冬の朝、室温10℃湿度70%の洋室…赤ちゃんがいる家庭の結露対策と湿度管理

我が家の湿度について。朝起きて、洋室が室温10℃湿度70%っておかしいですか?ちなみに普通の一枚ガラスで12畳、です。部屋には洗濯物もありますが、一度ベランダで水分飛ばして半乾き~部屋におきます。最近サッシのカビが気になり初めて…結露は仕方ないのですが赤ちゃんが産まれたばかりなので気になります。対策などありましたら宜しくお願い致します_(._.)_

室温10℃、湿度70%の洋室…それは異常?

朝起きて、室温10℃、湿度70%の12畳の洋室…確かに異常と言えるでしょう。特に、窓が単板ガラスで、しかも洗濯物が室内に干してある状況では、結露が発生しやすい環境になっています。赤ちゃんがいるご家庭では、カビやダニの繁殖、そして何より赤ちゃんの健康面への影響が心配されます。これは決して「仕方ない」と諦めるべき状況ではありません。

なぜ室温10℃、湿度70%は問題なのか?

* 結露の発生:室温と外気温の差が大きいと、窓ガラス表面に水滴が付着する結露が発生します。湿度70%という高い湿度も結露を促進する大きな要因です。
* カビ・ダニの繁殖:結露はカビやダニの温床となります。特に、赤ちゃんは免疫力が未発達なため、カビやダニのアレルギー症状を起こしやすいです。
* 赤ちゃんの健康への影響:カビやダニによるアレルギー性鼻炎、気管支喘息などのリスクが高まります。また、低温・高湿度の環境は、赤ちゃんの風邪を引き起こしやすくなります。
* 建物の劣化:長期間にわたる結露は、建物の木材や壁を腐食させ、建物の寿命を縮めます。

結露対策と湿度管理:具体的なステップ

では、具体的にどのような対策をとれば良いのでしょうか?以下のステップに沿って、一つずつ改善していきましょう。

1. 換気:こまめな換気で空気の入れ替えを

最も重要な対策は換気です。 窓を開けて、部屋の空気を入れ替えることで、室内の湿度を下げ、結露の発生を抑えることができます。特に朝起きてすぐに、そして夜寝る前には必ず換気を行いましょう。

* 短時間換気:1日に数回、5~10分程度の短時間換気をこまめに行うのが効果的です。
* 窓の開け方:窓を少しだけ開けて換気する「点検換気」や、2ヶ所の窓を開けて空気の通り道を作る「通風換気」がおすすめです。
* 換気扇の活用:キッチンや浴室の換気扇を回すことで、室内の湿気を排出できます。

2. 除湿:除湿機や乾燥剤で湿度をコントロール

換気だけでは不十分な場合は、除湿機を活用しましょう。除湿機は、室内の湿度を効果的に下げるのに役立ちます。

* 除湿機の選び方:部屋の広さに合った容量のものを選びましょう。コンプレッサー式は強力に除湿できますが、消費電力が大きいです。デシカント式は低温でも除湿効果が高いですが、消費電力がやや大きいです。
* 乾燥剤の併用:除湿機と併用して、クローゼットや押入れなどに乾燥剤を置いておくと、さらに効果的です。

3. 洗濯物の干し方:室内干しは避ける

室内に洗濯物を干すと、室内の湿度が上昇します。可能であれば、ベランダや浴室乾燥機を使って、洗濯物を外で乾かすようにしましょう。どうしても室内干しする場合は、扇風機などを使い、乾燥を促進させましょう。

4. 断熱対策:窓の断熱性を高める

単板ガラスは断熱性が低いため、結露しやすいです。窓に断熱シートを貼ったり、カーテンやブラインドを活用したりすることで、窓からの熱の逃げを抑制し、結露を軽減できます。

* 内窓の設置:予算に余裕があれば、内窓を設置することで、断熱効果を大幅に向上させることができます。専門業者に相談してみましょう。
* 断熱カーテン:厚手のカーテンや断熱効果のあるカーテンを使用しましょう。

5. サッシのカビ対策:定期的な清掃と防カビ対策

サッシのカビは、健康被害だけでなく、建物の劣化にも繋がります。定期的に清掃し、防カビ剤を使用するなど、適切な対策を行いましょう。

* 清掃方法:中性洗剤を薄めた水で洗い、よく乾燥させましょう。
* 防カビ剤:市販の防カビ剤を使用しましょう。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から見ると、今回の状況は単板ガラスの窓と、十分な換気システムの不足が原因の一つと考えられます。長期的な解決策としては、窓の二重サッシへの交換や、換気システムの改善を検討することが必要です。

まとめ:赤ちゃんを守るための快適な室内環境づくり

室温10℃、湿度70%という環境は、赤ちゃんがいる家庭では決して許容できるものではありません。換気、除湿、断熱対策など、複数の対策を組み合わせることで、結露を抑制し、カビやダニの繁殖を防ぎ、赤ちゃんにとって安全で快適な室内環境を作ることができます。

上記の対策を参考に、まずはできることから始めてみましょう。それでも改善が見られない場合は、専門家(建築士や不動産業者など)に相談することをお勧めします。

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