元野良猫のストレスと対処法:里親探し、野生復帰、そしてあなたの心のケア

怒りまくっている元野良猫の対処法。自然に戻してもいいのでしょうか? 怒りまくっている元野良猫の対処法。自然に戻した方がいいのでしょうか? 一週間ほど前に野良猫(6ヶ月)を3匹保護しました。 元々、子猫のうちから近所の方々と無責任に餌をあげてしまって そのせいで起こってしまった糞害に激怒した近所のお爺さんに 猫が糞をしなくならないようなら(私が餌をあげなくても) 毒の餌を蒔く、保健所に相談して捕獲して殺して貰う、私の家に糞を投げ入れてやる!と怒鳴り込まれました。 なので注意されて数時間後には庭に穴を掘り猫用トイレを設置、今後餌は一切あげないと言ったのですが… 知っているだけでもご近所三軒餌をあげている方がいらっしゃるので 糞害が必ず無くなる訳では無い。。いつ毒の餌を蒔かれるか解らない。 と思い、思い切って良く家に来る子猫3匹(6ヶ月前後)たちだけでも保護しました。 ※親猫達のためには砂場用の砂を買ってきて本格的にトイレを作り、 ご近所さん達にも餌を無闇に与えないようお願いしました。 そして、本題なのですが 保護した子猫についてです。 子猫は双子の白い猫(♂・♀)と一人っ子トラ(♀)がいます。 一応、感染病検査・駆虫・ノミダニ駆除・ワクチン・オスだけは去勢を行った状態です。 最初は里親を捜そうと思っていたのですが 一人っ子のトラの女の子が予想以上にキレています。家に餌を食べに来ていた時は 結構なついていると思ったのですが… 部屋の中に放すとベッドの下に入り込みずっと出てこないし ご飯も食べてくれないので昨日やっと捕まえてケージの中に入れました(白双子は外) そしたら、もう大暴れでケージの中に入れておいた段ボール製ベッドを噛みまくりボロに… ケージも壊そうと暴れております。正直、ケージとかは壊れるのは仕方無いと思うのですが なんだかストレスで猫が体を壊してしまうのでは無いかと心配です。 しかし、部屋の中に放してしまうとまたベッドの下に潜り込んでしまうし、、 実は、私自身保護をしておいて難なんですが一度も猫を飼った事がありません。 元々は里親を捜そうと思って保護したのですがこの気性の荒さ…無事飼い主さんが現れる気が全くしません。 そして、もし飼い主さんが見つからなかった場合に 私が愛情を持って飼って育てるのが可能なんだろうかと言う恐怖があります。 そして 庭に作ったトイレが幸をなしたのか、 糞害が無くなったと笑顔になったお爺さんに言われたのもあり これ以上猫が増えない用に避妊手術だけしてあげて野生に返す事を考えてしまいます。 人間の事情で勝手に捕まえて人間の事情で勝手にまた自然に帰すというのは 本当に身勝手な好意だとは思うのですが、、、私も猫もストレスでどうにかなってしまいそうです。 本当にどうしたらいいのでしょうか。。 (もしかして、避妊手術をすると気性が穏やかになるとかありますか?

元野良猫の保護とストレス:現状分析

あなたは、近隣住民とのトラブルを回避するため、そして猫たちの安全を守るために、勇敢な決断をされました。しかし、保護したトラ猫の激しい反応に戸惑い、行き詰まっている状況です。これは、野良猫特有の警戒心と、保護された環境への適応不良が原因と考えられます。

トラ猫の行動とストレスのサイン

トラ猫のベッドの下への隠遁、食事拒否、ケージ内での破壊行為は、強いストレスの表れです。これは、過去の辛い経験や、現在の不安定な環境への適応困難さを示唆しています。 ケージ内での暴れ方は、恐怖や不安からくる行動であり、決して猫があなたを攻撃しようとしているわけではないことを理解しましょう。

