会社の寮に入るか、自宅から通うか?~理系社会人のジレンマと最適解~

会社の寮のことで、ジレンマに陥り、頭を悩ませています。寮に入るべきでしょうか? 住宅形態が個室の寮の方の意見でも、それ以外の方でもよいのでアドバイスや指摘などして頂けるとありがたいです。 会社の寮に入ろうか家から通おうか非常に迷っております。 私の会社の寮が、3LDKの1室(例:101号室を借上)を借りて3つある部屋を3分割して、風呂・キッチン・トイレ・冷蔵庫・洗濯機が共同で、同期or先輩と一緒の寮なのですが、どういうデメリット・メリットが考えられますか? 寮の立地は会社から20分の所です。 家賃は10000円で、光熱費などは分割です。 私はどちらかというと引っ込み思案でコミュニケーションが得意でなく、人生経験(遊びについてや知らない世界がかなり多い)も少なく、ノリも薄く、皆と馬鹿騒ぎしたり、人の部屋に上がり込んで馬鹿騒ぎするのが非常に苦手な人間です。嫌なことは自分に言い訳をして、逃げる嫌いもあります。 そういう自分は分かっていますが、経験としてこういう経験は大事ではないかと感じる節もあります。 会社の先輩や同僚から情報を得られたり、集団生活を学べたり、自立出来たり、新らたなことに飛び込むことへの経験になったり、通勤が楽になったりなどあります。本音としてはメリットはたくさんあると思っております。 しかし、私は小中時代に長らくいじめを遭いました。物を隠されたり、物に穴を開けられたり、物を壊されたり、いじられたり、殴られたりなどがあり、苛めていた人間が野球部やサッカー部、バスケ部など運動部員系です。 要因の一つとして、私は嫌なことを他人にはっきり意思表示できず、弱い人間だと思いやられていたのでやられてたのだろうなと今思って感じています。決してトラウマではありませんが、こういう経験から、顔や離していれば性格が悪そうな人間・苛めそうな人間がある程度区別できます。 どういう同期が入寮するかまだわかりませんが、私の会社に入社してくる人は体育会系の人間が多いです。なので、体育会系的な人間が入寮する確率は非常に高いです。んでもしこういう人と、嫌な先輩と同じ室に一緒になった場合、室内で何か二人で手を組んでいじめてきたり、物を隠されたり、物を壊したり、シカトされたり、とにかく私の困るようなことをさせられるのではないかという懸念があります。また、会社から帰宅した後に室内の人間が自分の友達を室内に上げてリビングで馬鹿騒ぎしたり、一緒に巻き込まれたりして十分に安らげない・毎日がストレスになるのではないかという懸念があります。休日も、好きでもやったこともないスポーツを誘われたり、飲みに行かないと「協調性がない」「コミュニケーション障害」と思われたりする懸念があります。 また、自己都合で退寮する際に、室内の人から「アイツばっくれやがった」や「俺らのこと嫌で出て行ったのかな」など思われ、その人たちとの人間関係が悪化するのではないかという懸念があります。また、先輩や同期などはよく相談相手などになると聞きますが、敵・ストレス解消の標的となったりなど真逆のことも考えられます。 私自身も考え過ぎのなのかもしれませんが、昔の経験から予測してしまいます。 しかし、いつまでもこういう思考に走っていては変われないのではないかという思いもあります。寮には入らなければ、寮に入らなければ得られないものを失う、寮の中で仲の良いグループ出来てしまい、グループの輪に入れなくなる、会社から「遠いのになんで寮に入らないのと」思われ、人間性を疑われる懸念、今後万が一転勤や海外出張駐在になった際に、何も新しいことに飛び込んでいないため、今以上に決断が出来なくて苦しむ懸念などがあります。 また、家から決して通えない距離ではないです。 自宅からドアツードアで約2時間(家から駅まで10分、電車で乗り換え時間含め80分、駅から徒歩20分)です。 遠さで言えばかなり遠いです。 学校の時は、2時間の通学時間を経験しましたが、長いとは感じましたがそれなりに慣れました。ただ週3日くらいしか学校がなかったので、楽に感じました。また、朝早く起きるのではなく9時起きで学校に行っていたので楽に感じたのかもしれません。 会社に入ると、毎朝5時~5時半には確実に起きる必要があります。始業時間は8時半です。 借金が奨学金を借りており、300万あります。 実際の寮と言うのは学生生活のノリが続くのでしょうか? 365日寮生と一緒に過ごし、自由な時間は寝る時以外1分足りともないのでしょうか? 交際費が非常に掛かる印象がありますが、どうでしょうか? 自宅から通うのと、寮に入るのでの貯金額の差は、食費と交際の差程度です。それほど大きな差はないです。 以上のように、「自宅からだとメリットがあるが、もし寮に入らなかったら得られない」「寮に入ったら、色々な経験ができる、だけど相談できる人がいない、プライベートがない」など機会損失などを考えてしまいジレンマ、無限ループの状態になっており、今抜け出すことが出来ません。 どうしたらよいのでしょうか?

