会社の上司によるセクハラ被害と慰謝料請求について

会社の上司にセクハラを受けました。慰謝料とれるでしょうか。2ヶ月ほど前に会社の上司にセクハラをされました。社内の飲み会の後、仕事の話があるということでホテルへよばれました。もちろん、最初はホテルということで警戒したのですが、その人の立場や性格などからまさかそんなことは有り得ないと、純粋に仕事の話があるのだと思って行きましたが、結局は裏切られました。無理やり服を脱がされ、キスや体を触られました。必至で抵抗しましたが、力が敵わず、服も無理やり脱がされたためホックが壊れました。号泣しながら何度も「やめてください!!」と叫び、なんとか最後まではいかずに脱出できました。でも私のことを思ってやめてくれたのではなく、酔っていたせいか、できなかった、という感じです。すごくこわくて気持ち悪くて、その後一緒に仕事なんてしたくはありませんでしたが、生活のためにまだ辞めずに続けています。その人からは謝りのメールはきました。一度は忘れて仕事しようと思っていたのですが、全く忘れられません。それどころか、ふと思い出しては気持ち悪くなってしまったり、悲しくて涙が出てきたりします。旦那さんに触られても思い出してしまって気持ち悪くなる時があります・・・これはセクハラというより婦女暴行未遂?になるのではないか?慰謝料などを請求したほうがいいのではないか?と思い始めました。もちろん、お金をいくらもらったからといって、気持ち悪さや辛さが消えるわけではないのですが・・・でも、慰謝料を請求するならさすがに会社は辞めなくてはいけないかなと思います。相手は会社にはなくてはならない人なので、相手が辞めさせられるということはまずありません。長くなってしまいましたが、この場合、慰謝料などを請求しても良いのか?また、するならいくらくらいが妥当なのか?をお聞きしたいです。もちろん、ホテルに行ってしまった私にも非があることは重々承知しております。でもその上で、やっぱりどうしても相手の方が悪いと思うんです。自分で思ってた以上に心の傷になってしまいました・・・

セクハラ被害と法的対応

ご経験された出来事は、明らかにセクハラに該当します。上司の行為は、職務上の地位を利用したものであり、貴方の意思に反する性的行為を強要した、重大な行為です。 「ホテルへ呼び出した」「無理やり服を脱がされ、キスや体を触られた」「抵抗したにも関わらず行為が行われた」といった事実関係から、民事上の損害賠償請求が可能です。 また、刑事事件として強制わいせつ罪の告発も検討できます。

セクハラとは?

セクハラとは、職場において、性的な言動により、労働者の意に反する性的嫌がらせを行うことをいいます。 今回のケースでは、上司の立場を利用した、明白なセクハラ行為にあたります。 貴方の抵抗にも関わらず行為が続いたこと、そしてその結果、精神的な苦痛を被っていることは、損害賠償請求の重要な根拠となります。

慰謝料請求の可能性

慰謝料請求は、精神的苦痛に対する損害賠償として認められます。 請求額は、事件の具体的な状況(行為の内容、加害者の態様、被害者の精神的苦痛の程度など)、裁判例などを考慮して決定されます。 具体的な金額はケースバイケースですが、今回のケースでは、行為の悪質性、貴方の精神的苦痛の程度から、数百万円規模の請求も十分に考えられます。

弁護士への相談が不可欠

慰謝料請求を検討する際には、弁護士への相談が必須です。 弁護士は、証拠の収集、交渉、訴訟手続きなど、法的サポートを提供してくれます。 一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが重要です。 弁護士費用は、成功報酬型の契約も可能ですので、経済的な負担を心配する必要はありません。

慰謝料請求の手続きと注意点

慰謝料請求は、まず会社への内部通報を行うことが考えられます。 会社には、セクハラ対策として、適切な対応をとる義務があります。 しかし、加害者が会社にとって「なくてはならない人」である場合、会社が適切な対応をとってくれない可能性も考慮する必要があります。

証拠の確保

慰謝料請求においては、証拠が非常に重要です。 以下の証拠をできる限り確保しましょう。

  • 上司からの謝罪メール:証拠として非常に有効です。
  • ホテルの領収書:ホテルに宿泊した事実を示す証拠となります。
  • 服の破損部分の写真:行為の強引さを示す証拠になります。
  • 精神科医の診断書:精神的な苦痛の程度を客観的に示す証拠です。
  • 証言:飲み会に参加した同僚など、証言を得られる可能性を探りましょう。

会社への対応

会社に内部通報を行う場合は、証拠を提示し、具体的な対応を求めましょう。 会社が適切な対応をとらない場合、労働基準監督署への相談も可能です。

弁護士との連携

弁護士に相談することで、適切な対応策を検討できます。 弁護士は、貴方の状況を丁寧に聞き取り、最適な戦略を立案してくれます。 また、交渉や訴訟においても、専門的な知識と経験を活かしてサポートしてくれます。

具体的な慰謝料の算定

慰謝料の算定は、裁判例や類似事例を参考に、弁護士が判断します。 しかし、いくつかの要素が慰謝料額に影響を与えます。

  • 行為の程度:キスや体触りだけでなく、さらに深刻な行為があった場合は、慰謝料額は高くなります。
  • 加害者の立場:上司という立場を利用した行為は、悪質性が高く、慰謝料額に影響します。
  • 被害者の精神的苦痛:精神科医の診断書など、客観的な証拠によって、苦痛の程度を証明することが重要です。
  • 会社の対応:会社が適切な対応をとらなかった場合、慰謝料額が高くなる可能性があります。

まとめ

今回のケースは、明確なセクハラであり、慰謝料請求は十分に可能です。 しかし、一人で抱え込まず、弁護士に相談し、適切な対応を取ることを強くお勧めします。 弁護士は、貴方の権利保護のため、最善のサポートをしてくれるでしょう。 まずは、証拠を整理し、弁護士に相談することを第一歩としてください。 精神的な負担は大きいと思いますが、一人で悩まず、専門家の力を借りて、前向きに解決に向けて進んでいきましょう。 あなたの心の傷が癒えることを心から願っています。

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