Contents
退去時精算における畳・クリーニング代の相場と妥当性の検証
ご両親の借家退去に伴う高額な請求、大変お困りのことと思います。築20年、状態の悪かった物件での退去精算において、畳表替え57,600円、ルームクリーニング65,000円の請求は、妥当かどうかを検証し、交渉方法を検討しましょう。
畳表替えの相場
12畳で57,600円、1枚あたり4,800円は、地域差や畳の種類(縁無し畳など)によって変動しますが、やや高めかもしれません。古い畳で傷みが激しかったとしても、一枚4,800円は相場の上限に近いでしょう。 地元の畳屋さん数社に相見積もりを取って比較検討することをお勧めします。
ルームクリーニングの相場
57.96㎡の3DKで65,000円は、相場を大きく上回っている可能性が高いです。 一般的に、ルームクリーニングの相場は、物件の広さや汚れ具合によって異なりますが、35,000円程度の事例を挙げられているように、57.96㎡で65,000円は高額です。 特に、築年数が古く、事前に状態の悪さが分かっていたにもかかわらず、この金額は不自然です。
高額請求への具体的な対応策
まず、不動産会社に請求の内訳を詳細に聞き、各業者の見積書を提示してもらいましょう。 見積書がない場合は、その理由を明確に説明を求めましょう。 そして、地元の畳屋さんやクリーニング業者に直接見積もりを依頼し、比較検討します。 この際、不動産会社が提示した業者と比較することで、価格の妥当性を判断できます。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
交渉のポイント
* 契約書の確認:契約書にクリーニングの範囲や費用に関する具体的な記述がないか確認します。曖昧な記述であれば、交渉の余地があります。
* 写真・動画の証拠:入居時の物件の状態を写真や動画で記録しておけば、交渉に有利に働きます。今回のケースでは、ビデオ撮影は問題ありません。ただし、撮影前に不動産会社に伝えるのがマナーです。
* 冷静な対応:感情的にならず、事実を基に冷静に交渉することが重要です。
* 専門家の相談:どうしても解決しない場合は、弁護士や不動産相談窓口に相談することを検討しましょう。
具体的な交渉手順
1. 不動産会社に、畳表替えとルームクリーニングの各業者名、見積書を要求します。
2. 複数の畳屋とクリーニング業者に、物件の写真と広さを提示し、見積もりを取ります。
3. 不動産会社との面談時に、取得した見積もりと比較し、請求額の妥当性を主張します。
4. 必要に応じて、入居時の写真や動画を提示します。
5. 交渉が難航する場合は、弁護士や不動産相談窓口に相談します。
ビデオ撮影について
ご自宅でビデオ撮影をすることは、原則として問題ありません。 ただし、不動産会社に事前に伝えることで、トラブルを回避できます。 撮影の目的を伝え、記録した映像は交渉の際にのみ使用することを明確にしましょう。
専門家の視点:不動産会社との交渉における注意点
不動産会社によっては、提携業者との癒着により、高額な請求を行うケースがあります。 そのため、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが非常に重要です。 また、交渉が難航する場合は、弁護士や消費生活センターなどの専門機関に相談することをお勧めします。
まとめ
今回のケースでは、請求金額が高額である可能性が高いです。 冷静に、そして証拠を元に交渉を進めることで、妥当な金額に修正できる可能性があります。 複数の業者からの見積もり、契約書の確認、そして必要であれば専門家の力を借りることで、ご両親の負担を軽減できるよう、頑張ってください。