住所不定の夫との調停離婚:手続きと注意点

住所不定の相手との調停離婚について。別居中の主人との離婚についてなのですが…詳しくは前回、前々回の質問参照でお願いします。今、私は一緒に暮らしていた部屋を出て、実家に居ます。主人も、家にはあまり帰ってきておらず、どこか別の場所で寝泊まりしているようで、現在身をおいている住所がわかりません。一緒にくらしていた部屋は、もう解約する予定です。もし、離婚を調停離婚にする場合、主人の住所が分からない場合はどのように進めていったらいいでしょうか?電話で連絡はとれますが、住所を教えてくれそうにはありません。また、教えてもらって調停を申し立てても、主人が調停の通知を受け取らなかったらどうなりますか?法テラスで聞いた際は、調停の通知は、相手が受け取らないと効力はないと言われたのですが…こんな主人を相手に、調停をするには、どうしたらいいでしょうか。知恵をお貸しくださいm(_ _)m

住所不定の夫との調停離婚:手続きの流れ

ご主人と別居中で、住所が分からず、離婚調停を申し立てたいとのこと、大変お辛い状況ですね。まず、ご安心ください。住所が分からなくても、調停は可能です。ただし、手続きに工夫が必要になります。

1. 住所の調査

まずは、ご主人の住所を特定しようと努力する必要があります。以下の方法を試してみてください。

  • ご主人との連絡:電話で直接、現在の住所を尋ねてみましょう。穏やかなトーンで、調停に必要な手続きのためだと説明することが重要です。どうしても教えてくれない場合は、最後に「調停がスムーズに進まない場合、裁判所から強制的に住所を特定される可能性がある」ことを丁寧に伝えるのも一つの方法です。
  • 知人・友人への聞き込み:ご主人の友人や親戚に連絡を取り、現在の住所について情報を得られないか確認してみましょう。ただし、プライバシーに配慮し、必要最低限の情報しか求めないようにしましょう。
  • 勤務先への問い合わせ:ご主人の勤務先を把握している場合は、人事部などに問い合わせて、住所を確認できるか聞いてみましょう。ただし、個人情報の取り扱いには十分注意が必要です。企業によっては、従業員の個人情報を外部に開示できない場合があります。
  • SNSやインターネット検索:ご主人のSNSアカウントや、インターネット上の情報から住所に関する手がかりを得られる可能性があります。ただし、プライバシー侵害に注意し、合法的な手段で情報収集を行うようにしましょう。
  • 探偵事務所への依頼:どうしても住所が特定できない場合は、探偵事務所に依頼することも検討できます。費用はかかりますが、専門家の力を借りて住所を特定できる可能性が高まります。ただし、探偵事務所の選定には十分注意し、信頼できる業者を選びましょう。

2. 住所不明の場合の調停申立

ご主人の住所がどうしても特定できない場合は、「住所不定」として調停を申し立てることができます。この場合、裁判所は、ご主人の最終知られた住所や、連絡可能な住所などを元に、調停期日通知を送付します。

3. 調停期日通知の送達

裁判所は、様々な方法で調停期日通知を送達しようとします。

  • 簡易書留郵便:ご主人の最終知られた住所に簡易書留で送付します。受け取らなかった場合でも、裁判所は送達されたとみなす場合があります。
  • 公示送達:上記の方法で送達できない場合、裁判所は公示送達という方法をとります。これは、裁判所の掲示板などに通知を掲示することで、送達とみなす方法です。公示送達が行われると、ご主人は調停に参加しなくても、調停が成立する可能性があります。

4. ご主人が調停に応じない場合

ご主人が調停に応じない場合でも、調停は成立する可能性があります。裁判所は、ご主人の主張を考慮した上で、調停案を作成します。ご主人が調停に参加しない場合、ご主人の意見は反映されない可能性が高いですが、あなたの主張を裁判官が十分に考慮し、公平な調停案を作成してくれるでしょう。

弁護士への相談

住所不定の夫との離婚調停は、複雑な手続きを伴うため、弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士は、あなたの状況を的確に判断し、最適な手続きをアドバイスしてくれます。また、調停の代理人として、あなたの代わりに交渉を進めてくれるため、精神的な負担を軽減することができます。

弁護士費用

弁護士費用は、弁護士によって異なりますが、一般的には着手金と成功報酬の2種類があります。着手金は、弁護士に依頼する際に支払う費用で、成功報酬は、調停が成立した場合に支払う費用です。費用については、事前に弁護士とよく相談し、納得した上で依頼しましょう。法テラスを利用すれば、経済的な負担を軽減できる可能性もあります。

インテリアと離婚調停

離婚調停は、精神的に辛いプロセスです。この期間、ご自身の居場所を整え、心を落ち着かせることが大切です。インテリアを工夫することで、穏やかな気持ちで調停に臨むことができるかもしれません。

実家でのインテリアアレンジ

実家にいる間は、自分の空間を快適に整えましょう。例えば、

  • 好きな色のクッションやブランケット:落ち着く色合いのアイテムを取り入れることで、リラックス効果を高められます。ベージュは、穏やかで安心感のある色なのでおすすめです。
  • アロマディフューザー:ラベンダーやオレンジなどのリラックス効果のある香りを焚いて、心身を癒しましょう。
  • 観葉植物:緑色の植物は、心を落ち着かせ、安らぎを与えてくれます。

といった工夫で、心穏やかに過ごせる空間を作りましょう。

まとめ

住所不定の夫との離婚調停は、困難な道のりですが、諦めずに、一つずつ手続きを進めていきましょう。弁護士への相談、そして、ご自身の心のケアも忘れず、落ち着いて対処することが重要です。

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