冷蔵庫の騒音対策に吸音材は効果あり?設置場所と選び方のポイント

吸音材について2 先ほどは、ご回答ありがとうございました。 こういった事に疎いので、色々なサイトを読みましたがいまいちよく分からなくて・・・ 吸音材はオーディを関係によく使われ、余計な音をカットする役割を持っているとあり、余計混乱しています。 お礼にも書きました通り、もし壁や部屋との反響を抜きにした場合はどうなのでしょう? コンプレッサーの近くに吸音材を置いたら音を吸収してくれるのでしょうか? それとも吸収した音を壁に伝えて、結局変わりなしでしょうか・・・ 冷蔵庫本体には吸音材は貼れないので壁に設置しようかと思っていました。

冷蔵庫の騒音問題と吸音材の効果

冷蔵庫の騒音でお困りのようですね。特にコンプレッサーの稼働音は、生活空間で気になる音の一つです。吸音材は、音の反射を抑え、音圧を低減する効果があります。しかし、吸音材の効果は、設置場所や材質、そして音の種類によって大きく異なります。 単に吸音材を設置すれば良いというわけではなく、適切な場所に適切な吸音材を設置することが重要です。

壁への吸音材設置の効果

冷蔵庫のコンプレッサーの近くに吸音材を設置することで、直接的な騒音は吸収されます。しかし、壁に伝わる振動は完全に遮断できない可能性があります。 これは、吸音材が音を吸収する一方で、振動エネルギーの一部は壁に伝わるためです。そのため、壁への吸音材設置は、直接的な騒音低減に効果的ですが、完全な静寂を目指すには、他の対策も併用する必要があるでしょう。

吸音材の種類と選び方

吸音材には様々な種類があり、それぞれ特性が異なります。主な種類と、冷蔵庫の騒音対策に向いているものを紹介します。

  • グラスウール:安価で吸音性能が高く、扱いやすい。ただし、チクチクする可能性があるので、カバーが必要。
  • ロックウール:グラスウールと同様、吸音性能が高く、不燃性であるため安全。ただし、取り扱いに注意が必要。
  • ウレタンスポンジ:柔らかく、加工しやすい。吸音性能はグラスウールやロックウールに劣る場合もあるが、手軽に使える。
  • フェルト:柔らかく、見た目が良い。吸音性能はそれほど高くはないが、インテリアに馴染みやすい。
  • 吸音パネル:デザイン性が高く、インテリアに合わせやすい。価格はやや高め。

冷蔵庫の騒音対策には、グラスウールやロックウールなどの吸音性能の高いものがおすすめです。ただし、断熱材として販売されているものの中には、吸音性能が低いものもありますので、パッケージをよく確認して選びましょう。 また、厚みのあるものほど吸音効果が高いため、設置スペースに合わせて適切な厚みを選びましょう。

吸音材の設置方法と注意点

吸音材を設置する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 密着させる:吸音材と壁の間に隙間があると、吸音効果が低下します。隙間なく設置しましょう。
  • 適切な面積:吸音材の面積が小さすぎると効果が期待できません。冷蔵庫のコンプレッサーから発生する騒音の範囲を考慮して、適切な面積の吸音材を選びましょう。
  • 通気性を確保:吸音材によっては、通気性を確保する必要があるものもあります。特にグラスウールやロックウールは、湿気がこもるとカビが生える可能性があります。換気を考慮した設置を心がけましょう。
  • 安全性:吸音材の種類によっては、人体に有害な物質が含まれている場合があります。安全な製品を選び、適切な取り扱いを行いましょう。

専門家の視点:音響設計の観点から

音響設計の専門家によると、冷蔵庫の騒音対策には、吸音材だけでなく、制振材も効果的です。制振材は、振動を吸収する材料で、コンプレッサーからの振動を直接抑えることで、騒音を低減できます。吸音材と制振材を併用することで、より効果的な騒音対策が可能です。

例えば、冷蔵庫の背面や側面に制振材を貼り付け、さらにその上に吸音材を設置することで、より効果的な騒音対策が期待できます。

実践的なアドバイス:冷蔵庫の騒音対策

冷蔵庫の騒音対策は、吸音材の設置以外にも様々な方法があります。

  • 冷蔵庫の設置場所を見直す:壁から離して設置したり、床に防振マットを敷いたりすることで、振動による騒音を軽減できます。
  • 冷蔵庫のレベル調整:冷蔵庫が傾いていると振動が大きくなるため、水平になるように調整しましょう。
  • 定期的な清掃:冷蔵庫内部の汚れやホコリは、コンプレッサーの負担を増やし、騒音の原因となる場合があります。定期的に清掃しましょう。
  • 冷蔵庫の買い替え:どうしても騒音が気になる場合は、静音タイプの冷蔵庫への買い替えを検討しましょう。

これらの対策を組み合わせることで、より効果的な騒音対策を実現できるでしょう。

まとめ

冷蔵庫の騒音対策に吸音材は有効な手段の一つですが、設置場所や種類、そして他の対策との組み合わせが重要です。 本記事で紹介した情報を参考に、ご自宅の状況に合った最適な対策を見つけてください。 まずはホームセンターなどで吸音材を確認し、小さな面積から試してみることをお勧めします。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)