先住犬(ポメラニアン)と子犬(チワワ)の多頭飼育:初めての対面とトラブル対処法

先住犬(一歳、ポメラニアン、雄、3.9kg)と子犬(二ヶ月、チワワ、雄、600g)の多頭飼育について相談です。一週間前に子犬を迎えました。一週間は先住犬とは基本別の部屋で、日に何回かゲージ越しに対面させ、においをかがせていました。お互い威嚇することもなく、尻尾を振りあっていたので、子犬をケージから出し直接対面させてみました。先住犬も最初はにおいを嗅ぎながら遠慮がちに近づいていましたが、子犬が先住犬の足を噛みまくり、それに興奮したのか、唸りはしないですが大きく口をあけて子犬の口を抑え込もうとしていました。本気噛みじゃないし大丈夫かな、と思いながら近くで見ていたのですが、先住犬がどんどん興奮してしまい手で押さえつけ喉元を噛もうとしていました。まだ子犬がヨチヨチで、先住犬は少し大きくなってから迎えたこともあり、怪我したら…と思って子犬をケージに帰したのですが…先住犬が興奮して走り回り、子犬を踏んだりぶつかったりしてキャンと鳴いたりしている。肉球パンチを繰り出し、抑え込もうとしている。大きく口を開け、子犬の口や首を噛もうとしている。このような時、どうすればいいのでしょうか?いずれの時も先住犬は唸ったりはしていません。手を出すべきか、見守るべきか…止めに入るラインがわかりません。子犬のケージの前で寝ていたりするので嫌いではないのかな、と思っていたのですが…子犬が先に噛むなどして構いまくって、それに興奮した先住犬にやられて子犬が逃げようとしているのに、尚先住犬が追いかけている状況です。補足:そうなんです!まずは子犬がいきなり突撃して後ろ足に噛み付いたりするのですが、先住犬がヒートアップしてくると嫌になるのか私の所に逃げて来ようとしてるのを先住犬がまだ追いかけて抑え込もうとするので、止めるべきなのかどうなのか悩みます…

多頭飼育における最初のトラブル:興奮した先住犬とやんちゃな子犬

初めての多頭飼育は、多くの飼い主さんが直面する課題です。特に、年齢や性格の異なる犬種同士の場合、摩擦が生じる可能性が高くなります。今回のケースでは、先住犬であるポメラニアンと、子犬のチワワの間で、興奮と追いかけっこ、そして噛みつきというトラブルが発生しています。 重要なのは、この状況を「先住犬が悪い」と決めつけないことです。 子犬のいたずらと、それに反応した先住犬の行動、両方の側面を理解することが、解決への第一歩となります。

興奮状態の犬への対処法:介入のタイミングと方法

先住犬が唸らず、興奮している状態での対処法は、状況判断が非常に重要です。手を出すべきか、見守るべきか、その判断基準は「危険度」です。

介入が必要なサイン

* 激しい噛みつき: 本気噛みかどうかは、歯の食い込み具合、犬の表情(目や口)、唸り声などで判断します。 もし、皮膚が破れるほどの噛みつきや、明らかに痛みを与えているようであれば、すぐに介入が必要です。
* コントロール不能な興奮: 先住犬が走り回り、周囲の物にぶつかり、子犬を危険に晒している状況であれば、介入が必要です。
* 子犬がパニック状態: 子犬が逃げ場を失い、恐怖で震えている、悲鳴を上げているなど、明らかにパニック状態であれば、介入が必要です。

介入方法

介入が必要な場合は、決して子犬を庇うように先住犬に近づかないことが大切です。先住犬は、子犬を「獲物」と認識している可能性があります。 代わりに、以下の方法を試みてください。

  • 大きな声で注意を促す: 「ダメ!」など、強い口調で注意します。 同時に、先住犬の名前を呼ぶことで、注意を自分に集中させます。
  • 水を吹きかける: スプレーボトルに入った水を先住犬に吹きかけ、興奮を鎮めます。 驚かせすぎないように、少し離れた位置から吹きかけます。
  • 物理的な分離: 安全な距離を保ちながら、先住犬と子犬を物理的に隔離します。 ケージや別の部屋に子犬を移動させる、あるいは先住犬を別の部屋に移動させるなど、状況に応じて対応します。

絶対にやってはいけないことは、先住犬を叱りつけることです。興奮状態の犬は、叱責を理解できません。むしろ、さらに興奮を招く可能性があります。

多頭飼育の成功のための具体的なステップ

今回のトラブルを教訓に、より円滑な多頭飼育を目指しましょう。

段階的な慣れ合い

* 匂いの交換: ゲージ越しでの対面を、より長く行いましょう。 数時間、あるいは一日中、ゲージを隣同士に置いて、匂いを共有させます。
* 短い時間での接触: 数分間だけ、監視下で直接対面させます。 すぐに問題行動が見られたら、すぐに分離します。
* 遊びの導入: 両方の犬がリラックスしている状況で、それぞれに別々の場所で、おやつを与えたり、おもちゃで遊ばせたりします。 徐々に、同じ部屋で、お互いを意識しながらも、別々に遊ぶ時間を増やします。
* 食事時間を分ける: 食事の時間は、それぞれの犬にとって重要な時間です。 最初は、別々の場所で食事をさせ、徐々に距離を縮めていきます。

専門家のサポート

状況が改善しない場合、動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。 専門家は、犬の行動を分析し、具体的な解決策を提案してくれます。

インテリアと多頭飼育:安全で快適な空間づくり

多頭飼育において、インテリアの役割は非常に重要です。 安全で快適な空間を作ることで、犬同士のストレスを軽減し、トラブルを予防することができます。

安全対策

* 子犬の安全確保: 子犬が自由に動き回れるスペースを確保し、同時に先住犬から安全に隔離できる場所(ケージなど)を用意します。
* 危険物の撤去: 犬が誤って口に入れてしまう可能性のある危険物(電気コード、小さな玩具など)を、手の届かない場所に移動させます。
* 家具の配置: 家具の配置は、犬同士の衝突を防ぎ、それぞれの犬が落ち着けるスペースを確保するのに役立ちます。

快適な空間

* それぞれの居場所: それぞれの犬が落ち着いて過ごせる、自分だけの場所(ベッドやクッションなど)を用意します。
* 遊び場: 犬が自由に走り回れるスペースを確保します。
* リラックスできる空間: 落ち着いた雰囲気の空間を作ることで、犬のストレスを軽減します。 例えば、自然素材の家具や、落ち着いた色のインテリアを使用するなど。

まとめ

多頭飼育は、喜びと同時に、多くの課題を伴います。 今回のケースのように、トラブルが発生した場合でも、焦らず、冷静に対処することが大切です。 段階的な慣れ合いと、必要に応じて専門家のサポートを受けることで、犬同士が仲良く暮らせる環境を作ることができます。 インテリアも、安全で快適な空間づくりに役立つ重要な要素です。

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