他人の飼い猫による被害と飼い主への損害賠償請求

私はアパートの2階の部屋で猫を飼っています (ペット可アパートです) どうやら留守中に何者かが侵入している気配はあったのですが、二日前、私の部屋によその猫が入ってきているのを目撃しました うちの猫は怖がってエアコンの上にのぼり、トイレにも餌を食べにも行けない状態でした その日は、見つけた時に慌ててベランダから逃げて行きました アパートの管理会社に問い合わせたところ、同じアパートでこのような猫を飼っている住人はいないというとこでした しかし、うちの階下にも猫を飼っているお宅があり、そこの奥さんはその猫に怪我をさせられて1週間仕事を休んだとのことでした 猫の柄、首輪の色、鈴の色が一致しており、この猫は普段からアパート敷地内でよく見かけていました アパートの管理会社や、市の生活課に問い合わせたところ、猫を捕まえて飼い主を探し、猫が来ないようにするしかないとの事でした 次の日(昨日)の昼間、また同じ猫がいたので、捕まえました その際、猫が暴れまくり私と相方は軽い怪我をしました また、着ている服、カーテン、たたみ等、あらゆる場所におしっこをまき散らし、カーテンに登った際カーテンレールを破損 また、その時ではありませんが網戸も破られています 近所にこの猫の飼い主がいないか探したところ、 比較的簡単に見つける事ができました 猫を連れて行き、間違いないか確認した後、 このような被害を受けているので弁償して欲しい旨を話しました その場ではそんなに弁償できないと言われたので、被害状況を詳しく調べ、また来ますと言って帰ってきました ダメになった物以外にも、怪我や、仕事に行く前の掃除(部屋の物のほとんどがおしっこで汚された)、また警察・保健所・市役所・アパートの管理会社など、この猫に係ることでかかった通話料、飼い主を探す労力等、この二日間は仕事以外ではすべてこの猫のために時間をさきました 猫の飼い主は近所の居酒屋さんで、 うちではトイレは決まった所でするし、おとなしいいい子だと言っていました 捕獲しなければ同じ事が繰り返されるので(証拠がないから)間違っていないと思っていますが、この場合、飼い主に弁償させる事はできないのでしょうか?補足本日、被害状況をお知らせに飼い主のところへ行ってきました 飼い主は、窓を開けている事が悪い、猫は自由に歩くものだと言って、非を認めませんでした これはもう無理ですかね?

他人の猫による住宅被害と損害賠償請求の可能性

アパートで飼っている猫が、近所の猫による被害を受けているというご相談ですね。 猫による被害は、想像以上に深刻で、精神的苦痛や経済的損失につながることがあります。 具体的には、家財の破損、身体への怪我、清掃費用、精神的苦痛など、多岐にわたる被害が発生しているようです。 飼い主として、損害賠償請求を検討することは当然の権利と言えるでしょう。 しかし、請求が認められるかどうかは、いくつかの要素によって左右されます。

損害賠償請求が認められる可能性

民法709条(不法行為)に基づき、他人の猫による被害について、飼い主は損害賠償責任を負う可能性があります。 重要なのは、飼い主の管理責任の有無です。 飼い主が、猫の行動を予測できたにも関わらず、適切な管理を怠っていたと認められる場合、損害賠償請求が認められる可能性が高まります。

今回のケースでは、以下の点が重要になります。

  • 猫の普段の行動: 飼い主が「トイレは決まった所でするし、おとなしいいい子だ」と言っている一方で、階下の住人に怪我をさせたり、あなたの部屋に侵入して被害を与えているという事実があります。これは、飼い主の認識と猫の実際の行動に乖離があることを示唆しており、飼い主の管理責任を問える可能性があります。
  • 侵入経路: 猫がどのようにしてあなたの部屋に侵入したのかを特定することが重要です。窓が開いていた、網戸が破損していたなど、具体的な侵入経路を明らかにすることで、飼い主の管理責任を立証しやすくなります。 網戸破損の状況を写真や動画で記録しておくべきでした。
  • 被害の証拠: 破損したカーテンレール、破損した網戸、汚損した衣服や畳の写真や動画などの証拠をしっかりと残しておくべきです。 おしっこ被害の状況も写真で記録しておきましょう。 これらは、損害額を算出する上で重要な証拠となります。
  • 損害額の算定: 破損した物品の修理費用や買い替え費用、清掃費用、そしてあなたの怪我による治療費、精神的苦痛に対する慰謝料などを具体的に算出する必要があります。 領収書や見積書などの証拠を揃えましょう。
  • 飼い主との交渉: 飼い主は責任を認めず、窓を開けているのが悪いと主張しているとのことですが、これは正当な理由とは言い難いです。 再度、冷静に被害状況を説明し、損害賠償を請求しましょう。 証拠となる写真や動画、見積書などを提示することで、交渉を有利に進めることができます。

具体的なアドバイスと今後の対応

1. **証拠の収集と整理:** 被害状況を写真や動画で詳細に記録しましょう。 破損した物品、汚損した箇所、怪我の状況などを可能な限り記録してください。 修理費用や清掃費用などの領収書も大切に保管しましょう。

2. **損害額の算定:** 修理費用、買い替え費用、清掃費用、治療費、精神的苦痛に対する慰謝料などを具体的に算出します。 見積書を取り、専門業者に依頼する場合は見積書を複数取得し比較検討しましょう。

3. **内容証明郵便の送付:** 飼い主との交渉がうまくいかない場合は、内容証明郵便で損害賠償請求を行いましょう。 内容証明郵便は、証拠として有効なため、交渉の際に有利に働きます。 内容証明郵便の作成には、弁護士に相談するのも良いでしょう。

4. **弁護士への相談:** 飼い主との交渉が難航したり、損害賠償請求が認められない場合、弁護士に相談することをお勧めします。 弁護士は、あなたの権利を保護し、損害賠償請求の手続きを適切に進めてくれます。

専門家の意見:弁護士の視点

弁護士の視点から見ると、今回のケースは損害賠償請求が認められる可能性は十分にあります。 重要なのは、証拠の明確さ損害額の正確な算定です。 飼い主が責任を認めない場合でも、証拠が揃っていれば、裁判で勝訴できる可能性は高まります。 弁護士に相談することで、適切な対応策を検討し、より有利な交渉を進めることができます。

まとめ

他人の猫による被害は、飼い主の管理責任が問われる可能性があります。 証拠をしっかりと集め、損害額を正確に算定することで、損害賠償請求を成功させる可能性が高まります。 交渉が難航する場合は、弁護士に相談することをお勧めします。 今回のケースでは、飼い主との交渉が難航しているため、弁護士への相談を強く推奨します。 弁護士に相談することで、法的措置を含めた適切な対応策を検討し、より有利な交渉を進めることができます。 早急に弁護士に相談し、今後の対応についてアドバイスを受けることをお勧めします。

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