几帳面なのに部屋が散らかる!整理収納のプロが教えるすっきり部屋づくりの方法

几帳面と不精が同居した性格で、部屋がごみごみしています。あるべき場所にあるべきものがないのは嫌いなのでモノを失くすことがまずありません。時間も厳守だし、約束は絶対。だから「さすが几帳面なA型!」などと言われることも多いのですが…実は、出したものをしまう、とか、落ちたものを拾う、とか、そんな当たり前のことが苦手で、とてもルーズです。だから、恥ずかしながら部屋の掃除が下手。すべてのモノに仕舞い場所を作ることができないんです。でも、散乱しているモノも、何がどこにあるかは分かっているので、必要なものを見つけるのは早いし、モノは失くさない。さらに悪いことに、こまごましたものをたくさん使う仕事をしているので余計にデスクが片付きません。こんなアンバランスな人間は、どうやったら、すっきりした部屋づくりができるでしょう。

几帳面なのに散らかる…その原因と解決策

あなたは几帳面な性格で、時間厳守、約束は絶対という真面目な方なのに、部屋が散らかってしまうことに悩んでいるんですね。これは、整理整頓の「仕組み」ができていないことが原因かもしれません。「モノの場所が分かれば良い」という考え方は、実は整理収納においては不十分なのです。

几帳面なあなたは、完璧主義な傾向があるかもしれません。すべてのモノに完璧な収納場所を作り、常に完璧に片付いた状態を維持しようとすると、かえって負担になり、挫折してしまう可能性があります。

1. 完璧主義からの脱却:まずは「見える化」から始めよう

完璧主義を捨て、まずは「見える化」から始めましょう。すべてのモノに完璧な収納場所を作る必要はありません。まずは、現在散らかった状態を把握し、何がどれだけあるのかを明確にしましょう。

例えば、デスクの上にあるモノをすべて種類別に分けて、写真に撮ってみましょう。すると、意外なほど同じようなものがたくさんあったり、不要なものがたくさんあることに気づくはずです。この「見える化」によって、現状を客観的に把握し、整理収納の計画を立てやすくなります。

2. 収納場所の選定:用途と頻度で考える

モノの収納場所を決める際には、そのモノの「用途」と「使用頻度」を考慮しましょう。

* 毎日使うもの:手の届く範囲に収納しましょう。引き出しの上段や、デスクの上など、すぐに取り出せる場所に配置します。
* 週に数回使うもの:手の届く範囲から少し離れた場所に収納しましょう。引き出しの中段や、棚の上など、少し手を伸ばせば届く場所に配置します。
* 月に数回使うもの:手の届きにくい場所に収納しましょう。クローゼットの上段や、収納ケースの中など、必要な時に取り出せる場所に配置します。
* ほとんど使わないもの:思い切って処分しましょう。どうしても捨てられない場合は、別の場所にまとめて収納し、定期的に見直すようにしましょう。

3. 収納アイテムの活用:グレーの収納ボックスで統一感を

収納アイテムを活用することで、見た目もスッキリと片付いた印象になります。特に、グレーの収納ボックスは、どんなインテリアにも合わせやすく、統一感のある空間を作ることができます。

様々なサイズの収納ボックスを用意し、モノの種類や大きさに合わせて使い分けましょう。ラベルを貼ることで、中身が一目で分かり、探しやすくなります。透明なボックスを使うと、中身が見えるので、さらに便利です。

4. 「しまう」習慣の確立:小さなことから始めよう

「出したものをしまう」という習慣を身につけるためには、小さなことから始めましょう。例えば、使った食器をすぐに洗う、読んだ本をすぐに棚に戻すなど、小さな行動を積み重ねることで、自然と「しまう」習慣が身につきます。

最初は、完璧にしようとせず、できる範囲で良いので、少しずつ習慣化していきましょう。

専門家からのアドバイス:整理収納アドバイザーの視点

整理収納アドバイザーの視点から、さらに具体的なアドバイスをさせていただきます。

1. 時間制限を設ける:タイマーを活用

完璧主義なあなたは、整理収納に時間をかけすぎてしまう傾向があるかもしれません。そこで、時間制限を設けて作業を進めることをお勧めします。例えば、15分間だけ片付けをする、など、タイマーを活用することで、効率的に作業を進めることができます。

2. 「捨てる」勇気を持つ:不要なモノは処分する

モノを減らすことは、整理収納において非常に重要です。不要なモノは、迷わず処分しましょう。処分する基準としては、「1年以上使っていないもの」「今後使う予定がないもの」などを目安にすると良いでしょう。

3. 定期的な見直し:習慣化が大切

整理収納は、一度で完璧に終わるものではありません。定期的に見直しを行い、不要なモノを処分したり、収納方法を見直したりすることで、常にスッキリとした状態を保つことができます。例えば、月に一度、あるいは季節の変わり目に、整理収納を見直す習慣を身につけることをお勧めします。

グレーインテリアを取り入れたすっきり空間例

グレーは、落ち着いた雰囲気で、どんなインテリアにも合わせやすい万能カラーです。グレーを基調としたインテリアで、すっきりとした空間を作り出すことができます。

例えば、壁や床にグレーを使用し、家具や小物には、ホワイトやベージュなどの明るい色を組み合わせることで、洗練された空間を演出できます。また、グレーの収納ボックスやカーテンを使用することで、統一感のある空間を作り出すことも可能です。

グレーの様々なトーンを組み合わせることで、奥行きのある空間を演出することも可能です。濃いグレーのアクセントウォールと、薄いグレーの家具を組み合わせることで、スタイリッシュな空間を演出できます。

まとめ:少しずつ、無理なく、すっきりとした部屋を目指しましょう

几帳面なのに部屋が散らかってしまうのは、完璧主義や「しまう」習慣の不足が原因かもしれません。完璧主義を捨て、まずは「見える化」から始め、少しずつ「しまう」習慣を身につけていきましょう。グレーの収納ボックスなどを活用し、統一感のある空間を作ることで、見た目もスッキリとした部屋を実現できます。専門家のアドバイスを参考に、あなたに合った方法で、無理なく、すっきりとした部屋づくりを目指しましょう。

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