先住猫と新入り猫の仲良し作戦!インテリアも活用した多頭飼育の成功への道

先住猫が新入り成猫に激しく威嚇します。仲良くなるにはどうすればいいでしょうか? 先月26日に成猫のオス(推定3~4歳)を保護しました。 うちにはもうすぐ1歳の避妊済みのメスがいます。 保護した男の子は穏やかな性格ほとんど鳴くことも無く、保護する際にも威嚇など全くせずにスリスリと寄ってきました。 3週間ほど先住猫とは隔離し、血液検査(猫エイズ・猫白血病は陰性)・蚤・ 回虫駆除・去勢も済ませ、先週より先住猫と対面させています。 先住猫も隔離期間に他の猫がいることには気がついていました。 対面した際には先住猫が新入りオスに激しく威嚇していました。 その日はすぐに対面は中止し、次の日から少しづつ対面時間を延ばしてきましたが 先住猫が激しく威嚇します。 穏やかな先住猫も威嚇ばかりされてさすがに怒ったのか、 尻尾を大きくし先住猫を追いかけ、飛び掛りそうな勢いでした。 今も状況は変わらず、先住は威嚇・新入りは最初は穏やかにいますが、 しだいにウーウーと唸りだし、いつでも飛び掛れそうな体勢でいます。 全てにおいて、先住猫を優先しています。 どうすれば先住猫と新入り猫が仲良くできますか? このまま隔離生活になってしまうのではと不安になります。 穏やかな猫だったので先住ちゃんと仲良くできると野良ちゃんを安易に保護したことが間違いだったのか?と 悩みます。

猫同士の仲良くなるためのステップ

多頭飼育は、猫にとっても飼い主さんにとっても喜びが多い反面、ストレスやトラブルも発生しやすいものです。特に、成猫同士の同居は、縄張り意識や順位争いが激しくなるため、慎重な対応が必要です。 今回のケースでは、先住猫が新入り猫を激しく威嚇している状況ですが、決して諦める必要はありません。時間と根気、そして適切な方法で、猫たちは仲良くなる可能性があります。

段階的な紹介が重要

いきなり対面させるのではなく、段階的に猫たちを紹介することが大切です。 匂いを共有させることから始め、徐々に距離を縮めていきます。

  • フェロモン製品の活用: 猫用フェロモン製品(Feliwayなど)は、猫を落ち着かせ、安心感を高める効果があります。 新入り猫と先住猫の生活空間にスプレーすることで、お互いの匂いを徐々に慣れさせることができます。
  • 匂いの交換: 新入り猫と先住猫のタオルやベッドなどを交換し、お互いの匂いに慣れさせることから始めましょう。数日間かけて、徐々に匂いを共有させます。
  • 視覚的な紹介: 最初は、ケージやベビーゲートなどで仕切り、お互いの姿が見えるようにします。 この段階では、距離を十分に保ち、威嚇行動が見られたらすぐに離しましょう。 数日間かけて、徐々に時間を延ばしていきます。
  • 間接的な接触: 匂いに慣れたら、ケージやベビーゲート越しに、おもちゃなどで遊びを通して交流を図ります。お互いが楽しんでいる様子を確認し、良い経験を積ませることが重要です。
  • 直接的な接触: 十分な時間をかけて、徐々に距離を縮めていきます。 最初は短い時間から始め、猫たちが落ち着いていられる範囲で、直接的な接触を許容します。 この時、常に猫たちの様子を観察し、威嚇行動が見られたらすぐに離しましょう。

環境整備でストレス軽減

猫のストレスを軽減するために、環境整備も重要です。

  • 隠れ家を用意する: 各猫に、それぞれ安全で落ち着ける隠れ家(猫ハウス、段ボールなど)を用意しましょう。特に新入り猫は、落ち着ける場所を確保することが重要です。
  • トイレ・餌場・水飲み場を複数設置する: 資源を複数用意することで、猫同士の競争を減らし、ストレスを軽減することができます。 それぞれが自由に使えるように、場所を離して設置しましょう。
  • 垂直空間を活用する: 猫は高い場所を好みます。キャットタワーや棚などを設置することで、猫たちが自由に移動し、お互いの距離を調整できるようになります。これは、縄張り争いを軽減する効果があります。
  • 安全な空間を作る: 猫が落ち着ける空間を作るために、インテリアにも工夫を凝らし、落ち着ける空間を確保しましょう。例えば、グレーの落ち着いたトーンの家具や、猫が登れるような棚などを配置することで、安全でリラックスできる空間を作ることができます。

インテリアと多頭飼育

インテリアは、猫たちのストレス軽減にも大きく関わってきます。 落ち着いた色合いの家具や、猫が自由に動き回れる空間を作ることで、多頭飼育の成功率を高めることができます。

色の効果

グレーは、猫にとって落ち着く色と言われています。 グレーを基調としたインテリアは、猫たちのストレスを軽減し、穏やかな雰囲気を作り出すのに役立ちます。 壁の色、カーテン、家具など、グレーを効果的に取り入れることで、猫にとって居心地の良い空間を作ることができます。

空間設計

猫が自由に動き回れる空間を作ることも重要です。 キャットウォークやキャットタワーを設置することで、猫たちは高い場所から周囲を見渡せ、安全感を確保できます。 また、隠れ家となるスペースも複数用意することで、猫たちが落ち着いて過ごせる空間を作ることができます。

専門家の意見

動物行動学の専門家によると、「猫同士の仲良くなるには、時間と忍耐が必要です。 猫は個体差があり、性格も様々です。 焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと関係を築いていくことが大切です。」とのことです。

まとめ

先住猫と新入り猫の仲良くなるには、段階的な紹介、環境整備、そして飼い主さんの愛情と忍耐が不可欠です。 焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと関係を築いていきましょう。 インテリアも活用し、猫たちが安心して過ごせる空間を作ることで、多頭飼育を成功に導きましょう。 もし、猫たちの行動に不安がある場合は、獣医さんや動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。 諦めずに、猫たちと楽しい多頭飼育ライフを送りましょう!

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