元カレとの同棲解消と高額請求問題:法的観点からの解決策

友人(女性A子)が元カレとの別れに関することで悩んでいます。法律に詳しい方のご回答よろしくお願いします。A子とB男は最近四年の交際を経て別れることになりました。当時はA子の家に転がり込み同棲していましたが突然B男が家を出ると言い新しい家へと引っ越しました。同棲期間中の家賃はA子持ちです。その後A子の母親の病気入院で実家に帰ることになり同棲していた部屋は引き払うことになりました。その母親には借金があり、また母親の彼氏が頻繁に遊びに来るから実家には住まないでくれと言われ街に戻ることに。(その後母親の借金を肩代わりすることにもなりました。)部屋を引き払っているので行くあてもなく元彼B男を頼り部屋に居候することに。地元に帰っていた時に別れているのでこの期間は恋人の関係じゃありません。元彼B男からは早く出て行ってくれと言われていて仕事も部屋もない状態で出ていくこともできずに数ヶ月経っている状態です。その状態を見かねて自分の家に一旦引き取ろうということになったのですが、出て行く時は住居・生活費・食費・サプリメント費はワリカンと言われたようでお金がないのにそれは払えないと話が平行線になっているようです。その費用が高額ということと公的証書を書かないと出て行かせないとまで言われているそうです。また高額になった理由がマルチで有名なA○○○○社のサプリメントとのこと一粒でも飲むと折半だそうです。話が長くなりましたがこの返金の証書は法的に効力があるのでしょうか。A子には絶対書いてはいけないと言っています。わかりにくい文章失礼しました。A子本人は軽くマインドコントロールされているようで元彼B男に言い返せないそうです。補足先ほど詳細情報を貰いました。同姓時期の食費家賃通信費光熱費はB男が払ったと言ってるそうです。実際は割り勘とのこと。請求金額は合わせて47万円だそうです。

問題点の整理:同棲解消後の金銭トラブルと精神的な影響

このケースは、同棲解消後の金銭トラブルと、元彼からの精神的な圧力という二つの問題が複雑に絡み合っています。まず、47万円という高額請求の根拠、そしてその請求が法的に有効かどうかを検証する必要があります。さらに、A子さんの精神状態も考慮し、適切な解決策を見出すことが重要です。

請求金額47万円の内訳と法的根拠の検証

B男氏は47万円の請求をしていますが、その内訳は曖昧です。同棲期間中の家賃、食費、光熱費、通信費、そしてA○○○○社の高額サプリメント代が含まれていると推測されます。

同棲期間中の費用負担

同棲期間中の費用負担については、当初はA子さんが家賃を負担し、B男さんが食費、光熱費、通信費を負担していたと主張されていますが、実際は割り勘だった可能性が高いです。 法的観点からは、同棲は法律上の特別な関係ではありません。 恋人同士であっても、生活費の負担は、明確な合意がない限り、民法上の不当利得請求や債務不履行を理由とした請求は難しいでしょう。 割り勘だったというA子さんの主張が事実であれば、B男氏の請求は根拠が薄弱です。

居候期間中の費用負担

問題は、A子さんがB男氏の家に居候していた期間です。この期間は恋人関係ではなく、B男氏から出ていくように求められていた状況です。居候期間中の費用負担については、明確な合意がない限り、B男氏に請求権は発生しません。 B男氏が一方的に「ワリカン」と言っているだけでは、法的根拠は乏しいと言えます。

A○○○○社サプリメント代

最も問題となるのは、A○○○○社のサプリメント代です。マルチ商法の製品である可能性が高く、高額なサプリメント代を請求する法的根拠はほとんどありません。 A子さんが自発的に購入し、消費したものであれば、B男氏に請求権はありません。仮にB男氏がA子さんにサプリメントを強要していた場合、不当な行為として、その代金の返還を求めることは困難です。

法的効力のない「返金証書」

B男氏が作成を要求している「返金証書」は、法的効力がない可能性が高いです。特に、A子さんが精神的に追い詰められ、自発的な意思表示ができない状況であれば、強要された契約として無効とされる可能性があります。

具体的な解決策

A子さんの状況を改善するために、以下の具体的な対策を提案します。

1. 弁護士への相談

まず、弁護士に相談することが最も重要です。弁護士は、A子さんの状況を詳しく聞き取り、法的観点から適切なアドバイスを行い、必要であればB男氏との交渉や法的措置を代行します。弁護士費用は心配かもしれませんが、法律相談は初回無料のところも多いので、まずは相談することをお勧めします。

2. 証拠の収集

B男氏とのやり取り(メール、LINEなど)、家賃領収書、光熱費・通信費の明細書など、証拠となる資料を全て集めましょう。 これらの証拠は、弁護士による法的対応において非常に重要になります。

3. 警察への相談

B男氏の行為が、脅迫や恐喝に該当する可能性があります。A子さんが精神的に追い詰められている状況であれば、警察への相談も検討すべきです。

4. 友人・家族への相談

A子さんは一人で抱え込まずに、友人や家族に相談しましょう。精神的な支えを得ることは、問題解決において非常に重要です。

専門家の視点:精神的な影響への配慮

このケースでは、A子さんの精神的な状態も大きな問題です。B男氏からの精神的な圧力により、A子さんは自分の意思を表明できなくなっている可能性があります。心理カウンセラーや精神科医への相談も検討する必要があるでしょう。

まとめ:毅然とした対応と専門家の支援を

A子さんは、B男氏の高額請求に屈することなく、毅然とした態度で対応することが重要です。一人で抱え込まずに、弁護士や警察、友人・家族、そして必要であれば専門機関の協力を得ながら、問題解決に取り組むべきです。 47万円という金額は決して小さくありませんが、不当な請求である可能性が高いことを理解し、法的措置を検討することで、解決への道筋が見えてきます。

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