介護施設探しとインテリア:高齢者の住まい選びと快適な空間づくり

国内の介護施設(特養)の空き部屋情報をご存知ありませんでしょうか?私の母(76歳)が、認知症(独居 要介護2)で、昨年10月~12月までデイサービスを利用しておりましたが、今年の1月に脳塞栓を発症し現在脳外科へ入院しております。幸い大きな後遺症は残らなかったのですが、その間で認知が進み、相談員の方のお話では、次回の認定時(有効期限が3月末)では要介護4程度に上がると伺いました(食事 排泄等生活は全く無理)。先日脳外科の先生からお話があり、既にこれ以上の治療は不要(症状は認知が原因)との事で退院を告げられました。今回先生に何とかお願いして、リハビリ目的として関連医療機関を紹介して頂き、2ヶ月程度の入院は可能となりそうです。しかしながら退院後(5月以降)の目処が全く立っていない中で。特養やショートステイ等色々探しておりますが、どこも満杯で、数年待ちの状況で目処が立ちません。私(質問者):(妻と2人暮、子供なし)は、現在母の家から車で10分程度の所に住んでおりますが、近い内に県外へ転勤となる予定で同居も出来ません。●非常識かも知れませんが、事実として私は母に殆ど愛情を感じておりません。今生の別れとなっても、どこか受入れて頂ける施設があれば県外でも構わないとも考えております。出来れば母の年金(6万円程度)の範囲で入れる施設を望んでおります。追加費用を支払う気持ちも薄く、又今後大幅な賃金カットもあり経済的な余裕もありません。甚だ自分勝手な考えとは認識しておりますが、ご助言を含めご教示頂ければ幸いです。長文で申し訳御座いませんが、何卒宜しくお願いします。

高齢者のための住まい探し:現状と課題

ご母堂様の状況、そしてご自身の転勤予定、経済的な事情など、非常に難しい状況にあることを理解しております。まず、特養(特別養護老人ホーム)の空き待ちが数年という現状は、全国的に共通の大きな課題です。 需要に対し供給が圧倒的に不足しているのが現状です。 そのため、すぐに空きが見つかる保証はありませんが、諦めずに探す方法について、具体的なステップを踏まえながらご説明いたします。

介護施設探し:具体的なステップ

1. 情報収集の徹底

* 地域包括支援センターへの相談:まずはお住まいの地域包括支援センターに相談することを強くお勧めします。彼らは地域内の介護サービスに関する豊富な情報を持ち、空き状況や待機状況、施設の特徴などを詳しく教えてくれます。 また、ご母堂様の状況に合った施設探しをサポートしてくれます。
* 市町村役場への問い合わせ:市町村役場でも介護施設に関する情報を得ることができます。 各施設の空き状況や、待機者リストへの登録方法なども教えてもらえます。
* インターネット検索:介護施設検索サイトを利用するのも有効です。 ただし、掲載されている情報は常に最新とは限らないため、必ず電話で確認が必要です。 検索する際には、「要介護4」「認知症対応」「〇〇県(地域名)」などのキーワードを組み合わせると絞り込みができます。
* 介護情報誌の活用:地域によっては、介護サービスに関する情報誌が発行されている場合があります。 これらも施設の情報収集に役立ちます。

2. 施設見学と比較検討

複数の施設を見学し、比較検討することが重要です。 見学の際には、以下の点をチェックしましょう。

* 施設の雰囲気:清潔感、明るさ、静かさなど、居心地の良さを感じられるか。
* スタッフの対応:親切で丁寧な対応か、入居者への接し方など。
* 設備:医療設備、リハビリ設備、居室の広さ、バリアフリー設計など。
* 食事:食事内容、提供方法、アレルギー対応など。
* 費用:利用料金、その他費用(おむつ代、医療費など)
* 介護体制:スタッフの人数、介護の質、夜間の対応など。
* レクリエーション:入居者向けのイベントや活動内容。

3. 経済的な側面の考慮

ご母堂様の年金が6万円程度とのことですので、費用面は大きな課題です。 多くの特養では、年金だけでは賄えないケースが多いです。 しかし、以下の点を検討することで、負担を軽減できる可能性があります。

* 介護保険の利用:介護保険サービスを利用することで、利用料金の一部を負担してもらえます。 要介護度に応じて支給される金額が異なります。
* 生活保護の申請:経済状況によっては、生活保護の申請も検討する必要があるかもしれません。 市町村の福祉事務所に相談しましょう。
* 低所得者向け施設の探求:一部の施設では、低所得者向けのプランを用意している場合があります。 積極的に問い合わせてみましょう。
* 補助金制度の確認:地域によっては、介護施設利用に関する補助金制度がある場合があります。 市町村役場や地域包括支援センターに確認しましょう。

県外への転居の可能性

県外への転勤を予定されているとのことですが、ご母堂様を県外の施設に入所させることも選択肢の一つです。 ただし、遠距離になることで、面会が難しくなる可能性があることを考慮する必要があります。 遠方の施設を選ぶ際には、交通アクセス、面会頻度などをよく検討しましょう。

インテリアと高齢者向け住環境

施設選びと並行して、高齢者にとって快適な住環境を整備することも重要です。 認知症の方にとって、視覚的な情報や触覚的な情報は非常に重要です。

* 色使い:落ち着きのあるベージュやアイボリーなどの暖色系の色は、リラックス効果があります。 刺激の少ない、優しい色合いのインテリアを選びましょう。 逆に、赤や青などの原色は、刺激が強すぎる可能性があります。
* 照明:明るすぎず暗すぎない、適度な明るさの照明を選びましょう。 目に優しい間接照明も効果的です。
* 家具:安全で使いやすい家具を選びましょう。 角のない丸みのある家具や、低めの家具がおすすめです。 転倒防止にも配慮しましょう。
* 床材:滑りにくい床材を選びましょう。 絨毯やマットは、転倒の原因となる可能性があるため、注意が必要です。
* 収納:整理整頓しやすい収納スペースを確保しましょう。 認知症の方は、物が散らかってしまう可能性があるため、収納は非常に重要です。

専門家の意見

介護施設の選び方や、高齢者にとって快適な住環境づくりについては、介護福祉士やケアマネージャーなどの専門家に相談することも有効です。 彼らのアドバイスは、施設選びや、ご母堂様の生活の質を高める上で非常に役立ちます。

まとめ

ご母堂様の介護施設探しは、容易ではありませんが、諦めずに、一つずつステップを踏んでいきましょう。 地域包括支援センターや市町村役場、専門家などの力を借りながら、ご母堂様に最適な環境を見つけ出してください。 そして、インテリアを通して、少しでも快適な生活空間を築いてあげることが大切です。

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