六畳和室の暖房効率UP!カーテン仕切りキッチンとの温度差対策

キッチンスペースとカーテン一枚で仕切られている六畳の和室に住んでるんですけど、エアコンの暖房がなかなか暖まりません。効率よく部屋を暖める方法はありますか?

六畳和室の暖房効率が悪い原因:空間の仕切りと気密性

六畳の和室で、キッチンとカーテン一枚で仕切られている状態では、暖房効率が悪いのは当然です。その原因を詳しく見ていきましょう。

1. カーテンによる空気の流動

カーテンは、空気の遮断には不向きです。隙間から冷気が流れ込み、暖まった空気がキッチン側に逃げてしまうため、和室がなかなか暖まらないのです。これは、気密性の低さが大きな原因です。

2. 空間の仕切りによる温度差

キッチンと和室がカーテン一枚で仕切られていると、空間が完全に分離されないため、キッチンの暖かさも和室に十分に伝わってきません。暖房効率を上げるには、空間を適切に仕切る必要があります。

3. 和室特有の断熱性の低さ

多くの和室は、窓や壁の断熱性が現代の住宅と比べて低い傾向があります。特に古い建物では、窓からの熱損失が大きいため、暖房効率が悪くなります。

六畳和室を効率よく暖めるための具体的な対策

では、具体的な対策を見ていきましょう。

1. カーテンの改善:断熱カーテンの導入

まず、カーテンを断熱性の高いものに変えることをおすすめします。一般的なカーテンよりも断熱効果が高い断熱カーテンは、空気の層を閉じ込めることで、冷気の侵入を防ぎ、暖気を逃がしません。厚手の生地や、遮光性が高いカーテンも効果的です。

* 選び方のポイント:生地の厚さ、遮光性、断熱機能(保温性)を確認しましょう。裏地が付いているものや、特殊な素材を使用しているものほど断熱効果が高いです。
* 具体的な商品例:ニトリ、IKEA、Amazonなど、様々なメーカーから様々な価格帯の断熱カーテンが販売されています。ご自身の予算に合わせて選んでください。

2. 空間の仕切り改善:間仕切りの設置

カーテンだけでは不十分な場合は、間仕切りを検討しましょう。

* おすすめのタイプ:
* **アコーディオンドア:** 空間を柔軟に仕切ることができ、価格も比較的安価です。
* **プリーツスクリーン:** コンパクトに収納でき、デザイン性も高いです。
* **建具の設置:** 予算に余裕があれば、本格的な建具を設置することで、より高い断熱効果が期待できます。

3. 断熱性の向上:窓と壁の対策

窓からの熱損失を防ぐために、窓に断熱シートやカーテンレールに取り付けられる断熱ブラインドなどを設置しましょう。また、壁の断熱性を高めるために、壁に断熱材を追加することも効果的です。ただし、壁の断熱材追加は専門業者に依頼する必要がある場合が多いです。

4. 暖房器具の選定と使い方

エアコンだけでは不十分な場合は、補助的な暖房器具を活用しましょう。

* **おすすめ暖房器具:**
* **電気ストーブ:** 即効性があり、ピンポイントで暖めたい場所に最適です。
* **オイルヒーター:** じんわりと暖かく、乾燥しにくいのが特徴です。
* **パネルヒーター:** 壁掛けタイプなど、省スペースで設置できるものもあります。

* **効率的な使い方:**
* タイマー機能を活用して、必要な時間だけ暖房を使う。
* 部屋の温度を下げすぎないように、こまめに温度調整をする。
* 暖房器具の近くに物を置かないようにする。

5. その他工夫

* 窓の隙間を塞ぐ:窓枠と窓の間に隙間がある場合は、テープなどで塞ぎましょう。
* 床の断熱:カーペットやラグを敷くことで、床からの冷気を防ぎます。
* 家具の配置:暖房器具の近くに家具を置かないようにしましょう。
* こまめな換気:適切な換気は、空気を循環させ、暖房効率を上げる効果があります。

専門家(建築士)の視点

建築士の視点から見ると、カーテン一枚での仕切りは、断熱性能の観点から非常に非効率です。特に冬場は、冷気がカーテンの隙間から侵入しやすく、暖房効率が著しく低下します。より効果的な対策としては、前述した通り、断熱性の高いカーテンや間仕切り、窓の断熱対策などを組み合わせることが重要です。また、必要に応じて、断熱材の追加工事なども検討することをお勧めします。

まとめ:総合的な対策で快適な空間を

六畳の和室を効率よく暖めるためには、カーテンの改善、空間の仕切り改善、断熱性の向上、暖房器具の選定と使い方、そしてその他の工夫を総合的に行うことが重要です。これらの対策を組み合わせることで、快適な暖房環境を実現できるでしょう。

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