仙台市内の賃貸契約:重要事項説明書の記載ミスと対処法

重要事項説明書の記載に誤りが… 設備の設置依頼、あるいは賃貸契約を白紙にすることは可能でしょうか。 仙台市内に住む大学生です。 今日、今住んでいるアパートから、仙台市内の別のアパ ートへ引越しをします。 先ほど引越先の部屋を見訪れてみると、重要事項説明書に記載されている設備のうち、エアコン、ガスコンロ、室内洗濯機置場がないことがわかりました。 この場合、上記設備の設置依頼、あるいは契約そのものを白紙にすることは可能でしょうか。 以下、現状について、ご説明します。 ・現在アパートの仲介業者にて、重要事項説明書への記入、契約金の支払いを終えた段階まで進んでいます。契約書は被災による諸事情で昨日までに提出できず、作成次第仲介業者に届ける予定でした。なお、部屋の鍵は既にいただいています。 ・重要事項説明書には、「全ての広告媒体上の図面、寸法、面積、設備等について、現状と差異が生じている場合、現状を優先する」と書かれています。 ・仲介業者に下見の依頼をした際、被災の関係でガソリンが足らず、物件の下見は出来ないと言われ、下見はしていません。

賃貸契約における重要事項説明書の役割と法的効力

重要事項説明書は、賃貸契約を締結する前に、不動産会社が借主に対して物件に関する重要な事項を説明する書類です。法律で定められた記載事項があり、その内容に虚偽や重要な事実の記載漏れがあった場合は、契約の無効や損害賠償請求の対象となる可能性があります。今回のケースでは、重要事項説明書に記載された設備(エアコン、ガスコンロ、室内洗濯機置場)が実際には設置されていないという点で、重要な事実の記載漏れに該当する可能性があります。

契約の白紙撤回の可能性と手続き

契約金の支払いを済ませ、鍵を受け取っている状況では、契約を完全に白紙に戻すことは難しいかもしれません。しかし、重要事項説明書の記載ミスを根拠に、契約解除または設備設置の交渉を行う余地はあります。

交渉のポイント

* 重要事項説明書の記載ミスを明確に示す:重要事項説明書と現状の相違点を写真や動画で記録し、証拠として提示します。
* 仲介業者との丁寧な交渉:感情的にならず、冷静に現状を説明し、解決策を模索します。契約解除を求める場合、その理由を明確に伝え、法的根拠を示すことが重要です。
* クーリングオフの適用:契約締結後一定期間内であれば、クーリングオフが適用できる可能性がありますが、今回のケースでは、契約締結後であるため、クーリングオフは適用できない可能性が高いです。
* 弁護士への相談:交渉が難航する場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は法的観点から適切なアドバイスを行い、必要に応じて仲介業者との交渉を代行します。

設備設置の交渉

契約解除が難しい場合、エアコン、ガスコンロ、室内洗濯機置場の設置を仲介業者に依頼する交渉を試みるのも有効な手段です。

交渉の際の注意点

* 設置費用負担:設置費用を誰が負担するのかを明確にする必要があります。契約書や重要事項説明書に記載がない場合は、仲介業者と交渉する必要があります。
* 設置時期:設置時期についても明確に合意する必要があります。引っ越し日が迫っている場合は、迅速な対応を求める必要があります。
* 書面での合意:交渉の結果は必ず書面で確認し、合意内容を明確に記載しておきましょう。

下見を怠った責任

質問者様は、被災の影響で物件の下見ができなかったと述べていますが、下見を怠ったこと自体が契約解除の理由にはなりにくいと認識しておきましょう。重要事項説明書には「現状を優先する」と記載されているため、下見をしていなかったとしても、現状と説明書の相違を主張することは可能です。しかし、下見をしていれば、このような事態を事前に防げた可能性もあったため、交渉の際には、この点を考慮する必要があります。

専門家の意見

弁護士や不動産専門家に相談することで、より適切な対応策を検討できます。特に、契約解除を検討する場合は、専門家のアドバイスが不可欠です。彼らは法律に基づいた適切なアドバイスと、交渉におけるサポートを提供してくれます。

具体的な行動ステップ

1. 証拠の収集:物件の現状を写真や動画で撮影し、重要事項説明書と比較します。
2. 仲介業者との連絡:冷静に現状を説明し、契約解除または設備設置の交渉を開始します。
3. 書面でのやり取り:メールや手紙で交渉内容を記録し、証拠として残しておきます。
4. 弁護士への相談:交渉が難航する場合は、弁護士に相談します。

まとめ

重要事項説明書の記載ミスは、賃貸契約に大きな影響を与える可能性があります。冷静に状況を判断し、適切な対応を取ることで、ご自身の権利を守ることが重要です。専門家の意見を参考に、最適な解決策を見つけてください。

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