低周波音による騒音問題とインテリアとの関係:鉄筋コンクリート住宅での解決策

数日前より自宅の自室、隣室の低周波音(遠くで飛行機が飛んでるような音)に悩まされています。自宅は鉄筋コンクリート一戸建てです。いろいろ原因を探ったのですがわかりませんでした。解決法等を教えてください。 音: 遠くで飛行機が飛んでるような低い「ボーッ」という音、屋内(音の聞こえる2部屋のみ)でのみ聞こえます。 窓の外、屋外では聞こえません 場所: 自室(自宅東側、電話・インターホン・電気等の接続機が外部にあり)、隣室(自宅東側、接続機なし) 2 階の東側の部屋(2室)では聞こえませんでした 聞こえる時間: ほぼ終日(特に夜間は静かなため気になり、耳への圧迫感を感じます) 家の状況: 一戸建て、築3年、鉄筋コンクリート2階、窓はかなりの防音対策がされており豪雨でもほとんど聞こえません 周辺環境: 住宅地で周りに工場、マンション等大きな建物はありません(3階以上の建物が建てられない地域です) 自己チェック: 自室の全ての電気製品のプラグを抜く、換気扇を止める 聞こえ方: 音については家族(40代)は聞こえるといいますが、70代、7歳、11歳は聞こえないと言っています 音のする場所: 特定できませんが部屋の東側あたり(ちょうど外部接続機があるあたり) 音の原因がはっきりしないのと、明らかな騒音ではないのでどのように調べて対応してよいかわかりません。 とりあえず、しばらく様子を見て住宅メーカーに問い合わせしようと思っています。 同じような低周波音で悩まれている方、解決された方のアドバイス(チェックの仕方等)をお願いいたします。

低周波音問題:原因特定から解決策まで

鉄筋コンクリート住宅で発生する低周波音は、原因特定が難しく、非常に悩ましい問題です。ご家族の一部の方だけが聞こえるという点からも、一般的な騒音とは異なる性質を持つことがわかります。まずは、原因を特定し、適切な対策を講じる必要があります。

1. 低周波音の原因を徹底的に探る

ご自身で電気製品のチェックなど既に試みられていますが、低周波音の原因は多岐に渡ります。以下に可能性のある原因と、そのチェック方法を具体的に説明します。

  • 外部要因:
    • 近隣の設備:変電所、送電線、工場の機械、大型空調設備など。近隣にそのような設備がないか、地図やインターネットで確認しましょう。特に、東側に位置する自室と隣室に音が集中していることから、東側の近隣施設が疑われます。
    • 交通機関:遠くの高速道路や鉄道の走行音、飛行機の離着陸音などが、建物の構造によって特定の部屋に共鳴して低周波音として聞こえる場合があります。時間帯や音の特性から可能性を検討しましょう。
    • 自然現象:風や地震などによる建物の振動が低周波音として聞こえることもあります。特に、風が強い日や地震があった後などに音の状況が変化するか確認してみましょう。
  • 内部要因:
    • 給排水設備:給湯器、配管の振動などが低周波音の原因となることがあります。給湯器を一時的に停止したり、配管を触って振動を確認してみましょう。
    • 換気扇:既にチェック済みとのことですが、換気扇の種類によっては低周波音を発生させる可能性があります。機種や設置場所を確認し、必要であれば交換を検討しましょう。
    • 建築構造:建物の構造上の欠陥や、共鳴しやすい構造になっている可能性があります。住宅メーカーに相談することが重要です。
    • 電気設備:外部接続機周辺からの可能性も考えられます。接続機器の動作状況や、機器からの距離などを確認してみましょう。

2. 専門家への相談

原因特定が困難な場合は、専門家への相談が不可欠です。

  • 騒音測定業者:騒音計を用いて、低周波音のレベルを測定し、原因を特定するお手伝いをしてもらえます。測定結果に基づいて、適切な対策を提案してもらえます。
  • 建築士:建物の構造的な問題が原因である可能性がある場合は、建築士に相談して、建物の状況を詳しく調べてもらいましょう。
  • 住宅メーカー:築3年ということもあり、住宅メーカーに相談することは非常に重要です。保証期間内であれば、対応してもらえる可能性があります。原因究明と解決策の提案を依頼しましょう。

3. インテリアによる対策

低周波音は、完全に遮断することが難しい場合があります。しかし、インテリアによって軽減効果を得られる可能性があります。

  • 遮音カーテン:厚手の遮音カーテンは、外部からの騒音を軽減する効果があります。特に、低周波音は遮音性が低いとされがちですが、ある程度の効果は期待できます。音源の方向にカーテンを設置しましょう。
  • 吸音材:壁や天井に吸音材を取り付けることで、室内での音の反響を減らし、低周波音による不快感を軽減できます。厚みのある吸音材ほど効果が高いです。特に、東側の壁に重点的に設置しましょう。
  • 家具の配置:家具の配置を変えることで、音の反射や共鳴を調整できます。大型の家具を音源の近くに配置することで、ある程度の遮音効果が期待できます。ただし、効果は限定的です。
  • 空間の工夫:部屋のレイアウトを見直し、音の響きやすい空間をなくす工夫をしましょう。例えば、部屋にカーペットを敷いたり、壁に絵画などを飾ることで、音の反射を抑える効果が期待できます。

4. その他の対策

  • ホワイトノイズ発生器:低周波音に別の音を重ねることで、低周波音の不快感を軽減できる可能性があります。ただし、効果には個人差があります。
  • 生活習慣の改善:睡眠時間を確保し、ストレスを軽減するよう心がけましょう。リラックスできる環境を作ることで、低周波音への耐性を高めることができます。

インテリアと低周波音対策:グレーの活用

グレーは、落ち着きと上品さを与える色であり、騒音問題に悩む部屋には最適な色です。グレーの壁やカーテンは、視覚的な落ち着きを与え、心理的なストレスを軽減する効果が期待できます。また、グレーの家具は、部屋に重厚感を与え、音の反響を抑える効果も期待できます。ただし、グレーの色味によっては、部屋を暗く感じさせる可能性もあるため、明るめのグレーを選ぶことをおすすめします。

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