冬の結露と湿度対策:壁掛け湿度計と卓上湿度計の値の差と適切な湿度

冬の結露と湿度についてですが、湿度計を壁に設置しているのと据え置き型の湿度計では壁に設置したのが値が高くなります。壁に設置した湿度計が75を示し卓上型が60を示します。雨の日は壁に設置したのが85パーセントを示す日もあります。建物の条件もありますが、我が家の場合木造の2階建ての部屋で増改築の際ドロカベに石膏ボードを使用し外壁がヘイベルを使用した作りになっています。暖房は石油ファンヒーターを使用し、この冬寒いので電気ストーブも併用しています。部屋の温度が11度の場合壁側の湿度計は75で卓上が60に。石油ファンヒーターを18度設定で運転して、部屋は12畳のフローリングの場合の湿度の値を適切な値を参考までにおしえてください。

湿度計の値の差:壁掛けと卓上型の違い

湿度計の値に差が出るのは、設置場所による温度と空気の循環の違いが主な原因です。壁掛け型の湿度計は、壁面に直接接触しているため、壁面の温度の影響を受けやすく、周囲の空気よりも温度が低くなりがちです。特に冬場は、外壁の温度が室温よりも低いため、壁面付近の空気は冷やされ、相対湿度が高く表示されます。一方、卓上型の湿度計は、空気の循環が比較的良好な場所に置かれるため、壁面の影響を受けにくく、より室内の平均的な湿度を反映します。

さらに、雨の日には外壁の温度が下がり、結露が発生しやすくなります。そのため、壁掛け型の湿度計は、より高い湿度を示す傾向があります。

木造住宅と結露:ヘーベルハウスと石膏ボードの影響

ご自宅は木造2階建てで、増改築時にドロカベに石膏ボードを使用し、外壁にヘーベルハウスを使用しているとのこと。ヘーベルハウスは高気密・高断熱性能に優れていますが、それでも結露のリスクはゼロではありません。石膏ボードは吸湿性があるため、壁内部に湿気が蓄積されやすく、壁掛け湿度計の値が高くなる一因となっています。

ヘーベルハウスにおける結露対策

ヘーベルハウスのような高気密住宅では、適切な換気が非常に重要です。24時間換気システムが搭載されていると思いますが、フィルターの清掃や換気システムの点検・メンテナンスを定期的に行い、常に適切な換気が行われていることを確認しましょう。

石油ファンヒーターと電気ストーブ併用時の湿度

石油ファンヒーターと電気ストーブを併用することで、室温は上昇しますが、同時に空気中の水分が奪われます。特に石油ファンヒーターは、燃焼時に水分を消費するため、空気が乾燥しやすくなります。そのため、湿度が低くなる傾向があります。

12畳フローリングの適切な湿度と温度

12畳のフローリングの部屋で、室温11℃、壁掛け湿度計75%、卓上湿度計60%という状況では、壁面付近の結露が懸念されます。石油ファンヒーターで18℃に設定しても、壁面温度が低いままの場合、結露は改善しない可能性があります。

適切な湿度は、一般的に40~60%と言われています。しかし、冬場は少し高めでも問題ありません。目安としては50~60%を維持するのが理想的です。

湿度を適切に保つための具体的な対策

* 加湿器の使用:適切な湿度を保つために、加湿器の使用が効果的です。超音波式や気化式など、様々なタイプがありますので、部屋の広さや好みに合わせて選びましょう。
* 窓の結露対策:窓ガラスに結露が発生している場合は、窓を開けて換気をする、または窓用の結露防止シートなどを活用しましょう。
* 換気の工夫:こまめな換気は、湿気対策に非常に有効です。特に、調理後や入浴後は、窓を開けて換気しましょう。
* 除湿機の併用:湿度が高すぎる場合は、除湿機を併用することで、適切な湿度を保つことができます。
* 植物を置く:観葉植物は、空気中の水分を吸収する効果があります。ただし、過剰な水分は与えないように注意しましょう。
* 湿度計の適切な設置場所:湿度計は、直射日光が当たらない、壁から離れた場所に設置しましょう。

専門家のアドバイス:建築士の視点

建築士の視点から見ると、壁掛け湿度計と卓上湿度計の値の差は、壁体の断熱性能や空気の滞留状況を示唆しています。特に、増改築部分の断熱性能が低い可能性があります。 壁体内結露を防ぐためには、断熱材の追加や、換気システムの改善を検討する必要があるかもしれません。専門業者に相談し、住宅診断を受けることをお勧めします。

まとめ:快適な室内環境を目指して

冬の結露と湿度は、健康面や住宅の寿命にも影響を与えるため、適切な対策が必要です。湿度計の値を参考に、上記で紹介した対策を参考に、快適な室内環境を保ちましょう。 特に、壁面結露が気になる場合は、専門家の意見を聞くことが重要です。

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