先住猫と新入り猫の仲良し作戦!多頭飼育のストレス軽減と円満な共存を目指して

先住猫と新入り猫を仲良くさせる方法について教えていただきたいです。うちでは元々三匹のメスの猫を飼っていました。そこに一週間ほど前に弟が捨てられていたまだ生後間もないオス猫を連れて帰ってきました。弟も自分なりに色々調べたみたいで、一週間くらいは新入りの猫は隔離させて、それからはケージに入れて他の猫と対面させるのがいいと言うのでその通りにして、一週間は新入り猫を2階の小部屋に隔離してましたが、ケージがないので一週間経ったら、少しずつリビングに下ろし他の猫たちと対面させました。遠目だったり、新入り猫を私が抱っこした状態だとみんな落ち着いてるようなんですが、新入り猫はまだ子猫でオスと言うこともあってかとにかく落ち着きがなく、他の猫たちを追いかけ回してしまいます。そうすると当然、他の猫たちは驚いてしまい逃げ回り、新入り猫をすごい威嚇してしまいます。新入り猫にだけでなく先住猫たち同士でイライラしてしまい、今まで大人しかった3番目の猫が2番目の猫をたまに威嚇するようになってしまいました。今までそんなことは一度もなかったので二人ともかわいそうでした。また1番目の猫もイライラしていて他の猫を噛んだりします。また不安なのか、あまり喉を鳴らす子じゃなかったのに新入り猫に会わせた直後に母がだっこすると珍しく喉をならしていました。できれば新入り猫もうちでかってあげたいです。でももちろん、先住の三匹の猫たちも大切です。子猫はただ遊びたくて追いかけてしまうのに、威嚇されてしまう、先住の猫たちは急に新しい猫がやってきてストレスや不安に感じるのはよくわかります。お互いのことがわかるから、どちらのこともかわいそうで仕方ないです。特に3番目の猫はオス嫌いのようです。やはりケージは用意した方がいいでしょうか。またこの子たちをどうにか無理なく仲良くさせたいです。長文を読んでいただきありがとうございました。よろしくお願いします。

多頭飼育における猫のストレスと解決策

猫を複数匹飼う多頭飼育は、喜びも大きい反面、猫同士のトラブルやストレス、飼い主さんの負担増加といった課題も持ち合わせています。特に、先住猫と新入り猫の導入は、慎重な対応が必要です。今回のケースでは、生後間もないオス猫が、遊びたい盛りの活発さで先住猫を追い回し、先住猫たちは強いストレスを感じている様子が伺えます。 これは、新環境への適応、新しい猫の匂い、そしてオス猫特有の行動(遊び方)が原因と考えられます。

ストレスサインを見極める

猫のストレスサインは様々です。今回のケースでは、

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  • 威嚇行動の増加:毛を逆立てたり、シャーシャーと威嚇する
  • 攻撃行動の増加:噛んだり、引っ掻いたりする
  • 逃避行動:隠れたり、逃げ回ったりする
  • 食欲不振
  • トイレの失敗
  • グルーミングの異常:過剰なグルーミングや逆にグルーミングをしなくなる
  • 鳴き声の変化:過剰な鳴き声や、普段と異なる鳴き方をする

などが挙げられます。これらのサインに気づいたら、早めの介入が必要です。

具体的な仲良し作戦:段階的な導入と環境整備

猫同士の仲良しの秘訣は、急がず、猫たちのペースに合わせて、段階的に進めることです。

1. ケージ導入とフェロモン対策

まず、ケージの導入は強く推奨します。ケージは、新入り猫にとって安全な隠れ家となり、先住猫との距離を保つことができます。ケージ内には、猫ベッド、トイレ、給水器、おもちゃなどを用意し、快適な空間を確保しましょう。

さらに、フェロモン製品(フェリウェイなど)の使用も効果的です。フェロモンは猫の安心感を高め、ストレスを軽減する効果があります。ケージ内とリビングにディフューザーを設置することで、猫たちの緊張を和らげることができます。

2. 視覚的な接触から始める

ケージに新入り猫を入れ、先住猫たちが落ち着いてケージを認識できるよう、数日間はケージをリビングに置き、遠目からお互いの存在を確認させましょう。この段階では、無理に近づけたり、接触させたりする必要はありません。

3. 嗅覚的な交流

次に、新入り猫と先住猫の匂いを交換させましょう。それぞれの猫のタオルやベッドなどを交換し、お互いの匂いに慣れさせます。この方法で、お互いの存在を事前に認識させることで、直接対面した際の警戒心を軽減できます。

4. 徐々に距離を縮める

数日後、新入り猫をケージから出して、リビングで自由に動けるようにします。ただし、常に先住猫と新入り猫を監視し、追いかけっこが始まったり、威嚇し合ったりする場合は、すぐにケージに戻しましょう。

この段階では、安全な距離を保つことが重要です。例えば、新入り猫が先住猫に近づきすぎたら、おもちゃなどで気を紛らわせたり、別の部屋に誘導したりしましょう。

5. 遊びの時間

猫同士の遊びは、社会化を促進する上で非常に重要です。しかし、今回のケースでは、新入り猫の遊び方が先住猫たちを脅かしているため、猫同士の直接的な遊びは控えるべきです。代わりに、飼い主さんが猫たちと個別に遊んであげましょう。

それぞれのお気に入りのオモチャを使って、十分に運動と刺激を与え、ストレスを軽減します。

6. 専門家への相談

状況が改善しない場合、動物病院や猫行動の専門家への相談を検討しましょう。専門家は、猫たちの行動を分析し、適切なアドバイスや治療法を提案してくれます。

インテリアと猫のストレス軽減

インテリアも猫のストレス軽減に役立ちます。

* 隠れ家を増やす:猫は安全な場所を必要とします。キャットタワー、猫ハウス、棚など、猫が自由に隠れることのできる場所を複数用意しましょう。
* 垂直空間を活用する:猫は高い場所を好みます。キャットウォークや棚などを設置し、猫が自由に移動できる空間を作りましょう。
* 落ち着ける空間を作る:猫がリラックスできる静かな場所を確保しましょう。騒音や人の往来が少ない場所が理想的です。
* グレーのインテリア:グレーは落ち着きを与え、猫のストレス軽減に効果的です。

まとめ

多頭飼育は、猫同士の性格や相性、そして飼い主さんの努力によって、成功も失敗も大きく左右されます。今回のケースのように、問題が発生した場合は、焦らず、猫たちのペースに合わせて、段階的に解決策を講じることが大切です。 ケージの活用、フェロモン製品、そして専門家への相談を検討し、猫たちが安心して暮らせる環境づくりを目指しましょう。

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