元野良猫との距離を縮める方法|触れ合える関係を築くためのステップ

野良猫を保護して二年、まだまともに触らせてくれない臆病なうちの猫…。保護して二年の元野良がいます。室内での生活には慣れ、逃げたり等は一切無く、呼ぶとすぐ着てくれるし機嫌が良い時は部屋の中をついてまわります。でも、触らせてはくれません、首輪もつけれないし、お風呂もなかなかです。飼いはじめて一年は、餌を置いてもふーっと威嚇されたり機嫌によって近くにきたり離れたりでした。最近、突然何があったのか、突然甘えたような声を出すようになり、足元にすりよったり、唐突にお腹をみせたり、わざと(?)私の足の上に乗ったり、出かけようとすると足に猫パンチしたり、嫌いだったハズのお風呂までついて来るようになりました。でもすり寄ってきた時に背中を少し触っただけで急にくるっとこっちを睨んで猫パンチするか噛み付きそうな勢いです…。どうすれば触れるようになるでしょうか…?これ以上は元野良じゃ無理ですかね?そういえば、背中を触ろうと何回もトライしてたら、それを振り切ったあとにすりすりしてくるようになり、それ以降自分からすりすりしてくるようになった気がします。まともに触らせてくれない以外は甘え上手になってきて、触って撫でたくて仕方ないのですが…

元野良猫の心の理解:警戒心と信頼関係の構築

保護して2年経ち、室内生活に慣れ、あなたに懐いている様子が見られるのは素晴らしい進歩です。しかし、触れさせないという警戒心は、野良猫時代の経験が深く根付いていることを示しています。 元野良猫は、人間への警戒心が強く、過去のトラウマや不安を抱えている可能性が高いです。 急に触ろうとせず、猫自身のペースで信頼関係を築くことが大切です。 焦らず、根気強く接することで、必ず触れ合える日が来ます。

具体的なステップ:猫との信頼関係を築くための実践的アドバイス

1. 猫のサインを読み解く:ボディランゲージの理解

猫は言葉で意思表示できません。しっぽ、耳、目、体の姿勢など、ボディランゲージをよく観察しましょう。 リラックスしている時は、しっぽがゆったりと垂れ、耳は前に向いています。 逆に、警戒している時は、しっぽが膨らみ、耳が後ろに倒れ、瞳孔が開きます。 これらのサインを理解することで、猫がどのような状態なのかを把握し、適切な対応を取ることができます。 例えば、猫がリラックスしている時に優しく撫でることで、より親密な関係を築くことができます。

2. 距離を保つ:安全圏を尊重する

猫が近づいてきたからといって、すぐに触ろうとしないことが重要です。 まずは、猫があなたに近づくことを許容し、安全圏を尊重しましょう。 猫があなたの近くにいても、あなたは動かず、静かに過ごします。 猫が自らあなたにすり寄ってきたら、ゆっくりと手を差し伸べ、顎の下や頬を優しく撫でてみましょう。 最初は短い時間から始め、猫が嫌がったらすぐに手を離すことが大切です。

3. 褒めて強化する:ポジティブな経験を積み重ねる

猫があなたに近づいたり、甘えた行動を見せたりした時は、必ず褒めてあげましょう。 優しく声をかけたり、おやつを与えたりすることで、ポジティブな経験を積み重ね、あなたとの触れ合いを良いものとして認識させることができます。 このポジティブな強化は、猫があなたを信頼し、触れ合うことを受け入れるようになるための重要なステップです。

4. 触れ方の工夫:猫が心地良いと感じる方法を見つける

猫は、頭や顎、頬を撫でられることを好みます。 背中や尻尾は、警戒している猫にとっては嫌な場所です。 猫がリラックスしている時に、優しく、そして短く撫でるようにしましょう。 撫でる速度や強さも重要です。 猫が嫌がっている様子が見られたら、すぐにやめるようにしましょう。 猫が心地良いと感じる場所や方法を見つけることが大切です。

5. 環境を整える:リラックスできる空間を作る

猫がリラックスできる空間を作ることも重要です。 安全で落ち着ける場所を用意し、猫が自由に過ごせるようにしましょう。 猫にとって快適な温度、適切な光、そして隠れ家となる場所を用意することで、猫は安心して過ごすことができます。 リラックスした猫は、あなたとの触れ合いにもより積極的に参加してくれるでしょう。 例えば、猫が落ち着いて過ごせる猫ベッドや、高い場所から周囲を見渡せるキャットタワーなどを設置するのも良いでしょう。

6. 根気と時間:信頼関係構築には時間がかかる

元野良猫との信頼関係構築には、時間と根気が必要です。 すぐに成果が出なくても、諦めずに、毎日少しずつ接点を増やしていくことが大切です。 猫のペースに合わせて、焦らず、ゆっくりと進めていきましょう。 あなたの愛情と努力が、必ず実を結ぶでしょう。

専門家の視点:動物行動学者のアドバイス

動物行動学者によると、元野良猫は、人間との過去のネガティブな経験から、警戒心が非常に強い傾向があります。 そのため、無理強いせず、猫自身のペースで信頼関係を築くことが重要です。 また、猫のボディランゲージを理解し、猫が快適に過ごせる環境を整えることで、よりスムーズに関係構築を進めることができます。 専門家のアドバイスを求めることも有効な手段です。 動物病院や動物行動学専門の相談機関に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。

インテリアとの関連性:猫がリラックスできる空間づくり

猫がリラックスできる空間づくりは、インテリアにも大きく関わってきます。 猫が落ち着いて過ごせるように、安全な隠れ家となる場所、高い場所から周囲を見渡せる場所、そして快適な寝床などを用意しましょう。 猫が自由に動き回れるスペースを確保し、猫にとって危険なものを排除することも重要です。 例えば、猫が登れない家具や、猫が誤って口にしてしまうような危険なものを置かないように注意しましょう。 また、猫がストレスを感じないように、落ち着いた色合いのインテリアを選ぶこともおすすめです。 グレーなどの落ち着いた色は、猫の心を落ち着かせる効果があります。 猫が安全でリラックスできる空間を作ることで、あなたとの信頼関係もより一層深まります。

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