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職場の人間関係と、仕事への不安
介護の仕事は、利用者の方々へのケアだけでなく、職場の人間関係も大きな課題となりますね。質問者様は、仕事が遅いという理由で、同僚から無視や嫌味を言われたり、陰口を叩かれたりと、辛い思いをされているようです。40代の男性職員からの無視や、他の職員からの冷たい視線は、非常にストレスが溜まる状況でしょう。挨拶をしても無視される、というのは、非常に辛い経験だと思います。
まず、人間関係の改善に向けて、以下の点を試してみてはいかがでしょうか。
- 同僚とのコミュニケーションの工夫: 仕事以外の話で、共通の話題を見つけて会話のきっかけを作ることを意識してみましょう。例えば、休憩時間などに「今日の天気いいですね」といった簡単な挨拶から始めてみるのも良いでしょう。無理に親しくなる必要はありませんが、最低限のコミュニケーションは心がけましょう。ただし、無理強いは禁物です。相手が反応してくれなければ、距離を置くことも大切です。
- 上司への相談: 職場でのいじめや嫌がらせにあっていると感じたら、上司や人事担当者に相談することが重要です。具体的な状況を説明し、改善を求めましょう。相談することで、職場環境の改善に繋がる可能性があります。一人で抱え込まず、誰かに相談することが大切です。
- 記録を残す: いじめや嫌がらせを受けた日時、内容、状況などを記録しておきましょう。証拠として、後々必要になる可能性があります。
しかし、職場の人間関係の問題は、すぐに解決するとは限りません。もし、改善が見られない場合は、転職も視野に入れても良いかもしれません。
入浴介助時間と、介護の質
入浴介助に40分もかかると言いますが、これは決して遅いわけではありません。利用者の方の状況(身体状況、認知症の有無など)や、介助の内容(洗髪、洗体、着替えなど)によって、時間は大きく異なります。15分で済ませている先輩職員のやり方について、安全面や利用者の方への配慮に問題がないか、よく確認する必要があります。
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利用者の方にとって、入浴は単なる身体の清潔を保つ行為ではありません。リラックスできる時間、そして、職員とのコミュニケーションの機会でもあります。 15分という短時間で入浴を済ませることは、利用者の方にとって、精神的な負担になっている可能性があります。
- 入浴介助の標準化: 施設には、入浴介助に関するマニュアルや手順があるはずです。その手順書に従って、安全で丁寧な介助を心がけましょう。もし、マニュアルが不十分であれば、改善を求めることも重要です。
- 時間管理の工夫: 入浴介助に必要な時間を短縮するために、作業効率を上げる工夫をしてみましょう。例えば、必要な物品を事前に準備する、介助の流れをスムーズにするなど、小さな工夫が大きな効果を生む可能性があります。しかし、安全性を犠牲にしてまで時間を短縮するべきではありません。
- 先輩職員との情報共有: 15分という短時間で入浴介助を完了している先輩職員に、具体的な方法を尋ねてみるのも良いかもしれません。ただし、その方法が安全で、利用者の方にとって適切なものであるかを確認する必要があります。
- 記録の重要性: 介助時間や利用者の方の状態を正確に記録しておくことは、自分の仕事の質を客観的に評価する上で重要です。また、記録は、もし問題が発生した場合の証拠にもなります。
食事介助と、利用者への声かけ
「はよ食べな部屋に帰られへんぞー」と怒鳴ったり急かしたりすることは、決して適切な対応ではありません。利用者の方々は、高齢者や病気の方々です。食事は、単なる栄養摂取だけでなく、楽しみや生きがいにも繋がります。食事の時間を急かすことは、利用者の方の尊厳を傷つける行為です。
- ゆっくりとしたペースで: 利用者の方のペースに合わせて、ゆっくりと食事介助を行いましょう。焦らず、落ち着いて対応することが大切です。
- 声かけの工夫: 「ゆっくり召し上がってください」など、温かい言葉かけを心がけましょう。利用者の方とコミュニケーションを取りながら、食事の時間を楽しい時間にすることが重要です。
- 食事介助のスキルアップ: 食事介助に関する研修に参加したり、先輩職員からアドバイスをもらったりすることで、スキルアップを目指しましょう。適切な介助を行うことで、利用者の方の満足度を高めることができます。
介護のあり方
介護の仕事は、利用者の方々の生活を支える、尊厳を守り、人生を豊かにする仕事です。時間や効率ばかりを追い求めるのではなく、利用者の方々との信頼関係を築き、丁寧なケアを提供することが重要です。
質問者様の施設では、時間短縮を優先しすぎて、利用者の方々への配慮が不足しているように感じます。入浴時間や食事時間など、利用者の方々にとって適切な時間配分を検討する必要があるでしょう。
「介護とはそういうもの」ではありません。 介護の現場では、常に利用者の方々の立場に立って、より良いケアを提供するための努力が求められます。
まとめ
職場の人間関係、仕事への不安、そして介護のあり方について、様々な視点から考えてみました。問題解決には、まず現状を客観的に把握し、具体的な対策を立てることが重要です。一人で抱え込まず、上司や同僚、必要であれば専門機関に相談することも検討してください。そして、常に利用者の方々の立場に立って、丁寧なケアを提供することを心がけてください。