先住猫と子猫の多頭飼育:噛みつき問題と解決策

先住猫が子猫に噛みつきます。 先住4ヶ月と子猫2ヶ月半についてです。どちらもオスです。 子猫はよく食べますが、元々の体格のせいかまだ550gほどです。 先住はとても大きいです。1.5kg 以上はありそう… 子猫が家にきて1週間半がたちます。 先住は元々噛み癖があり、ペットショップから譲ってもらったので、甘噛みの加減がわかりませんでした。 最近はしつけて、人間に噛む際は良くなってきました。 子猫はブリーダーさんから譲ってもらい兄弟たちと二ヶ月過ごしていたのでおとなしく、噛んできたことは一度もありません。 今はお互い別々の部屋で過ごさせていますが、お互いが鳴き合います。 先住はおもちゃを出してくれ!といったときに鳴く声と同じ様な声で鳴きます。 子猫は外に出してくれ!と鳴いています。 二匹ともとてもうるさいので 一日に何度か一緒に過ごさせていますが、子猫をゲージから出すと、 先住が子猫を獲物の様に狙い、ガブーーーッと噛みつきます。 子猫は怪我はしていませんが、 シャーシャーと威嚇したり、唸り声をあげていますので、 私が先住を引き離します。 が、その繰り返しで、つねにガブガブ噛むので痛そうです。 血が出ていませんが、先住は耳がパタンと折れていますし、本気噛みのようです、、(p_-) なのでケージに戻しますが、また鳴きだします。 ご飯を食べるときは二人揃って食べさせていますが、二人ともご飯に夢中でその間だけ休戦です。 先住猫が先に食べ終わっても、子猫が食べ終わるまで待っています。 そしてまた噛みつきます。 子猫のほうは怖がる様子もなく、(噛まれた直後は怯えています)先住に向かっていきます。でも全敗です。 お腹を見せて降参しているのに噛みまくられています、、、。 ゲージの中では出せと鳴くので、 出したら出したで先住に追いかけ回されているのでストレスもあると思います。子猫はすごく甘えん坊で、抱くとすぐにゴロゴロと喉を鳴らすような子で、寂しがりやでミャーミャー鳴いているし、本当に性格の良い子なので、とても可哀想です。 実家の母の所で飼うことにするか迷っています。補足おもちゃなどで気をそらそうとしてみますが、子猫ちゃんはオモチャで遊んでくれますが、先住は今まで大好きだったオモチャに目もくれません…。。 子猫ちゃんをみてめちゃくちゃ興奮した様子なんです。 威嚇したり怖がったりはありません。 ただ遊びたい、おもちゃだと思っている様なのです。

多頭飼育における猫同士の噛みつき問題:原因と解決策

先住猫と子猫の同居生活、特に噛みつき問題への対応は、猫の性格や年齢、そして飼い主さんの適切な介入が重要です。 4ヶ月と2ヶ月半のオス猫同士という状況は、縄張り意識や優位性の争いが起こりやすい環境と言えるでしょう。 先住猫の噛み癖、子猫の小ささ、そしてお互いのコミュニケーション不足が、問題を複雑にしています。

噛みつき行動の原因を分析する

先住猫が子猫を「獲物」のように攻撃する行動は、狩猟本能の表れである可能性が高いです。子猫の小ささや動きは、先住猫の狩猟本能を刺激し、遊びのつもりでも、子猫にとっては痛く、恐怖を感じる行動となっています。 また、先住猫は、子猫をライバルと認識し、縄張り争いをしている可能性もあります。 さらに、先住猫が元々持っていた噛み癖も、問題を悪化させている要因の一つです。

