借家ベランダの危険な状態!トタン屋根の補修義務と対処法

借家について詳しいかたお願いします。現在ハイツの一室を借りて住んでます。ベランダの屋根が後付けのトタンの屋根で、風が強い日に隣の柱が外れ吹き飛びそうになりました。隣が空き家なので、私が管理会社に連絡すると「すぐに行けません」とのことで、何とかしようと思いましたが、一人では何も出来ず、消防に電話して事情を話し来てもらいました。吹き飛んだら大変な事故になる可能性があったからです。入居当初にうちの部屋も隣の部屋も外れた事があったのですが、業者さんがうちのベランダは補強していた事もありびくともしていないのに隣はしてなかったようで、隣の屋根とうちの屋根半分が一緒になくなりましたが、管理会社がほったらかしで直してくれません。これって直す義務はないのですか?どうしたら良いですか?読みにくくてすみませんお願いします。

借家ベランダの危険な状態と管理会社の責任

ご心配な状況ですね。強風でベランダのトタン屋根が吹き飛びそうになる、隣家の空き室との共有部分の損壊…非常に危険な状態であり、放置すべきではありません。 まず、管理会社に修繕義務があるかどうか、そしてどのように対処すべきかを詳しく解説します。

借家における修繕義務:誰が責任を負うのか?

借家における修繕義務は、大きく分けて「原状回復義務」と「修繕義務」の2つに分けられます。

* 原状回復義務:これは、借主が退去する際に、建物の状態を借りた当初の状態に戻す義務です。壁に穴を開けた、フローリングを傷つけたなど、借主の故意または過失による損傷は、借主が負担します。
* 修繕義務:これは、建物の老朽化や自然災害など、借主の責任によらない損傷に対する修繕です。ベランダの屋根の損傷は、経年劣化や自然災害(強風)に起因する可能性が高いため、管理会社(家主)の修繕義務に該当する可能性が高いです。

今回のケースでは、隣家の空き室との共有部分の損壊も問題です。これは、管理会社が責任を持って修繕するべきでしょう。 入居当初に同様のトラブルがあり、あなたの部屋は補強されたのに隣室はされなかったという事実も、管理会社の怠慢を裏付ける重要な証拠となります。

管理会社への具体的な対応策

管理会社が対応してくれない場合、以下の手順で対応しましょう。

  • 再度、書面で連絡する:電話だけでは記録が残らないため、内容証明郵便で修繕を依頼しましょう。具体的な損傷状況、危険性、過去のトラブル、消防への通報事実などを詳細に記載します。写真や動画を添付すると効果的です。
  • 専門家(弁護士または不動産会社)に相談する:管理会社が依然として対応しない場合は、弁護士や不動産会社に相談し、法的措置を検討しましょう。弁護士費用はかかりますが、安全を確保し、損害賠償請求を行う上で有効な手段となります。
  • 自治体への相談:居住地の自治体(区役所、市役所など)の住宅相談窓口に相談することもできます。自治体は、住宅に関するトラブルの相談・解決を支援する役割を担っています。
  • 家主への直接連絡:管理会社が対応しない場合は、家主(不動産会社ではなく、建物の所有者)に直接連絡してみるのも有効です。管理会社を介さずに直接交渉することで、解決が早まる可能性があります。

具体的な修繕内容と費用負担

修繕内容は、トタン屋根の修理・交換、柱の補強、隣家との共有部分の修復などが考えられます。費用負担は、管理会社(家主)が原則として負担するべきです。ただし、借主の故意または過失が原因の場合は、借主が負担する可能性もあります。

安全確保のための応急処置

管理会社からの対応が遅れる場合、あなた自身の安全確保のため、応急処置を行うことも重要です。例えば、危険な箇所にテープを貼って通行を規制したり、飛散防止ネットを設置するなど、できる範囲で安全対策を行いましょう。これらの費用は、後日管理会社に請求できます。

インテリアへの影響と今後の対策

ベランダの危険な状態は、インテリアにも影響を与えます。ベランダが危険なため、ベランダガーデニングや洗濯物を干すなどの行為に不安を感じ、快適な生活が送れない可能性があります。

インテリアを考える上での注意点

今回の件を踏まえ、今後のインテリア選びや生活において、以下の点に注意しましょう。

  • 建物の構造や安全性を確認する:賃貸物件を選ぶ際には、建物の構造や安全性をしっかり確認することが重要です。ベランダの屋根や壁の状態、老朽化の程度などをチェックし、不安な点は管理会社に確認しましょう。
  • ベランダの活用方法を見直す:ベランダの安全性に不安がある場合は、ベランダでの活動内容を見直しましょう。重いものを置かない、強風時にはベランダに出ないなど、安全に配慮した行動を心がけましょう。
  • インテリアの配置:ベランダに面した窓際に、大きな家具や重いものを置かないようにしましょう。万が一、ベランダの屋根が落下した場合でも、被害を最小限に抑えることができます。

専門家の意見

不動産会社に相談した際、専門家の意見を聞くことで、より適切な対応策を立てることができます。弁護士や不動産鑑定士などの専門家は、法律的な観点や建物の状態に関する専門的な知識に基づいてアドバイスをしてくれます。

まとめ

借家における修繕義務は、状況によって異なりますが、今回のケースでは管理会社(家主)の修繕義務が強いと考えられます。書面で連絡し、それでも対応がない場合は、専門家への相談を検討しましょう。安全確保を最優先し、快適な生活を送れるよう、適切な対応を心がけてください。

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