保護猫と先住猫の安心な対面方法:多頭飼育の注意点と里親探し

保護猫と先住の対面方法をおしえてください。今朝、捨て猫と思しき猫を拾いました。家にはすでに猫(二匹)がいますので、里親を探そうかと思っています。現在、家に完全に隔離できる部屋が存在しないため、短期間の飼育ならば、ドア越しケージ越し等々ではなくても問題ないでしょうか?もちろん先住が攻撃をしかけたりしないかは、わかりませんのでしっかり見張るつもりではいるのですが・・・。それと、里親の見つかりやすいサイト等、教えていただけるとありがたいです。補足です。現在、病院へ連れて行き、検査がてら夕方まで預かってもらっています。ケージは考えたのですが、頭数が多い(6匹)ので狭いかな、と。あまり大きなケージを持っていないもので・・・。

保護猫と先住猫の対面:安全な手順と注意点

拾われた猫ちゃん、まずは病院で検査をしていただいて安心ですね。6匹の猫ちゃんを飼われているとのこと、多頭飼育の経験がおありなのだと思いますが、新たな猫との対面は慎重に行う必要があります。完全隔離できる部屋がない状況では、短期間であってもリスクは伴います。先住猫の性格や、拾われた猫の性格によっては、予想外のトラブルが起こる可能性もあるからです。

段階的な導入が重要

いきなり対面させるのではなく、段階的に慣れさせていくことが大切です。完全に隔離できない状況でも、以下のステップを踏むことで、安全に、そしてストレスを最小限に抑えて対面させることができます。

  • フェロモン製品の活用:フェリウェイなどのフェロモン製品を、先住猫と保護猫の生活空間にスプレーすることで、猫たちの安心感を高め、ストレスを軽減できます。これは、新しい環境への適応をスムーズにする上で非常に効果的です。
  • 匂いの交換:保護猫と先住猫のタオルやベッドなどを交換し、互いの匂いを少しずつ慣れさせることから始めます。数日間かけてゆっくりと行いましょう。これは、視覚的な接触よりも先に、匂いを通じてお互いの存在を認識させる効果があります。
  • 間接的な接触:完全に隔離はできませんが、ドアやカーテン越しに、お互いの姿を見せることから始めましょう。最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていきます。この段階で、先住猫が警戒したり、威嚇したりする様子があれば、すぐに距離を離しましょう。
  • 短い時間での直接接触:匂い、視覚に慣れてきたら、短い時間だけ、監督の元で直接接触させます。最初は数分間だけにし、先住猫がリラックスしている様子を確認しながら、徐々に時間を延ばしていきます。この時、安全な場所(例えば、広い部屋の中央など)で対面させることが重要です。どちらかが逃げられるスペースを確保しておきましょう。
  • 継続的な観察:常に猫たちの様子を注意深く観察し、喧嘩や追いかけっこなど、異常な行動が見られた場合は、すぐに分離します。安全を確保することが最優先です。

注意すべきポイント

* 先住猫のストレス:先住猫は、新しい猫の到来にストレスを感じることがあります。そのため、先住猫の行動変化をよく観察し、必要に応じて、隠れ家となる場所を用意するなど、ストレス軽減策を講じましょう。
* 保護猫のストレス:保護猫もまた、新しい環境にストレスを感じている可能性があります。安全な場所を用意し、落ち着けるように配慮しましょう。
* 食事時間:食事の時間は、猫同士の縄張り意識が強まるため、最初は別々の場所で与えるのが安全です。
* トイレ:トイレは複数用意し、それぞれが自由に使えるようにしましょう。

里親探しの方法

保護猫の里親探しは、責任ある行動です。適切な里親が見つかるよう、以下の方法を試してみてください。

里親募集サイトの活用

多くの保護猫団体が運営する里親募集サイトがあります。写真や動画、猫の性格などを詳しく記載し、真剣に里親を探している人に届くよう工夫しましょう。

  • ペットのおうち
  • みんなのペットメモリアル
  • ねこの里親募集サイト
  • 地域猫活動団体:地域によっては、地域猫活動をしている団体があり、里親探しを支援してくれる場合があります。

これらのサイトでは、譲渡条件を明確に設定し、応募者との面談を通して、猫と新しい飼い主の相性などを確認するなど、慎重な手続きが必要です。

SNSの活用

FacebookやInstagramなどのSNSで、保護猫の写真や動画を投稿し、里親を募集することも有効です。ハッシュタグを効果的に活用することで、より多くの人にリーチできます。

獣医さんへの相談

かかりつけの獣医さんに相談することもできます。獣医さんは、猫の健康状態や性格を把握しており、里親探しに関するアドバイスをしてくれるかもしれません。

専門家のアドバイス

動物行動学の専門家によると、猫同士の相性は、性格や年齢、過去の経験などによって大きく異なります。そのため、必ずしもスムーズに仲良くなるとは限らないことを理解しておくことが大切です。無理強いせず、猫たちのペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけて関係を築いていくことが重要です。

まとめ

保護猫と先住猫の対面は、慎重な手順と継続的な観察が必要です。完全隔離が難しい状況でも、段階的な導入と、猫たちのストレス軽減策を講じることで、安全に共存できる可能性を高めることができます。里親探しについても、複数の方法を組み合わせ、責任を持って新しい飼い主を見つける努力をしましょう。

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