住宅ローンの借り換えと生前贈与について:老朽化した家のリフォームと賢い資金計画

住宅ローンについて。ローンなどの知識が乏しく、ネットなどで調べたのですが、ちんぷんかんぷんの私に知恵をお貸し願います。3年前に主人の実家に同居する際、部屋数が足りず増築しました。その時の総額約700万程は、担保の関係で義父の名前でしかローンが組めなかったので、義父名義で15年ローン(JA)を組み、主人が支払っています。そして現在、増築部分ではない母屋のほうが築40年という古家の為に雨漏りや床の傷みなど色々なところにガタがきているので、母屋のほうをリフォームする事になりました。見積りでは1500万円くらいになりそうです。今回のリフォームは主人名義で住宅ローン30年(JA予定)を予定しています。そこで、支払いがかなり苦しくなるので、前回の700万円のローンの残額ローンと今回の1500万円を合算してまとめた30年ローンにしたいのですが、700万円のローンの名義を主人名義に変える事は不可能なのでしょうか?補足どちらも担保は、土地(義祖母名義)と家(義父名義)です。ネットで生前贈与という言葉もあったのですが、生前贈与などで可能になるのでしょうか??また贈与税とは、いくらくらいなのでしょうか??

住宅ローンの借り換えと名義変更の可能性

現在、義父名義で組まれている700万円の住宅ローンと、新たに組む予定の1500万円のリフォームローンを一本化し、主人の名義で30年ローンを組むことを検討されているとのことですね。 まず、700万円のローンの名義変更についてですが、これは簡単ではありません。 ローン契約は、借主と金融機関の間で締結される契約であり、一方的な名義変更は原則として認められません。 JAなどの金融機関では、名義変更には義父さんの同意はもちろんのこと、主人の信用情報や返済能力の審査が必要になります。 審査に通らない可能性も考慮しなければなりません。

名義変更が難しい理由

名義変更が難しい理由は以下の通りです。

  • 契約上の問題: ローン契約は、義父さんとJAの間で締結されています。この契約を一方的に変更することはできません。
  • 信用情報の確認: 主人名義に変更する場合、主人の信用情報や返済能力が改めて審査されます。過去のクレジット履歴や収入状況などが厳しくチェックされます。
  • 担保の問題: 担保となる土地と家は義祖母と義父名義です。主人の名義に変更するには、所有権の移転が必要になる可能性があります。

生前贈与による解決策とその注意点

700万円のローンの名義変更が難しい場合、検討できる方法として生前贈与があります。義父から主人への生前贈与によって、増築部分の所有権を主人に移転し、その上で新たなローンを組む方法です。

生前贈与の手続きと税金

生前贈与を行うには、以下の手続きが必要です。

  • 贈与契約書の作成: 義父と主人の間で、贈与の内容を明確に記載した契約書を作成します。公正証書を作成することをお勧めします。
  • 所有権の移転: 贈与によって増築部分の所有権が主人に移転します。そのため、不動産登記の手続きが必要です。
  • 贈与税の申告: 贈与された金額に対して、贈与税の申告が必要です。贈与税の税率は、贈与額や受贈者との関係によって異なります。基礎控除額(110万円)を超える部分について課税されます。

贈与税の試算

贈与税の計算は複雑ですが、仮に700万円の増築部分の贈与があった場合、基礎控除額110万円を差し引いた590万円について贈与税が課税されます。贈与税の税率は累進課税なので、590万円の税額は正確な計算が必要です。税理士に相談することを強くお勧めします。 税理士への相談は必須です。贈与税の計算は複雑で、誤った申告はペナルティにつながる可能性があります。

生前贈与のメリットとデメリット

  • メリット: ローンの名義変更がスムーズに行える可能性があります。将来的な相続の手続きが簡素化される可能性があります。
  • デメリット: 贈与税の負担が発生します。贈与税の計算や申告手続きが複雑です。家族間のトラブルに発展する可能性もゼロではありません。

リフォームローンの賢い組み方

1500万円のリフォームローンと700万円の残債をまとめることは、金利負担の軽減や返済負担の軽減につながる可能性があります。しかし、金利や返済期間、手数料などを比較検討し、最適なローンを選びましょう。複数の金融機関から見積もりを取り、比較検討することが重要です。

リフォームローンの選択肢

  • フラット35: 長期固定金利で安定した返済が可能です。ただし、諸条件を満たす必要があります。
  • 民間銀行の住宅ローン: 金利や返済期間などが多様な選択肢があります。ただし、金利変動リスクがある場合があります。
  • JAの住宅ローン: 地域密着型の金融機関なので、相談しやすいというメリットがあります。

返済計画のシミュレーション

ローンを組む前に、返済シミュレーションを行い、毎月の返済額が家計に負担にならないかを確認しましょう。返済額が家計を圧迫する場合は、返済期間を長くしたり、借入額を減らすなどの工夫が必要です。 返済シミュレーションツールは多くの金融機関のウェブサイトで利用できます。

専門家への相談

住宅ローンや生前贈与に関する手続きは複雑です。税理士やファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することを強くお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、最適な資金計画を立てることができます。

まとめ

住宅ローンの借り換えや生前贈与は、専門的な知識が必要な手続きです。 今回のケースでは、まず、JAに700万円のローンの名義変更の可能性について相談してみましょう。 名義変更が難しい場合は、税理士やファイナンシャルプランナーに相談し、生前贈与を含む最適な資金計画を立ててください。 リフォームローンについても、複数の金融機関から見積もりを取り、金利や返済期間などを比較検討することが重要です。 焦らず、専門家のアドバイスを受けながら、賢く資金計画を進めていきましょう。

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