会社の寮生活:メリットとデメリットを徹底分析

新社会人として、会社の寮に入るか、自宅から通うか迷うのは当然のことです。特に、質問者様のように過去の経験から人間関係に不安を抱えている場合は、慎重な判断が必要です。そこで、まずは寮生活のメリットとデメリットを、質問者様の状況を踏まえて具体的に見ていきましょう。

寮生活のメリット:成長の機会と時間短縮

  • 通勤時間の短縮とコスト削減:会社から20分の立地は大きなメリットです。通勤にかかる時間と交通費を大幅に削減できます。その分、睡眠時間や自己研鑽の時間を確保できます。
  • 人間関係構築のチャンス:同期や先輩と共同生活を送ることで、自然とコミュニケーションの機会が増えます。引っ込み思案な質問者様にとって、最初は難しいかもしれませんが、少しずつ人間関係を築き、社会性を磨く絶好の機会となります。積極的にコミュニケーションを取ろうと努力することで、新たな人間関係を築き、人生経験を豊かにすることができます。
  • 自立心の向上:共同生活では、家事や生活習慣の自立性を高めることができます。自分のペースを保ちつつ、他者との協調性を学ぶ良い機会となります。
  • 情報収集の容易さ:会社の人間関係を築くことで、社内情報やキャリアに関する有益な情報をいち早く入手できる可能性があります。これは、キャリアアップに繋がる大きなメリットです。
  • 新しい経験:寮生活を通して、これまで経験したことのない様々な出来事や人との出会いがあります。これは、質問者様の「人生経験が少ない」という点を克服するチャンスです。

寮生活のデメリット:人間関係とプライバシーの課題

  • 人間関係のストレス:質問者様の過去の経験から、体育会系の人間との共同生活に不安を感じるのは当然です。しかし、全員が質問者様をいじめるわけではないことを理解する必要があります。また、嫌なことがあれば、はっきり意思表示をする練習をしましょう。過去の経験を踏まえ、自分を守るためのコミュニケーションスキルを磨く絶好の機会と捉えることも可能です。
  • プライバシーの制限:共同生活では、どうしてもプライバシーが制限されます。騒音や生活習慣の違いによるストレスも考えられます。自分の時間を確保するための工夫が必要になります。自分の部屋を快適なプライベート空間にすることで、ストレスを軽減できます。
  • 交際費の増加:同期との交流や飲み会など、交際費が増える可能性があります。予算を立て、無理のない範囲で参加することが重要です。自分のペースを保ち、無理強いされないようにすることが大切です。
  • 勉強時間の確保:理系職種として勉強時間を確保したいというご希望は理解できます。寮生活では、勉強に集中できる環境を作る工夫が必要です。自分の時間をしっかり確保し、勉強に集中できるスペースを作る必要があります。寮の共有スペースではなく、自分の部屋で勉強する時間を確保しましょう。
  • 退寮時の関係悪化:自己都合で退寮する際に、人間関係が悪化する可能性は否定できません。しかし、事前にきちんと説明し、感謝の気持ちを伝えることで、関係悪化を最小限に抑えることができます。

自宅通勤のメリットとデメリット

  • プライバシーの確保:自宅通勤なら、自分のペースで生活でき、プライバシーも守られます。リラックスできる空間で勉強に集中できます。
  • 通勤時間の負担:2時間の通勤時間は確かに負担です。しかし、通勤時間を有効活用すれば、読書や語学学習など、自己研鑽の時間に充てることができます。また、早起きに慣れるためのトレーニングにもなります。
  • 費用面:寮生活に比べて、交際費や食費を抑えられる可能性があります。奨学金の返済にも余裕が持てます。
  • 人間関係のストレス軽減:寮生活に比べて、人間関係のストレスは少ないです。しかし、会社での人間関係構築は必要です。

最適解を見つけるためのステップ

1. 不安要素の具体化:寮生活で具体的に何が不安なのか、リストアップしてみましょう。
2. 不安への対策:それぞれの不安要素に対して、どのような対策が取れるのかを考えましょう。例えば、イヤホンで音楽を聴く、自分の部屋で過ごす時間を確保するなどです。
3. 寮生活の試行錯誤:寮生活を始める前に、週末などに寮に泊まってみるのも良いでしょう。実際に生活してみて、自分に合っているかどうかを確認できます。
4. 意思表示の練習:「嫌なことははっきり意思表示できない」という点を克服するために、練習しましょう。小さなことから始めて、徐々に慣れていきましょう。
5. 相談相手を見つける:信頼できる友人や家族、先輩などに相談し、自分の気持ちを整理しましょう。

専門家のアドバイス:臨床心理士の視点

過去のいじめ経験からくる不安は、決して無視できるものではありません。臨床心理士の視点から見ると、質問者様は、過去の経験から「安全な場所」と「危険な場所」を明確に区別しようとしています。寮生活は、未知の「危険な場所」と感じるのも当然です。しかし、全ての人が危険な存在ではないことを理解することが重要です。

寮生活は、新たな人間関係を築き、成長できる機会でもあります。しかし、無理強いは禁物です。自分のペースを保ち、無理なく生活できる範囲で参加することが大切です。不安な場合は、専門機関への相談も検討しましょう。

結論:自分にとって最適な選択を

どちらを選択するかは、質問者様自身の判断です。メリットとデメリットを比較検討し、自分の心の声に耳を澄ませてください。そして、不安な気持ちを抱えたまま選択するのではなく、不安を解消するための対策を立て、自分にとって最適な選択をしてください。

寮生活は、必ずしも楽しいことばかりではありません。しかし、成長の機会でもあります。そして、自宅通勤は、快適な環境で生活できますが、成長の機会を逃す可能性もあります。どちらを選ぶか、熟考して決定してください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)