介護施設における怪奇現象とインテリアの関係性:亡くなった利用者様の霊と空間の繋がり

初めて質問します。初めてにしては、よいのか悪いのか……皆さん、介護施設での怪奇現象は体験した事ありますか?僕はこの仕事(特養)をして3年ちょいですが何回も体験した事あります> ;_< 自分は霊感は全くないんですが…つい最近、ある利用者様が急変し救急車で運ばれ車の中でお亡くなりになりました。運ばれたのが朝の6時頃。4時のパット交換の時には特変なし。その日の晩の夜勤者が朝4時30分頃、その亡くなった方のお部屋で怪奇現象が頻発し(電気がついたり消えたり、物音がしたり)隣のユニットの職員を呼び、確認してもらった所、凄く空気が冷たく重たかったそうです。お亡くなりになられた方が、自分が死んだと分からず戻ってこられたのか……やはり、こういった仕事をしている以上は怪奇現象は付き物なのか…その方の生前の話をしてあげるのが成仏になるのか。難しいですよね…

介護施設における怪奇現象と、その原因を探る

介護施設で働く方にとって、夜間の「怪奇現象」は決して珍しいことではありません。質問者様のように、霊感がない方でも体験するケースが多く、その原因は様々です。必ずしも霊的な現象とは限らず、科学的に説明できる可能性も高いです。

可能性1:老朽化した設備による物理的な現象

古い建物では、配線の老朽化によるショートや、建物の構造上の問題から、電気が点いたり消えたり、物音がしたりする現象が起こることがあります。特に夜間は、日中とは異なる温度や湿度変化によって、これらの現象が起こりやすくなります。

* 具体的な対策:

  • 施設の定期的な設備点検とメンテナンスの実施
  • 老朽化した配線や設備の交換
  • 防音対策の強化

可能性2:心理的な要因

夜間勤務の疲労やストレス、不安などから、錯覚や幻聴、幻覚を経験する可能性があります。特に、亡くなった利用者様との強い感情的な結びつきがあった場合、その影響が強く現れることもあります。

* 具体的な対策:

  • 十分な睡眠と休息をとる
  • 同僚とのコミュニケーションを密にする
  • 必要に応じて、専門機関への相談

可能性3:環境要因

温度や湿度の変化、気圧の変化、風の流れなど、物理的な環境要因も影響している可能性があります。特に、窓やドアの隙間から冷気が入り込むことで、寒さを感じたり、気流によって物音が聞こえることがあります。

* 具体的な対策:

  • 窓やドアの断熱性の向上
  • 適切な換気システムの導入
  • 室温・湿度の管理

インテリアと空間の雰囲気:亡くなった方の「想い」を鎮める工夫

上記のような物理的な原因を排除した上で、それでも「何か」を感じるのであれば、空間の雰囲気を整えることで、心理的な安心感を得られる可能性があります。

インテリアの選び方:落ち着きと安らぎを与える空間づくり

亡くなった利用者様の部屋のインテリアを見直すことで、より穏やかな雰囲気を作ることができます。

* 色選び: 青や緑などの落ち着いた色調は、心を落ち着かせ、安らぎを与えます。逆に、赤や黄色などの刺激的な色は避けましょう。質問者様の体験では、空気が冷たく重たかったとのことですので、暖色系の照明や、ベージュやアイボリーといった温かみのある色を取り入れることで、空間の印象を大きく変えることができます。
* 素材選び: 天然素材の家具や小物を使用することで、温もりと自然な雰囲気を演出できます。木製の家具や、麻や綿などの天然繊維のカーテンは、リラックス効果を高めます。
* 照明: 明るすぎる照明は、不安感を増幅させる可能性があります。間接照明や、暖色系の電球を使用することで、より穏やかな空間を作ることができます。アロマディフューザーなどを活用し、リラックス効果のある香りを取り入れるのも有効です。
* 整理整頓: 部屋の整理整頓は、心にも良い影響を与えます。不要なものを処分し、清潔で整然とした空間を作ることで、落ち着きと安心感を高めることができます。

故人の思い出を大切にする:写真や遺品を効果的に配置する

亡くなった利用者様の思い出の品を、適切に配置することで、故人の存在を感じながら、穏やかな気持ちで過ごせる空間を作ることができます。

* 写真: 生前笑顔の写真を飾ることで、ポジティブな感情を呼び起こし、悲しみを和らげることができます。
* 遺品: 故人が大切にしていた小物などを、思い出と共に飾ることで、故人の存在を身近に感じることができます。ただし、遺品は整理整頓し、ご遺族の意向を尊重することが大切です。

専門家の意見:臨床心理士の視点

臨床心理士の視点から見ると、このような現象は、残された人々の未消化な感情や、喪失感などが空間を通して現れている可能性があります。故人の生前の様子を語り、思い出を共有することで、未消化な感情を処理し、心の整理をつけることが重要です。

まとめ:科学的なアプローチと心理的なケアの両面から対処する

介護施設における怪奇現象は、必ずしも霊的な現象とは限りません。まずは、設備の老朽化や心理的な要因、環境要因といった可能性を科学的に検証し、適切な対策を行うことが重要です。その上で、空間の雰囲気を整え、故人の思い出を大切に扱うことで、心理的な安心感を得ることができます。そして、同僚や専門家と相談しながら、適切な対応を心がけましょう。

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