介護認定結果への疑問とケアマネジャーとの対応について

介護区分変更に関し、ケアマネの発言に戸惑っています。特殊な疾患で入院していた、要介護5の母を半年ほど介護しています。先日、介護認定の結果が届きました。住んでいる市の介護認定が厳しいとのケアマネの話を聞いており、当初は良くて要介護3だろうという予想でしたが、ケアマネの予想とは異なり、要介護5となりました。認定の理由の詳細は知りませんが、導尿など排泄時の介助が常時必要な事、転倒のリスクが高く、常に見守りや介護が必要な事などを、主治主医も認定員の方も考慮して下さったのかと考えています。現在は、家族が介護している状況ですので、介護サービスを目いっぱい利用して要介護3でギリギリ足りるか足りないかと言う状況です。ところが、ケアマネが「お母様には要介護5は必要ない、良くても要介護3、区分変更申請をかけるべき」と言ってきました。彼女の言い分によると、「お母様より状態の悪い?一人暮らしの方が、要介護4しか出ずこの結果は不公平。その方は要介護5にしてくれと何度も言ってるのに(この方は排泄は自力でできるそうです)」「お母様はあなたたちが介護してるから介護サービスも使わないし、この介護度は必要ないでしょ?」「要介護5なのに歩行器や手すりを借りてると、市から私が文句言われる」など、私達家族や母のためを思って区変申請を勧めているのではなく、自分が保険者に文句言われるのが嫌なのと、自分達の事業所の介護サービスを利用せず旨みが無いために、あてつけで区変申請させようとしているようにしか思えませんでした。ケアマネの事業所の介護サービスはヘルパーの態度が作業的で母が嫌がるため、お断りしました。私ども家族は母の介護のため、仕事を辞め、自分達の時間を犠牲にし介護をしております。その甲斐もあり、母は退院後より大分体を動かせるようになりました。住民税も払っております。にも関わらず、住民税非課税の1人暮らしの方の見守りにヘルパーが必要で介護度を上げる必要があるならば、家族のうち誰かが専従ヘルパーになって介護すべきですし、私達家族には全く関係ない話で非常に困惑しております。それに、区変申請とは「認定の結果に不服がある場合にする」と認識しており、今回の結果は不満はありませんので、私どもとしては区変申請する理由が全くありません。それでも区変申請する必要性があるでしょうか?あるとすれば何のため?ご意見お待ちしております。

介護認定とケアマネジャーの役割

まず、介護認定制度とケアマネジャーの役割について整理しましょう。介護認定は、要介護状態にある高齢者の状態を客観的に評価し、必要な介護サービスのレベルを決定する制度です。認定の結果は、要介護1~5、要支援1・2の7段階に分類されます。 そしてケアマネジャーは、介護保険サービスを利用する高齢者とその家族を支援する専門家です。介護計画の作成、サービス事業者との調整、介護サービスの利用状況のモニタリングなど、多岐にわたる業務を担当します。

しかし、今回のケースのように、ケアマネジャーの対応に疑問を感じるケースも少なくありません。ケアマネジャーは、利用者の利益を最優先すべき立場です。利用者の意向を無視し、自身の都合や事業所の利益を優先した行動は、倫理的に問題があります。

ケアマネジャーの主張の分析

ケアマネジャーの主張を分析してみましょう。

* 「お母様には要介護5は必要ない、良くても要介護3」:これは、客観的な根拠に基づいた発言ではありません。介護認定は専門機関が行い、多角的な視点から判断されています。ケアマネジャー個人の判断で覆すことはできません。
* 「お母様より状態の悪い?一人暮らしの方が、要介護4しか出ずこの結果は不公平」:他の利用者の認定結果を根拠に、ご自身の母親の認定結果を否定するのは不適切です。個々のケースは、年齢、病状、生活環境など様々な要因によって異なってきます。
* 「お母様はあなたたちが介護してるから介護サービスも使わないし、この介護度は必要ないでしょ?」:ご家族が献身的に介護されていることは、評価されるべき点です。介護サービスの利用状況は、介護度の判断材料の一つではありますが、唯一の判断基準ではありません。
* 「要介護5なのに歩行器や手すりを借りてると、市から私が文句言われる」:これは、ケアマネジャー自身の保身のための発言です。市から指導を受ける可能性があるからといって、利用者の権利を侵害するような行動は許されません。

これらの発言から、ケアマネジャーは、自身の業務負担軽減や事業所の利益を優先し、ご家族の意向を無視している可能性が高いと考えられます。

区分変更申請の必要性

ご質問にあるように、区分変更申請は、認定結果に不服がある場合に行うものです。ご家族が認定結果に納得しているのであれば、申請する必要はありません。ケアマネジャーの主張は、ご家族の意思とは無関係に、自身の都合で申請を促しているように見えます。

具体的なアドバイス

* 他のケアマネジャーへの相談:現在のケアマネジャーとの関係に不信感がある場合は、他のケアマネジャーへの変更を検討しましょう。市町村の介護保険課などに相談すれば、適切なケアマネジャーを紹介してもらえます。
* 介護認定審査会への相談:認定結果に不服がある場合、またはケアマネジャーの対応に問題がある場合は、介護認定審査会に相談することができます。審査会は、認定結果の妥当性やケアマネジャーの対応について調査し、適切な対応を取ってくれます。
* 記録の保持:ケアマネジャーとのやり取りは、日付、時間、内容を記録しておきましょう。必要に応じて、証拠として提出することができます。
* 家族の負担軽減策の検討:ご家族の負担軽減のため、デイサービスやショートステイなどの介護サービスの利用を検討しましょう。介護サービスの利用は、介護度の判断材料の一つではありますが、利用しないからといって介護度が下がるわけではありません。
* 専門機関への相談:介護に関する相談は、介護保険課や地域包括支援センターなど、様々な機関で行っています。専門家の意見を聞き、適切な対応を検討しましょう。

インテリアとの関連性:介護しやすい住環境づくり

介護が必要な状態になった場合、住環境の整備は非常に重要です。ご家族の負担軽減と、お母様の安全・安心を確保するためにも、インテリアの見直しを検討しましょう。

* 転倒防止対策:滑りにくい床材、手すり、段差解消など、転倒のリスクを低減する工夫が必要です。床材は、フローリングよりもクッション性のあるカーペットやマットがおすすめです。手すりは、廊下やトイレなどに設置しましょう。
* バリアフリー化:段差の解消、引き戸への変更、広い通路の確保など、移動のしやすい環境づくりが重要です。
* 照明:明るすぎず暗すぎず、目に優しい照明を選びましょう。高齢者は、視力の低下により、暗い場所での転倒リスクが高まります。
* 家具の配置:家具の配置は、通路を広く確保し、移動しやすいように工夫しましょう。また、家具の角を保護するカバーなども有効です。
* 色使い:落ち着いた色合いのインテリアは、リラックス効果があり、精神的な安定につながります。グレーは、落ち着きと清潔感を演出するのに適した色です。

まとめ

ケアマネジャーの対応に疑問を感じた場合は、一人で抱え込まず、周囲に相談することが大切です。ご家族の状況を理解し、適切な支援をしてくれるケアマネジャーを見つけることが、介護を円滑に進める上で重要です。また、住環境の整備も、介護の質を高める上で重要な要素です。

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