先住猫と新入り猫の仲良し作戦!11歳猫と2歳猫、3歳猫の多頭飼育成功への道

先住猫11歳♂と新入り2歳♂&3歳♂が仲良くなる方法。3歳♂と2歳♂の2匹の猫を飼っています。 この度、両親のマンションを受け継ぐことになりました。 実家には、もうじき11歳♂の猫が1匹います。 我儘に育ったのか、怒るとすぐに人間に噛みついたり殴ったりします。 嚙み癖に関しては、人間が出血するほどに噛んできます・・・。 流石に、年齢のためか普段は走り回ったりは全然しません。 それに対して2.3歳の♂猫達はまだまだヤンチャで2匹で走り回っては喧嘩したり、毛繕いしあったりの日々です。 実家で2匹を11歳猫に合わせたら間違いなくどちらかが流血沙汰になると思い、最初は部屋を隔離してストレスを軽減しようと思うのですが・・・ ずっと1匹で育ってきた猫と若い猫での共存生活は難しいでしょうか? 2LDKあるので、6畳ある1部屋を完全に2匹の部屋にして、残りの部屋は11歳猫が好きに出入りできるようにする予定です。 皆さんの猫ちゃんは先住猫と上手くいきましたか? 2歳・3歳の二匹でも完全に仲良くなるのに1ケ月はかかりました。。。。 可能であれば、11歳猫を含めて3匹とも自由に行き来できるようにしたいと思っていますが、難しいでしょうか? アドバイス頂けると幸いです。

多頭飼育の難しさ、そして成功への道

11歳猫と2歳猫、3歳猫の多頭飼育、確かに簡単ではありません。特に、11歳猫が人間に噛みつく癖があるとのことですので、慎重な導入が必要です。しかし、不可能ではありません。適切な手順と時間、そして愛情を注げば、3匹が共存できる可能性は十分にあります。 若い猫同士の仲良くなる期間が1ヶ月かかったとのことですが、年齢差のある猫の場合、さらに時間がかかることを覚悟しましょう。

段階的な導入:ストレス軽減が鍵

いきなり3匹を同じ空間に放つのは危険です。まずは、段階的な導入が重要です。

ステップ1:匂いの交換

最初は、それぞれの猫の匂いを交換することから始めましょう。それぞれの猫のタオルやベッドなどを、互いの部屋に置いて、徐々に相手の匂いに慣れさせます。この段階で、猫同士が直接顔を合わせることはありません。

ステップ2:視覚的な接触

匂いに慣れてきたら、次に視覚的な接触を試みます。完全に隔離された部屋ではなく、例えば、ドアの隙間からお互いを見られるようにするなど、少しずつ距離を縮めていきましょう。この時、猫が落ち着ける隠れ家を用意しておくことが重要です。

ステップ3:短い時間での面会

視覚的な接触に慣れてきたら、短い時間だけ、監督のもとで面会させます。最初は数分間だけにし、猫たちの様子を注意深く観察します。どちらかが威嚇したり、攻撃的な行動を示したりしたら、すぐに隔離します。

ステップ4:徐々に時間を延長

問題なく面会ができた場合は、徐々に面会時間を延長していきます。常に猫たちの様子を観察し、必要に応じて休憩を挟みます。

ステップ5:自由に行き来

最終的には、3匹が自由に部屋を行き来できるようにします。しかし、この段階になっても、猫同士のトラブルが起きる可能性はあります。常に監視し、必要に応じて隔離できる体制を整えておくことが重要です。

環境整備:猫がリラックスできる空間を

猫がリラックスできる環境を作ることも、多頭飼育成功の鍵となります。

隠れ家の確保

猫は、安全で落ち着ける場所を必要とします。それぞれの猫に、十分な数の隠れ家を用意しましょう。キャットタワー、猫ベッド、ダンボールハウスなど、様々なタイプの隠れ家を用意することで、猫たちは自分のテリトリーを確保でき、ストレスを軽減できます。

トイレ・餌場・水の確保

猫の数だけ、トイレ、餌場、水を用意しましょう。資源の奪い合いを防ぎ、ストレスを軽減する効果があります。場所も分散させ、それぞれの猫が自由にアクセスできるようにします。

垂直空間の活用

猫は高い場所を好むため、キャットタワーや棚などを設置して、垂直空間を確保しましょう。これにより、猫同士の距離を保ち、ストレスを軽減できます。

フェロモン製品の活用

フェリウェイなどのフェロモン製品を使用することで、猫のストレスを軽減し、リラックスした環境を作ることができます。

11歳猫の噛み癖への対処

11歳猫の噛み癖は、年齢によるものだけでなく、ストレスや不安、病気などが原因となっている可能性もあります。獣医さんに相談し、原因を特定することが重要です。

* 獣医による健康チェック:まずは、獣医さんに健康状態をチェックしてもらいましょう。痛みや病気などが原因で、噛みつく行動が出ている可能性があります。
* 行動療法:噛み癖は、行動療法で改善できる可能性があります。専門の動物行動学者に相談し、適切なトレーニングを受けましょう。
* ストレス軽減:ストレスを軽減するための環境整備も重要です。隠れ家や安全な場所を確保し、猫がリラックスできる環境を作りましょう。

専門家の意見

動物行動学者によると、「多頭飼育は、猫の性格や年齢、そして飼い主の努力次第で成功する可能性は十分にあります。しかし、猫同士の相性やストレスレベルを常に観察し、適切な対応をすることが不可欠です。特に高齢猫の場合、変化への対応が難しいため、ゆっくりとしたペースで進めることが重要です。」とのことです。

まとめ

多頭飼育は、時間と忍耐、そして愛情を必要とする作業です。しかし、適切な手順と環境整備、そして猫たちの様子を注意深く観察することで、必ず成功する可能性があります。焦らず、ゆっくりと進めていきましょう。 猫たちが幸せに暮らせるよう、飼い主さんの努力が実を結ぶことを願っています。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)