介護施設における個人情報とヘルパー対応に関するQ&A

介護施設での個人情報取扱い 実母が入居するグループホーム(入居1年3ケ月目)に必ず毎週土曜日に訪問していましたが、 問題があるヘルパーが勤務するようになり、母も私もそのヘルパーが 嫌でも4ケ月我慢していましたが、不快なことが続けて3度たり、私はとうとう我慢できなくなりました。 そのヘルパーの出勤日を電車に出たヘルパーに聞いたら「個人情報だから」と教えてもらえませんでした。 そういうものですか? そのヘルパーに問題があると思ったので、まずは施設管理者兼ケアマネージャーに話したら「そういう話しは直接そのヘルパーに言って下さい。直接言っても門は立たないし、仕返しもしません。」 施設管理者兼ケアマネージャーの対応は無責任に感じました。 要介護3の母、認知症度低いですが「在宅介護では危険だからと当時のグループホームに入居させよ」とケアマネージャーに言われて、グループホームに入居させました。 今のグループホームでは、親切なヘルパーは3ケ月で退職します。施設に何か問題があるのでしょう。 私の母・私が嫌いな30代男性未婚ヘルパーは、他のヘルパーがしない言動をします。 親しげに話しかけて来ますが、内向的な私達には苦痛。でも内向的な私達に問題があるのだからと我慢していました。 母は脳出血を点滴治療しただけなので単純単純思考なのは仕方ありません。 そのヘルパーは、母に嫌われているのを感じず、コミニケーションをとろうとしているのか、母の部屋にあるテレビ雑誌の中を見て母にあれこれ聞いたり、私が来た日・次に来る日、私が持って来た私費購入おやつを詮索するようです。 他の入居者を怒鳴っているのが聞こえました、私がグループホームに着くなり「今日はお通じありましたよ、僕が片付けたんですが」と言って来ました。 施設管理者兼ケアマネージャーは、私に苦言を言いたい放題。夜中トイレの転倒による肩骨折を機に依存度が高まりナースコールを外します、トイレ介助してもらってる立場で下ネタを言う、等。 でも入居者の話は聞く耳もたない。 入居者家族がヘルパー勤務日を把握するのはダメで、ヘルパーが入居者家族の訪問日を把握するのはアリですか?

介護施設における個人情報保護と適切な対応について

ご質問の内容は、介護施設における個人情報保護、そして施設職員の不適切な対応に関する深刻な問題提起です。ご心配されているお気持ち、そして長期間に渡る我慢を強いられたご苦労を察します。一つずつ整理して、具体的な対応策を検討していきましょう。

1. ヘルパーの勤務日に関する個人情報

まず、ヘルパーの勤務日を他のヘルパーから教えてもらえなかった点についてですが、これは個人情報保護の観点から、施設側としては適切な対応と言えるでしょう。ヘルパーの勤務スケジュールは個人情報に該当し、無断で外部に漏らすことは法律で禁じられています。

しかし、ご家族が安心して面会できるよう配慮するのも施設の重要な役割です。ヘルパーの勤務日を知りたいというご要望は、ご自身の母親への適切なケア、そしてご自身の精神的な負担軽減のためのものであり、正当な理由があります。施設側には、この点を理解し、別の方法で対応する責任があります。例えば、面会予約システムの導入や、管理者への直接的な問い合わせへの対応などが考えられます。

2. 施設管理者兼ケアマネージャーの対応

施設管理者兼ケアマネージャーの対応は、残念ながら適切とは言えません。問題のあるヘルパーへの直接的な対応を促すだけでなく、ご家族の不安や苦情を軽視しているように感じます。ケアマネージャーは、入居者とその家族の権利擁護者としての役割も担うべきです。

施設管理者には、問題のあるヘルパーの対応について、適切な指導や処置を行う義務があります。また、ご家族からの苦情には真摯に耳を傾け、具体的な解決策を提示する必要があります。

3. 問題のあるヘルパーの言動

ご指摘されているヘルパーの言動は、明らかにプロとして不適切です。入居者のプライバシーを侵害する行為、他の入居者への怒鳴り声、不快な冗談など、許容できる範囲を大きく超えています。

このような行為は、施設の管理体制に問題がある可能性を示唆しています。親切なヘルパーが短期間で退職するのも、この施設の雰囲気や管理体制に問題があるからかもしれません。

4. 入居者家族とヘルパーの情報共有

入居者家族がヘルパーの勤務日を把握するのは「ダメ」、ヘルパーが入居者家族の訪問日を把握するのは「アリ」という考え方は、必ずしも正しくありません。どちらも個人情報保護の観点から慎重な取扱いが必要ですが、前者は家族の安心安全に直結するケースが多く、後者はプライバシー侵害のリスクが高いと言えるでしょう。

施設は、個人情報保護と入居者家族の安心安全の両立を目指した、より柔軟な対応を検討する必要があります。例えば、面会予約システムの導入、担当ヘルパーの変更、苦情相談窓口の設置などが考えられます。

具体的なアドバイス

1. 苦情を正式に文書で提出する:施設管理者兼ケアマネージャーへの口頭での訴えだけでは、記録が残らず、改善に繋がりません。問題点、具体的な事例、改善要望を明確に記した文書を、内容証明郵便で送付することをお勧めします。

2. 他の入居者や家族と情報共有する:同じような経験をしている入居者や家族がいるかもしれません。情報共有することで、問題の深刻さを認識し、集団で改善を求めることができます。

3. 介護保険相談窓口に相談する:市区町村の介護保険相談窓口に相談することで、客観的なアドバイスや適切な対応策を得ることができます。

4. 他のグループホームへの転居を検討する:現状の施設で改善が見込めない場合は、他のグループホームへの転居も検討しましょう。転居に際しては、ケアマネージャーに相談し、母の状態に合った施設を選ぶことが重要です。

5. 弁護士に相談する:問題が解決しない場合、弁護士に相談することも検討しましょう。法的措置を取る必要性や、その可能性についてアドバイスを受けることができます。

専門家の視点:介護福祉士の意見

介護福祉士として、このケースは非常に残念です。施設の管理体制、ケアマネージャーの対応、そしてヘルパーの倫理観、全てに問題が見られます。入居者の尊厳と安全を守るために、施設は抜本的な改善が必要です。ご家族は、決して一人で抱え込まず、積極的に声を上げてください。

まとめ

今回のケースは、介護施設における個人情報保護と、入居者への適切なケアの重要性を改めて示しています。施設側は、個人情報保護と家族の安心安全の両立を図るための体制整備が必要です。ご家族は、自身の権利を主張し、適切な対応を求めることをためらわないでください。

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