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住宅性能表示制度と火災感知器の等級について
積水ハウスで新築住宅を建築中とのこと、おめでとうございます! 煙感知器の設置に関する等級についてご質問ですね。これは、住宅性能表示制度における「火災時の安全」に関する等級で、感知警報装置の設置状況によって等級が決定されます。等級が高いほど、火災の早期発見に繋がる性能が高いと評価されます。
今回のケースでは、積水ハウスの提案による設置(SH32717、SH32427)では等級4(最高等級)、セコム推奨の設置個数と機器(SM-D230)では等級2と、等級に差が生じています。これは、設置個数と機器の性能の違いが反映されているためです。
等級の違いによる影響
等級の違いによって、直接的な料金の変更は通常ありません。しかし、等級は住宅の性能を示す重要な指標であり、将来的な住宅売却や保険加入などに影響する可能性があります。
* 等級が高い方が安心: 等級4は、火災の早期発見に繋がる可能性が高く、安全性の面で安心です。
* 等級が低いと保険料に影響の可能性: 一部の火災保険では、住宅の性能を考慮して保険料が決定される場合があります。等級が低いと、保険料が高くなる可能性も考えられます。
* 売却時の評価: 将来、住宅を売却する際に、住宅性能表示書は重要な資料となります。等級が高い方が、買い手にとって魅力的な要素となります。
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積水ハウスとセコムの提案の違い
積水ハウスは、全室への設置を推奨しているのに対し、セコムは半分の設置個数で十分と判断している点が大きな違いです。これは、両社の採用する機器の性能や、火災発生時のリスク評価、そして設置場所の選定基準が異なるためです。
積水ハウスが推奨するSH32717、SH32427は、おそらく住宅用火災警報器の基準をクリアした高性能な製品でしょう。一方、セコムのSM-D230は、セコムのセキュリティシステムと連携した、より高度な機能を備えている可能性があります。
セコムと積水ハウスの提案を比較検討するポイント
どちらの提案を採用するかは、ご自身の優先順位によって判断する必要があります。
セコム導入のメリット・デメリット
* メリット: セキュリティシステムとの連携による、より高度な防災機能(例えば、遠隔監視や緊急通報)が期待できます。
* デメリット: 設置個数が少なく、火災発見の確実性はやや低い可能性があります。
積水ハウス提案のメリット・デメリット
* メリット: 全室設置による高い火災発見確実性。
* デメリット: セキュリティシステムとの連携は限定的です。
専門家の意見を参考に
迷う場合は、建築士や住宅性能評価士などの専門家に相談することをお勧めします。それぞれの提案のメリット・デメリットを客観的に評価し、最適な選択をアドバイスしてもらえます。
具体的な行動ステップ
1. **積水ハウスとセコムの両社から、煙感知器の仕様書を入手する。** それぞれの機器の性能、設置基準、メンテナンス方法などを比較検討します。
2. **火災感知器の設置場所を図面で確認する。** セコムの提案でカバーされていない場所がないかを確認します。特に、寝室やキッチンなど、火災リスクの高い場所への設置は必須です。
3. **専門家への相談を検討する。** 建築士や住宅性能評価士に相談し、等級の違いによる影響や、最適な設置方法についてアドバイスを求めましょう。
4. **セコムとの再交渉を検討する。** セコムの提案内容に不安がある場合は、追加設置や機器の変更について交渉してみましょう。
5. **最終的な決定を行う。** 専門家の意見や、ご自身の優先順位を考慮して、最適な煙感知器の設置方法を決定します。
まとめ
住宅性能表示制度における火災感知器の等級は、住宅の安全性に直結する重要な要素です。等級が低いからといって必ずしも危険というわけではありませんが、火災発見の確実性や、将来的な住宅売却・保険加入への影響を考慮する必要があります。積水ハウスとセコムの提案を比較検討し、専門家の意見を参考にしながら、ご自身の状況に最適な選択をしてください。