輪を見せる:まずは、口輪を愛犬に見せ、においを嗅がせます。 嫌がらずにおいを嗅げるようになったら、おやつを与えて褒めましょう。
  • 段階2:口輪を触らせる:口輪を愛犬の顔に軽く触れさせ、すぐに外します。 嫌がらないよう、短時間で行い、おやつと褒め言葉で強化します。
  • 段階3:口輪を着ける:口輪を短時間着けて、すぐに外します。 最初は数秒間だけ着けて、徐々に時間を延ばしていきます。 常に褒めて、安心感を高めましょう。
  • 段階4:口輪を着けたまま過ごす:口輪を着けたまま、普段通りの生活をさせていきます。 最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていきます。

このトレーニングは、数週間、場合によっては数ヶ月かかることもあります。 焦らず、愛犬のペースに合わせて進めていくことが大切です。 重要なのは、口輪を「良いもの」と関連付けることです。 おやつや褒め言葉だけでなく、愛犬が好きなおもちゃや遊びを取り入れるのも効果的です。

3. 環境調整:安全で安心できる空間を作る

愛犬が安全で安心できる空間を作ることも重要です。 例えば、愛犬専用のベッドや落ち着ける場所を用意し、他のペットや家族との接触を最小限に抑えるなど、環境を調整することで、愛犬のストレスを軽減できます。 こたつなど、愛犬が誤って噛みついてしまう可能性のある危険な場所には近づけないようにしましょう。

4. コミュニケーション:愛犬のサインを読み解く

愛犬の行動をよく観察し、そのサインを読み解く努力をしましょう。 唸り声、耳の角度、尻尾の動きなど、愛犬が不快感を示しているサインを見逃さないように注意しましょう。 これらのサインに気づいたら、すぐに状況を改善し、愛犬を落ち着かせましょう。 愛犬の気持ちを理解し、適切なコミュニケーションをとることが、攻撃性の改善に繋がります。

5. シャンプー方法:プロの力を借りる

シャンプーは、プロのトリマーに依頼することをお勧めします。 信頼できるトリマーさんを見つけ、愛犬の状態を詳しく説明し、安全なシャンプー方法を相談しましょう。 可能であれば、獣医さんの紹介を受けるのも良いでしょう。 自宅でのシャンプーは、愛犬の安全を確保できないため、避けた方が無難です。

専門家の視点:動物行動学者のアドバイス

動物行動学者によると、攻撃性の根本原因は、恐怖や不安、痛み、または過去のネガティブな経験に関連していることが多いです。 そのため、まず獣医による健康チェックを行い、身体的な問題がないことを確認することが重要です。 その後、信頼できるドッグトレーナーに相談し、愛犬の行動を分析してもらい、適切なトレーニング方法を学ぶことが不可欠です。 トレーニングは、段階的に、そして根気強く行う必要があります。 愛犬との信頼関係を築き、安全で安心できる環境を提供することで、攻撃性を軽減し、より良い関係を築くことができるでしょう。

まとめ:愛犬との幸せな生活のために

愛犬の攻撃性は、一朝一夕で解決できる問題ではありません。 しかし、獣医、ドッグトレーナー、そして飼い主さんの協力によって、必ず改善できる可能性があります。 焦らず、段階的に、そして根気強く取り組むことで、愛犬との幸せな生活を取り戻せるよう願っています。 愛犬の行動をよく観察し、そのサインを読み解くことで、より良いコミュニケーションを築き、信頼関係を深めていきましょう。

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