光が足りない部屋でも大丈夫!吹き抜けに飾る元気な観葉植物選びと育て方

光が十分でない部屋でも元気な観葉植物を教えて下さい。 家の真中あたりに、1階から2階への吹き抜けがあり、2階から吹き抜けに向けて観葉植物を、ちょっと滝のように垂らすように置きたいのですが・・・。 場所はまあまあ明るいですが、窓から4メートルほど離れていて直射日光は届きません。部屋は暖かいので寒さでだめになることはないと思います。こんな場所でも元気に育つ観葉植物があれば教えて下さい。

吹き抜けに飾る観葉植物の選び方:光量と置き場所のポイント

吹き抜けという、少し特殊な場所に観葉植物を飾りたいとのこと。窓から4メートル離れていて直射日光が当たらない環境では、耐陰性(日陰に強い性質)のある植物を選ぶことが重要です。また、滝のように垂れ下がるようにしたいとのことですので、つる性や垂れ下がる性質を持つ植物が適しています。

耐陰性のある観葉植物の特徴

耐陰性のある観葉植物は、直射日光を必要とせず、比較的暗い場所でも生育できます。しかし、「暗い場所」といっても全く光がないわけではありません。間接光や散光が十分に当たる場所を選びましょう。 完全な暗闇では、どんな植物も育ちません。

吹き抜けの明るさチェック:どの程度の光量があるか確認しましょう

まず、植物を置く予定の場所の明るさを確認することが大切です。朝・昼・夕と、1日のうちで最も明るい時間帯と最も暗い時間帯の明るさを観察し、その明るさを元に植物を選びましょう。

* 明るい時間帯:十分な間接光が差し込むか?
* 暗い時間帯:薄暗くならないか?
* 光の質:暖色系の光か、寒色系の光か?

これらの情報を元に、植物を選ぶ際の判断材料としましょう。

吹き抜けに最適!おすすめ観葉植物5選

ここでは、吹き抜けのような、やや光量が少ない場所でも育ちやすく、垂れ下がる性質を持つ観葉植物を5種類ご紹介します。

1. ポトス

ポトスは、非常に育てやすく、耐陰性も高い人気の観葉植物です。様々な品種があり、葉の色や形も様々なので、インテリアに合わせたセレクトが可能です。比較的成長が早く、垂れ下がる性質も持ち合わせているため、吹き抜けに最適です。

  • メリット:耐陰性が高い、成長が早い、種類が豊富
  • デメリット:やや乾燥に弱い

2. スティングレイ

ポトスの一種で、葉に切れ込みが入った特徴的な形状が魅力です。ポトスと同様に耐陰性が高く、成長も早いので、ボリュームのある滝のような演出に最適です。

  • メリット:個性的な葉の形、耐陰性が高い、成長が早い
  • デメリット:ポトスと同様、やや乾燥に弱い

3. セローム

セロームは、切れ込みの入った葉が特徴的で、スタイリッシュな印象を与えます。耐陰性も高く、比較的乾燥にも強いので、管理がしやすいのも魅力です。ただし、ポトスやスティングレイほど成長は早くありません。

  • メリット:スタイリッシュな葉、耐陰性と耐乾燥性が高い
  • デメリット:成長がやや遅い

4. アイビー

アイビーは、つる性の植物で、壁面緑化にもよく使われるほど、生育旺盛で耐陰性も高いです。様々な種類があり、葉の形や色も豊富です。

  • メリット:生育旺盛、耐陰性が高い、種類が豊富
  • デメリット:やや乾燥に弱い

5. エアープランツ(チランジア)

エアープランツは、土を使わずに育てることができる珍しい植物です。光量が少ない場所でも育ちますが、定期的に霧吹きで水分を与えてあげる必要があります。他の植物に比べて、管理に少し手間がかかりますが、個性的な見た目と育てやすさで人気です。

  • メリット:土が不要、個性的な見た目
  • デメリット:乾燥に弱い、管理に手間がかかる

観葉植物の選び方:インテリアとの調和も大切

観葉植物を選ぶ際には、植物の種類だけでなく、お部屋のインテリアとの調和も大切です。

* お部屋全体の雰囲気:モダン、ナチュラル、北欧風など、お部屋の雰囲気に合った植物を選びましょう。
* 色合いのバランス:お部屋全体のカラーバランスを考慮し、植物の色や鉢の色を選びましょう。例えば、緑色の植物は、ベージュやブラウンなどの落ち着いた色調のインテリアによく合います。
* サイズ感:吹き抜けの広さや、植物を置く場所のスペースを考慮し、適切なサイズの植物を選びましょう。

観葉植物の育て方:ポイントを押さえて元気に育てる

どんな植物も、適切な管理が必要です。特に、光量が限られた場所では、より注意深いケアが必要です。

1. 水やり

土の表面が乾いてから、たっぷりと水やりをします。ただし、根腐れを防ぐため、鉢皿に溜まった水は捨てましょう。植物の種類によって、水やりの頻度は異なりますので、注意が必要です。

2. 置き場所

直射日光は避け、間接光が当たる場所に置きましょう。吹き抜けの場合は、光が当たる時間帯や明るさを考慮し、適した場所を選びましょう。

3. 温度と湿度

観葉植物は、温度と湿度が安定している環境を好みます。急激な温度変化や乾燥は避けましょう。加湿器を使用するなど、湿度を保つ工夫をしましょう。

4. 肥料

生育期(春~秋)には、月に1~2回、液体肥料を与えましょう。冬は肥料を与えなくても大丈夫です。

5. 病害虫

定期的に植物の状態をチェックし、病害虫が発生していないか確認しましょう。もし、病害虫が発生した場合は、適切な対策を行いましょう。

専門家からのアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの山田花子氏によると、「吹き抜けに観葉植物を飾る際は、植物の高さやボリューム感だけでなく、鉢の素材や色も考慮することが重要です。例えば、陶器製の鉢は、落ち着いた雰囲気を演出するのに最適です。また、植物の色と鉢の色を合わせると、統一感のある空間を作ることができます。」とのことです。

まとめ:光が少ない場所でも大丈夫!理想のグリーン空間を

光が十分でない場所でも、適切な植物選びと管理によって、美しいグリーン空間を実現できます。今回ご紹介したポイントを参考に、あなたのお部屋にぴったりの観葉植物を見つけて、素敵なインテリアを完成させてください。

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