先住猫の激しい怒り方と多頭飼いの成功への道

閲覧ありがとうございます。長文になりますが、よろしくお願いいたします。ペット可のマンションで5歳になる猫（♀）と一緒に暮らしています。子猫の時から一匹飼いで、他の猫と顔を合わせた事がほとんどありません。先日、子猫（3か月♂）を諸事情で引き取りました。家に来て今日で三日目ですが、良く鳴く子です。初日：子猫をゲージにいれようとしたさい、子猫が先住猫に気づいて駆け寄り、先住猫に威嚇されました。大慌てで子猫は逃げ、先住はその後普段寝床にしている押し入れから出てきませんでした。夜は子猫を隣の部屋においているケージで寝させ扉を閉めて姿が見えなくしたところ先住猫は押し入れから出てきていつも通り私のそばで寝ました。二日目：先住猫は子猫に威嚇はするのですが手を出したりはしません。一日傍にいたので、子猫を好きなように遊ばせていました。先住猫は興味があるのか警戒しているのか、子猫を監視すよるように見ていました。夜は昨日同様、扉でお互いの姿が見えないようにして先住猫と一緒に寝ました。本日三日目：仕事のため子猫はケージに。先住は閉じ込めることなく自由に。ただし、お互いの姿が見えないよう扉は閉めていました。帰ってきてからまず先住に声をかけ、おやつをあげました。それから子猫におやつをあげ、甘えて鳴き続けるので遊んであげていました。一度先住の様子が気になって扉を開けたら、子猫が入ってしまい先住と鉢合わせ。ここで、先住が「うー」とうなったり、「シャーっ」と威嚇するのではなく喋るように怒りだしました。まるで発情期の最中の猫のような怒り方です。（先住は避妊していて、発情経験皆無です）そこで質問なのですが。先住猫のこの怒り方、通常の威嚇よりも激しい怒り方なのでしょうか？？また、こんな状況でこの二匹が仲良くなる事はあるのでしょうか？？怒り方に対してと、今後二匹をどうすべきかアドバイスいただけるとありがたいです。

Contents

1 先住猫の激しい怒りの原因と多頭飼いの注意点
- 1.1 通常の威嚇とストレス反応の違い
2 多頭飼いの成功のための具体的なステップ
3 まとめ

先住猫の激しい怒りの原因と多頭飼いの注意点

ご質問にある先住猫の「喋るように怒る」という表現は、通常の威嚇とは異なる、強いストレスや不安を示している可能性が高いです。「うー」という声や発情期のような怒り方は、恐怖や圧倒的なストレスからくる反応と考えられます。子猫の鳴き声や存在自体が、先住猫にとって大きな負担になっているのでしょう。 5年間、一匹で暮らしてきた猫にとって、突然現れた子猫は、縄張りへの侵犯、資源（飼い主の愛情、寝場所、食事など）の奪い合いと感じる大きなストレス要因となります。

通常の威嚇とストレス反応の違い

通常の威嚇は、「シャー」という威嚇音や耳を後ろに倒す、体を低くするなどのボディランゲージで表現されます。これは「近づくな」という警告であり、攻撃に移る前の段階です。しかし、ご質問のケースでは、発情期のような激しい怒りの表現があり、これは単なる威嚇を超えた、強いストレス反応と判断できます。

多頭飼いの成功のための具体的なステップ

先住猫と子猫が仲良くなる可能性は十分にあります。しかし、焦らず、段階的に関係を築いていくことが重要です。以下に具体的なステップを示します。

フェロモン製品の活用

フェリウェイなどの猫用フェロモン製品は、猫の安心感を高める効果があります。スプレータイプやディフューザータイプがあり、部屋に噴霧することで、猫のストレスを軽減し、落ち着かせます。特に、先住猫と子猫が接触する場所や、それぞれの休憩場所などに使用すると効果的です。

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徹底した環境整備

猫が安全に過ごせる空間を作ることは非常に重要です。

複数のトイレ、餌場、水飲み場を用意する：資源の競合を避けるため、先住猫と子猫それぞれに、十分な数のトイレ、餌場、水飲み場を用意しましょう。場所を離して設置することで、ストレスを軽減できます。
隠れ家を作る：猫は隠れ場所を必要とします。段ボール箱、猫用ベッド、キャットタワーなど、それぞれが自由に隠れられる場所を複数用意しましょう。特に先住猫にとって、安全で落ち着ける隠れ家は必須です。
高所を確保する：猫は高い場所を好む傾向があります。キャットタワーや棚などを設置し、猫が自由に登れる場所を作ることで、安心感を与え、お互いの距離を保つことができます。

段階的な接触

いきなり自由に接触させるのではなく、徐々に距離を縮めていくことが大切です。

匂いの交換：最初は、それぞれのタオルやベッドなどを交換し、お互いの匂いに慣れさせることから始めます。数日間かけてゆっくりと行いましょう。
間接的な接触：扉を開けて、お互いの姿が見える状態にしてみます。最初は、お互いが落ち着いていられる距離を保つことが重要です。威嚇し合うようであれば、すぐに扉を閉めて、距離を保ちましょう。
短い時間での接触：お互いが落ち着いていれば、数分間だけ同じ部屋で過ごさせてみます。最初は監視しながら、すぐに離れることができるように準備しておきましょう。先住猫が子猫に攻撃的な行動をとるようであれば、すぐに分離します。
遊びの時間：子猫が先住猫に近づくことを促すために、おもちゃを使って遊ばせましょう。先住猫が子猫に興味を示すようになれば、徐々に距離が縮まる可能性があります。

専門家のサポート

状況が改善しない場合、動物病院や動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。専門家は、猫の行動を分析し、適切なアドバイスや治療法を提供してくれます。

まとめ

多頭飼いは、猫同士の性格や相性、飼い主の努力によって成功も失敗もあります。焦らず、猫のペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけて関係を築いていくことが重要です。先住猫のストレスを軽減し、安全な環境を整えることで、多頭飼いの成功の可能性を高めることができます。専門家のアドバイスも積極的に活用し、猫たちが幸せに暮らせるよう、根気強く取り組んでいきましょう。