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築19年中古住宅のリフォーム費用見積もりとプランニング
築19年の鉄筋コンクリートブロック造平家建て、104.62㎡の住宅を全面リフォームする計画ですね。ご希望のリフォーム内容を元に、費用とプランニングについて詳細に検討してみましょう。1000万円の予算で実現可能かどうか、具体的な内訳と共に解説します。
リフォーム内容別費用概算
以下は、ご希望のリフォーム内容別の費用概算です。価格はあくまで目安であり、実際の費用は使用する資材、施工業者、地域差などによって変動します。
- ①トイレ新設: 50万円~80万円(既存設備撤去、配管工事、壁・床工事、トイレ本体、便器、手洗い器等を含む)
- ②脱衣所改装&洗面台交換: 30万円~60万円(洗面台、収納、床・壁工事等を含む。広さや仕様で大きく変動)
- ③ユニットバス交換: 50万円~100万円(サイズ、機能、メーカーによって大きく変動)
- ④システムキッチン交換: 80万円~150万円(サイズ、機能、メーカー、造作レベルによって大きく変動)
- ⑤間仕切り壁撤去&リビング拡張: 20万円~50万円(壁撤去、開口部作成、補強工事等を含む。構造上の問題がないか確認が必要)
- ⑥和室新設: 30万円~60万円(畳、壁、建具等を含む。広さや仕様によって変動)
- ⑦フローリング張替: 50万円~100万円(面積、使用する材料によって変動)
- ⑧和室を洋室2部屋へ変更: 40万円~80万円(間仕切り、クローゼット作成、建具、壁・床工事等を含む)
- ⑨玄関ドア交換: 10万円~30万円(デザイン、材質によって変動)
- ⑩外壁塗装: 50万円~100万円(面積、使用する塗料によって変動)
その他費用
上記以外にも、以下の費用が必要となる可能性があります。
- 設計費用: 5万円~20万円(設計事務所に依頼する場合)
- 諸経費: 工事全体の5~10%程度(申請費用、廃材処分費用など)
- 解体費用: 状況に応じて発生
- 電気・水道・ガス工事: 新設・変更が必要な場合
- unforeseen expenses: 予期せぬ費用(工事中に問題が発生した場合など)10%程度を見込むのが安全
1000万円予算の可能性
上記を合計すると、最低でも700万円~1500万円程度の費用がかかると予想されます。ご希望のすべてのリフォームを1000万円の予算で行うのは、かなり厳しいと言わざるを得ません。
予算内で実現可能なプラン
予算を1000万円に抑えるためには、以下の様な工夫が必要です。
- 優先順位をつける: 必須項目とそうでない項目を明確にし、優先順位をつける。例えば、外壁塗装は後回しにするなど。
- 仕様を見直す: 高級な建材や設備ではなく、コストパフォーマンスの良いものを選択する。
- DIYを取り入れる: 一部の作業をDIYで行うことで、人件費を削減できる可能性がある。
- 複数の業者に見積もりを取る: 複数の業者に見積もりを依頼することで、価格を比較し、最適な業者を選ぶことができる。
- デザインをシンプルにする: デザインをシンプルにすることで、材料費や工数を削減できる。
専門家の意見
建築士やリフォーム業者に相談することで、より具体的な見積もりと、予算内で実現可能なプランニングが可能になります。構造上の問題や、法規上の制限なども考慮してもらう必要があります。
具体的なアドバイス
* 間取り変更: 壁の撤去は構造に影響がないか、専門家による確認が必須です。耐力壁の撤去は、補強工事が必要になる可能性が高く、費用も増加します。
* 和室の洋室化: 子供部屋として使用する場合は、将来的な使いやすさを考慮し、クローゼットの配置や収納スペースを十分に確保しましょう。
* 外壁塗装: 外壁の劣化状況を確認し、必要に応じて補修工事を行う必要があります。
* 設備機器: 高機能な設備機器は高価ですが、省エネ性や使い勝手の良さも考慮しましょう。
まとめ
全面リフォームは、費用と時間のかかる大きなプロジェクトです。ご希望の内容をすべて実現するには、1000万円では不足する可能性が高いです。優先順位を決め、仕様を見直すなど、予算と相談しながら計画を進めることが重要です。専門家の意見を聞きながら、現実的なプランを作成することをお勧めします。