介護施設における犬の放し飼い問題と職場環境

沢山の介護施設を知っているわけではないのですが、犬を室内に放し飼いで問題はないんでしょうか? パートで就職したのですが、勤務二日目に犬が放し飼いになっていました。 面接時に、犬小屋も無くまた施設では犬を飼っていなかったので安心して勤務していたのですが。 経営者の家族の犬なのですが、別の経営者(奥さん)が家から連れてくるようです。その経営者とは面接時にも、初日にも会っていません。 犬は、リードもなし、ゲージにも入れず、フロアや厨房にも入ってきました。 私は子供の頃に犬に噛まれた経験から、犬のいない仕事場に勤務していました。 また少しですが犬アレルギーもあります。 犬好きなスタッフや利用者にはいいでしょうが、本当に放し飼い状態です。 経営者は「新しい人だから吠えている」と、言っていました。 私に吠えて来るため、噛まれやしないかと、二日目の勤務は気が気じゃありませんでした。 計算ミスや普段したことの無いミスさえしてしまい、相当落ち込みました。 また、昔の記憶が思い出されて、その場で犬が苦手だと言うことさえできませんでした。 そもまま勤務すれば、ハローワークから早期就職祝い金が出るとのことでしたが、到底我慢して働ける状態ではありません。 次の日、リーダーさんに相談したところ、家から連れて来ては、ほぼ放し飼い状態ということが分かりました。 帰り際、経営者にその旨伝えたところ「なんでもっと早く言わない」とお叱りを受けました。 また「犬は部屋から出さないから」と言いつつフロアにはいるし、吠える声もしていました。 グループ・ホームでは外で飼っている施設もありますが、個人の飼い犬を経営者だからと言って連れて来て放し飼いにしている神経の方が私には理解できません。 「アニマルホスピタルとか行けないよ。慣れたら?」と言われましたが、そんな所を選んで勤務しませんし、セラピー犬は吠えないと思います。 今回は辞めることにしましたが、経営者にはかなり辛辣なことを言われました。 次回からは施設で犬を飼っていなくても、飼い犬持ち込んだりしないか面談時に確認しようと思っています(普通、聞きませんよね)。 ところで、二十人規模の在宅型有料老人ホームですが、個人の犬の放し飼いはいんでしょうか。補足一番下の質問の「個人の犬の放し飼い」とは「経営者個人の犬の放し飼い」のことです。

介護施設における犬の放し飼い:法的観点と倫理的観点

介護施設における犬の放し飼いについては、法的にも倫理的にも様々な問題点が考えられます。まず、衛生面の問題です。犬は様々な細菌やウイルスを媒介する可能性があり、特に厨房への立ち入りは食中毒のリスクを高めます。また、安全面についても、利用者や職員への噛みつきや転倒事故のリスクがあります。特に、犬が苦手な方やアレルギーのある方がいる場合、深刻な問題となります。

さらに、法的責任の問題も無視できません。もし、犬が利用者や職員を噛み付いたり、怪我を負わせたりした場合、施設側には責任が問われる可能性があります。 動物の管理責任は、施設の責任者にあると言えるでしょう。

倫理的な観点からは、利用者の意思尊重が重要です。犬を嫌う利用者や職員がいる場合、彼らの意思を無視して犬を放し飼いにすることは、倫理的に問題があります。 また、職員の労働環境も考慮しなければなりません。犬が苦手な職員が、不安やストレスを抱えながら仕事をする状況は、望ましいとは言えません。

二十人規模の在宅型有料老人ホームにおける犬の飼育:適切な対応

二十人規模の在宅型有料老人ホームにおいて、個人の犬を放し飼いにすることは、適切ではありません。 前述した衛生面、安全面、法的責任、倫理的な問題に加え、施設の運営にも悪影響を及ぼす可能性があります。

例えば、犬の鳴き声や動きが、利用者の休息を妨げる可能性があります。また、犬の世話に時間を割くことで、利用者へのケアに支障が出る可能性もあります。

適切な犬の飼育方法

もし、施設で犬を飼育する場合には、以下の点を考慮する必要があります。

  • 犬の性格や習性を把握する:攻撃性や警戒心の強い犬は、施設での飼育に適していません。
  • 適切なケージを用意する:犬を自由に動き回らせるのではなく、ケージやリードを使用して管理する必要があります。
  • 衛生管理を徹底する:定期的な清掃や消毒を行い、感染症予防に努める必要があります。
  • 利用者や職員への配慮:犬が苦手な方への配慮を行い、アレルギー対策も必要です。
  • 緊急時の対応マニュアルを作成する:犬による事故が発生した場合に備えて、適切な対応マニュアルを作成しておく必要があります。
  • 飼育ルールを明確にする:犬の飼育に関するルールを明確にし、職員全員に周知徹底する必要があります。

面接時の確認事項と今後の対応

今回の経験を踏まえ、今後の就職活動では、面接時に以下の点を必ず確認するようにしましょう。

  • 施設で犬を飼育しているか:犬の飼育の有無だけでなく、飼育方法についても確認しましょう。
  • 犬の性格や習性:犬の性格や習性について、具体的な情報を得るようにしましょう。
  • アレルギー対策:アレルギー対策について、施設側がどのような対応をしているのかを確認しましょう。
  • 安全対策:犬による事故を防ぐための安全対策について、確認しましょう。

もし、犬の飼育方法に不安を感じる場合は、就職を断ることも検討しましょう。 自分の健康や安全を優先することは、決して悪いことではありません。

専門家の視点:獣医師の意見

獣医師の立場から見ると、介護施設での犬の放し飼いは、非常に危険です。犬は予測不能な行動をとることがあり、特に高齢者や身体の不自由な方がいる施設では、事故のリスクが高まります。 また、犬のストレスも考慮する必要があります。常に自由に動き回れる状態は、犬にとっても必ずしも良い環境とは言えません。 適切なケージを用意し、定期的な散歩や運動の機会を与えるなど、犬の福祉にも配慮した飼育が必要です。

まとめ

介護施設における犬の放し飼いは、衛生面、安全面、法的責任、倫理的観点から問題が多く、適切ではありません。 就職活動では、施設の犬の飼育状況について、事前にしっかりと確認することが重要です。 自分の健康や安全を第一に考え、安心して働ける職場を選ぶようにしましょう。 今回の経験は、貴重な学びとなりました。 今後、同様の状況に遭遇しないよう、しっかりと対策を立てていくことが大切です。

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