先住猫と子猫の多頭飼いの不安解消!仲良くなるための具体的なステップ

先週、我が家に新しく子猫が来ました。家には既に先住猫がいます。子猫が来て10日近くになるのですが、なかなか2匹の仲が進展せず、少し心配です。子猫は基本ケージに入れていました。初めの頃は先住猫の威嚇がひどかったです。しかし、最近になってほとんどなくなってきたので昨日初めてケージから出しました。しかし、ケージから出した途端状況が逆戻りしてしまいました。 一応病院の先生にも相談したのですが、どうやら初めて見る子猫が怖いらしいのです。無理やり猫同士を同じ部屋に入れるなどの無理強いはしていないのですが、この先仲良くなれるのか心配です。子猫のほうは先住猫の前でお腹を出したり、一緒に遊ぼうと物陰に隠れて飛び出すのですが、それがかえって先住猫を怖がらせてしまっているみたいなのです。先住猫は怖がって子猫のいる部屋に近づかなくなってしまいました。★先住猫 ・猫種はサバトラ。現在4歳で、今年で5歳になる。性別は♂ ・性格は優しくおっとりしていて、大人しい。人が大好き ・庭に来る野良猫を家の中から見ていたことがあるくらいで、他猫との接触はほとんどない ★新しく来た子猫(捨て猫) ・現在、推定では生後3か月弱。性別は♀ ・猫種はサバトラ ・性格は非常におてんばで、エネルギーで溢れている。初対面の人を少し警戒 ・猫好きらしい(捨て猫だったころの保護主さんより) 子猫は先住猫に合わせて大人しい子を選んだつもりでした。候補の子猫を4~5匹実際に会いに行ってその中で一番大人しかった子を選びました。しかし、猫なだけに猫をかぶっていたのか、あるいは人慣れしていなかっただけなのか、我が家に来て3日ほど経つと物凄い勢いで走り回り、此方がやめないと無限に遊び続けるような体力で圧倒しています。私自身も驚いています。 あと、先住猫の嫉妬などに関しては気を使っています。今のところご飯を食べなくなったり、トイレに行かなくなったりなどはありません。2匹ともきちんと可愛がっています。 こちらもしっかりと様子を見守っていくのですが、初めてなこともあって心配です。猫を2匹以上、多頭飼いしておられる方、猫同士はどのくらいで仲良くなれたのでしょうか?

先住猫と子猫の多頭飼い:ゆっくりと時間をかけて仲良くしよう

猫同士の仲良くなるスピードは、猫の性格や年齢、これまでの生活環境などによって大きく異なります。数週間で仲良くなるケースもあれば、数ヶ月かかる場合もあります。焦らず、猫たちのペースに合わせてじっくりと時間をかけて仲良くさせていきましょう。今回のケースでは、先住猫が4歳と大人で、子猫との初めての出会いという状況を考慮すると、より慎重な対応が必要です。

子猫と先住猫の仲良くなるための具体的なステップ

フェロモン製品の活用

猫のストレス軽減に効果的なフェロモン製品(フェリウェイなど)を活用しましょう。フェリウェイは猫の安心感を高める効果があり、特に新しい環境やストレスの多い状況下で効果を発揮します。子猫と先住猫のいる部屋にディフューザーを設置することで、双方の緊張を和らげ、より穏やかな関係を築きやすくなります。

別々の空間を用意する

子猫をケージから出した際に状況が悪化したことから、最初は完全に分離した空間を用意することが重要です。子猫には安全で落ち着けるケージや部屋を与え、先住猫には普段通りの生活空間を確保します。完全に隔離するのではなく、お互いの存在を感じられる程度の距離を保つことがポイントです。例えば、ドアを少し開けておくなど、視覚と嗅覚で相手を認識できる状態にすることが効果的です。

匂いの交換

お互いの匂いに慣れさせるために、タオルなどで猫たちの匂いを擦り付け、それぞれの寝床に置いてみましょう。これにより、相手を直接見なくても、匂いを通じてお互いの存在を認識し、警戒心を和らげることができます。

間接的なコミュニケーション

最初は直接顔を合わせさせず、おもちゃやフードボウルを介して間接的なコミュニケーションを促してみましょう。例えば、子猫が遊んでいるおもちゃを先住猫の目の届く場所に置いてみたり、フードボウルを離れた場所に置いて、お互いが同じ空間で食事をする機会を作るなどです。

段階的な距離の縮小

数日〜数週間かけて、徐々に距離を縮めていきます。最初はドアを開けてお互いの匂いを嗅がせ、その後、短い時間だけ同じ部屋で過ごさせ、徐々に時間を延ばしていきます。常に猫たちの様子を注意深く観察し、ストレスサイン(耳を後ろに倒す、尻尾を膨らませる、ハッとするなど)が見られたら、すぐに離してあげましょう。

安全な場所の確保

先住猫にとって安全で落ち着ける場所を確保することが重要です。高い場所(キャットタワーなど)や隠れ家を用意することで、子猫から逃げられる場所を作り、ストレスを軽減できます。

遊びを通して仲良くなる

子猫の旺盛なエネルギーをうまく活用しましょう。子猫と先住猫が一緒に遊べるようなおもちゃを用意し、遊びを通してコミュニケーションを促進します。ただし、無理強いはせず、猫たちが自主的に参加できるような状況を作るのが大切です。

専門家への相談

状況が改善しない場合は、獣医や動物行動学者に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、猫たちの状態に合わせた適切な対応策を見つけることができます。

多頭飼いの成功例:時間と忍耐が鍵

多くの多頭飼い経験者は、「時間と忍耐」が重要だと語っています。猫同士の性格や相性によって、仲良くなるまでの期間は大きく異なります。焦らず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと関係を築いていくことが大切です。

まとめ

先住猫と子猫の多頭飼いは、時間と忍耐、そして適切な対応が必要となります。今回ご紹介したステップを参考に、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと仲良くなれるようサポートしていきましょう。

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