具体的な解決策:段階的なアプローチ

解決策は、先住猫と子猫のストレスを軽減し、お互いの存在に慣れてもらうことを目指す必要があります。 焦らず、段階的にアプローチすることが重要です。

ステップ1:完全な隔離と環境エンリッチメント

まずは、完全に別々の部屋で生活させ、お互いの存在に慣れさせる期間を設けましょう。 この間、それぞれの猫に十分な環境エンリッチメントを提供することが大切です。

  • 十分な遊びの時間: 猫それぞれに、十分な時間をかけて遊んであげましょう。 おもちゃの種類を豊富に用意し、猫の好奇心を刺激する工夫を凝らしましょう。 先住猫には、今まで気に入っていたおもちゃを使用し、子猫には猫じゃらしやボールなど、様々な種類のおもちゃを用意しましょう。
  • 快適な休息場所: 高い場所、隠れ家など、それぞれの猫が安全に休息できる場所を複数用意しましょう。 猫は高い場所を好みますので、キャットタワーを設置するのも良いでしょう。
  • 食事場所の確保: それぞれの猫が落ち着いて食事ができる場所を確保しましょう。 食事中に他の猫が近づいてこないように配慮しましょう。
  • トイレとウォーターボウル: それぞれの猫に清潔なトイレと新鮮な水を用意しましょう。 複数個用意することで、ストレスを軽減できます。
  • フェロモン製品の使用: 猫用フェロモン製品(Feliwayなど)を使用することで、猫の安心感を高めることができます。

ステップ2:短い時間での間接的な接触

完全隔離期間の後、徐々に接触時間を増やしていきます。 最初は、ゲージ越しに、お互いの存在を認識させることから始めます。 この段階では、お互いに見える位置にゲージを置き、距離を保ちながら、様子を観察します。 猫が落ち着いていれば、数分間だけゲージを開けて、お互いの匂いを嗅がせる時間を設けても構いません。 ただし、常に監視し、少しでも攻撃的な兆候が見られたら、すぐに隔離しましょう。

ステップ3:監視下での直接接触

ゲージ越しに問題なく過ごせるようになったら、監視下で直接接触させ始めます。 最初は、広い部屋で、先住猫と子猫を同時に放し飼いにして、様子を観察します。 この時、安全な場所(高い場所や隠れ家)を複数用意し、子猫が逃げられるように配慮することが大切です。 先住猫が子猫に攻撃的な行動を取ったら、すぐに注意し、引き離しましょう。 この段階では、おもちゃを使って気を紛らわせるのも有効です。

ステップ4:段階的な時間延長

直接接触に慣れてきたら、徐々に一緒に過ごす時間を延長していきます。 最初は数分間だけ、徐々に時間を伸ばしていきましょう。 常に猫の様子を観察し、問題が発生したら、すぐに隔離します。

専門家のサポートも検討する

状況が改善しない場合は、動物病院や動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。 専門家は、猫の行動を分析し、具体的な解決策を提案してくれます。 また、必要に応じて、薬物療法などの治療法も検討できます。

猫同士の仲良しサインを見極める

猫同士の仲が良いかどうかは、一概に判断できません。 今回のケースのように、噛みつき行動が見られる場合は、仲が良いとは言えません。 しかし、ご飯を一緒に食べるなど、一定の共存関係が成立している可能性もあります。

仲良しのサイン

  • グルーミング: お互いに毛づくろいをする
  • 寄り添って寝る: 同じ場所で一緒に寝る
  • 穏やかな遊び: 穏やかに追いかけっこをする
  • ボディランゲージ: 尾をゆっくりと振る、リラックスした姿勢をとる

これらのサインが見られる場合は、猫同士の仲が良い可能性が高いです。 しかし、噛みつきや威嚇などの攻撃的な行動が見られる場合は、仲が良いとは言えません。

まとめ:根気と愛情で多頭飼育を成功させましょう

多頭飼育は、猫同士の性格や相性、飼い主さんの努力によって成功も失敗もします。 今回のケースのように、噛みつき問題が発生した場合でも、諦めずに、段階的にアプローチすることで、解決できる可能性があります。 専門家のアドバイスを受けながら、根気強く、愛情をもって接することで、猫たちが幸せに暮らせる環境を築きましょう。 焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけて、多頭飼育の喜びを味わってください。

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