里親探しと野生復帰:難しい選択

里親探しは、猫の性格や過去の経験を考慮すると、容易ではありません。特に、警戒心が強く、攻撃的な面を持つトラ猫の場合、一般家庭への譲渡は困難が予想されます。一方、野生復帰も安易な選択ではありません。一度人間に保護された猫は、野生での生存能力が低下している可能性があり、飢餓や病気、他の動物との争いなど、多くの危険にさらされます。安易な野生復帰は、猫にとって大きなリスクを伴います。

具体的な解決策:段階的なアプローチ

トラ猫の状況を改善し、最善の選択をするためには、段階的なアプローチが必要です。

1.トラ猫の安心感を高める

まずは、トラ猫のストレスを軽減することに集中しましょう。

ケージ環境の見直し

* ケージ内を安全で快適な空間に変えましょう。段ボールベッドの代わりに、柔らかい布製のベッドや猫専用のハンモックを用意し、隠れ家となるスペースを確保します。
* ケージのサイズも重要です。猫が自由に動き回れるだけの十分な広さが必要です。
* ケージの位置も工夫しましょう。人の視線から少し離れた、静かで落ち着ける場所に設置します。
* フェロモン製品の活用:猫用フェロモン製品(Feliwayなど)を使用すると、猫の安心感を高める効果があります。

食事と水分補給

* 猫が好むフードを探しましょう。ウェットフードや、香りが強いフードを試してみるのも良いでしょう。
* 少量ずつ、こまめに食事を与えます。強制的に食べさせるのではなく、猫が自ら食べるのを待ちましょう。
* 新鮮な水を常に用意します。

ゆっくりとしたコミュニケーション

* 猫に無理強いせず、距離を保ちながら様子を見守りましょう。優しく声をかけたり、猫が触らせてくれるまで待ちましょう。
* 猫がリラックスしている時に、ゆっくりと手や指を近づけ、触れ合う練習をします。

2.専門家のサポート

猫の行動に不安がある場合は、獣医や動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。専門家は、猫のストレスの原因を特定し、適切な対処法をアドバイスしてくれます。

獣医による健康チェック

トラ猫の健康状態を確認するために、獣医による健康診断を受けさせましょう。病気や痛みによって攻撃的になっている可能性もあります。

動物行動学者の相談

動物行動学者は、猫の行動を専門的に分析し、具体的な改善策を提案してくれます。

3.里親探しの継続と準備

里親探しの活動を継続する場合は、猫の性格や特徴を正確に伝えることが重要です。

里親募集サイトの活用

信頼できる里親募集サイトに詳細な情報を掲載しましょう。写真や動画で猫の可愛らしさや個性をアピールし、保護猫の特性を理解している人に譲渡することを目指します。

譲渡条件の明確化

譲渡条件を明確に提示することで、適切な里親を見つけることができます。例えば、「猫とのゆっくりとした関係構築に理解のある方」など、具体的な条件を記載しましょう。

4.野生復帰の検討:慎重な判断

野生復帰は、猫の安全と幸せを最優先して慎重に検討する必要があります。

獣医への相談

野生復帰を検討する前に、獣医に相談し、猫の健康状態や野生での生存可能性についてアドバイスを求めましょう。

地域の状況確認

猫が安全に暮らせる環境かどうか、地域の状況を十分に確認します。餌場や隠れ家、天敵の存在などを調査する必要があります。

段階的な環境への適応

いきなり野に放つのではなく、徐々に自然環境に慣れさせる必要があります。ケージから屋外への移動、そして最終的に完全な野生復帰という段階的なアプローチが重要です。

5.あなたの心のケア

猫の保護と世話は、あなたにとって大きな負担になっているかもしれません。

ストレス軽減策

* 十分な睡眠をとりましょう。
* 適度な運動をしましょう。
* 友人や家族に相談しましょう。
* 必要であれば、専門機関に相談しましょう。

まとめ:猫とあなたの幸せのために

元野良猫の保護は、簡単ではありません。しかし、あなたの愛情と努力によって、トラ猫はきっと変わっていくでしょう。焦らず、段階的に対応し、専門家のアドバイスも活用しながら、猫とあなたの幸せのために最善を尽くしてください。

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