介護施設でのトイレ介助と記録業務に関する悩み:新人介護職員の葛藤と改善策

介護施設にお勤めの方、貴設と比べてください・・・こんなもんでしょうか? 食事前にトイレ介助を全ての利用者さんにするのですが、個人的にあまりにも心が痛むというか「モノのように扱ってる」ように感じて少々辛いです。 Aさんを部屋トイレに座らせる→隣の部屋などに行きBさんを部屋トイレに座らせる→スムーズに2人終えれば3人目Cさんの部屋へ行きトイレに座らせる→Aさんを車いすに乗せ食堂へ・または少し部屋で待ってもらう→Bさんを車いすに乗せる→Aさん食堂へお連れするorBさんを食堂へ・・・のような手順です。 1フロア20人ほどの利用者さんがいますが半分以上の方が車いすでトイレ介助が必要な方(トレパン・パッドをご利用)です。立位が厳しい方もいます。トイレ以外にもベッド上でオムツの場合もあります。日勤帯(10時~17時)で職員はシフトで最大3人(早番・日勤・遅番が重なる時間帯)です。 看護師もいますが基本看護なので介助はしません。 自分は未熟な新人で、どうしても「放っておく」ことに心が痛みます。駆け付けたときには用便を済ませてじっと便器に座っている事もしばしば。もちろん利用者さんが自由に過ごす(寝る方がほとんどですが)ためにそっとしておくのとは違うような気がするのは新人ゆえの迷いでしょうか? あと、職員詰所にて介護記録を書くのですが、途中離席するときに広げっぱなしというのも気になります。利用者さんが勝手に見る心配はないですが、記入場所が例えると「ホテルのフロント、それもお客様が立つ位置」なのでいつどのタイミングで来客があるかもしれない状態です。個人情報満載で、一般企業で煩く言われた自分は勝手にヒヤヒヤしています。誰も気にしていない様子で閉じたり伏せたりするのは自分だけのようです。 先日もこういった質問をさせていただいてます。お時間がある方はご覧ください→ http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1295962152 介護施設ってこんなものですか?私には向いていないのでしょうか?もしそうなら残念で仕方ありません。 ご感想・ご意見をお待ちしています。

介護施設におけるトイレ介助の現状と課題

質問にあるような、食事前のトイレ介助における時間的な制約と、利用者の方々への配慮のバランスは、多くの介護施設で共通の課題です。20名程度の利用者に対して3名体制では、一人ひとりに十分な時間をかけられない状況は、残念ながら多くの施設で現実的に起こりうる問題です。 利用者の方々を「モノのように扱っている」と感じてしまう気持ちは、決してあなたの未熟さによるものではありません。むしろ、利用者の方々を一人ひとりの人間として尊重し、丁寧に接したいという、あなたの真摯な姿勢の表れです。

時間効率と心のこもった介助の両立

現状の介助方法では、時間効率を優先せざるを得ない状況です。しかし、時間がないからといって、利用者の方々への配慮を欠くことはできません。 そこで、以下の点を検討してみましょう。

  • 介助の順番の見直し: A→B→Cと順番に介助するのではなく、トイレの近い方から順番に介助するなど、動線を工夫することで、移動時間を短縮できます。また、状態の急変に対応できるよう、緊急度の高い方から優先するなどの柔軟性も必要です。
  • チームでの連携強化: 同僚と協力して、介助を分担することで、一人ひとりに時間をかけられるように工夫しましょう。例えば、一人がトイレ介助を行い、もう一人が車椅子への移動や食堂への誘導を担当するなど、役割分担を明確にすることで効率化を図れます。
  • 介助時間の短縮: 介助に必要な動作をスムーズに行うための訓練をしましょう。例えば、車椅子の操作、移乗介助の技術向上など、効率的な介助方法を学ぶことで、時間を短縮できます。専門機関による研修などを活用するのも有効です。
  • 利用者さんの状態把握: 利用者さんの排泄リズムを把握し、食事前だけでなく、必要に応じて随時トイレ介助を行うことで、緊急時の対応を減らし、時間的な余裕を作ることもできます。日誌や記録を参考に、個々の排泄パターンを分析してみましょう。

利用者さんの尊厳を保つ介助

時間効率を追求するだけでなく、利用者さんの尊厳を保つための配慮も大切です。

  • 言葉かけとコミュニケーション: 介助中は、利用者の方々と積極的にコミュニケーションを取りましょう。「○○さん、トイレに行きましょうか?」など、優しく声をかけることで、安心感を与えられます。
  • プライバシーの保護: トイレ介助中は、プライバシーに配慮し、必要最小限の動作に留めましょう。また、介助後には、きちんと着替えを手伝うなど、丁寧な対応を心がけましょう。
  • 個別のニーズへの対応: 利用者さん一人ひとりの状態や性格、好みを理解し、それに合わせた介助を行うことが大切です。例えば、ゆっくりとしたペースを好む方に対しては、無理強いせず、時間をかけて介助を行うなど、柔軟な対応を心がけましょう。

介護記録の管理と情報セキュリティ

職員詰所での介護記録の管理についても、あなたの不安は当然のことです。個人情報保護の観点から、以下の対策を検討しましょう。

記録の保管方法

  • ファイルの施錠: 記録は、必ず施錠できるファイルやキャビネットに保管しましょう。
  • パソコンのパスワード設定: パソコンを使用する場合は、必ずパスワードを設定し、使用後は必ずログアウトしましょう。
  • 持ち出し禁止: 記録は、原則として施設外への持ち出しを禁止しましょう。どうしても持ち出す必要がある場合は、上司の許可を得て、適切な方法で管理しましょう。
  • 記録用紙の破棄: 使用済みの記録用紙は、シュレッダーで確実に破棄しましょう。

情報セキュリティに関する施設内ルール

施設内に情報セキュリティに関するルールが明確に定められていない場合は、上司に相談し、ルールを作成するよう提案しましょう。 多くの施設では、個人情報保護に関する研修を実施していますので、積極的に参加し、知識を深めることも大切です。

あなた自身のケアも大切

介護の仕事は、心身ともに負担が大きい仕事です。 「放っておく」ことに心が痛むのは、あなたが真面目で、利用者の方々を大切に思っている証拠です。しかし、その気持ちばかりが先行しすぎると、あなた自身の心身を壊してしまいます。

  • 同僚や上司への相談: あなたの悩みや不安を、同僚や上司に相談しましょう。彼らは、あなたの経験を共有し、アドバイスをしてくれるでしょう。
  • ストレスマネジメント: 適度な休息を取り、趣味や好きなことをして、ストレスを解消しましょう。
  • 専門機関への相談: どうしても抱えきれない場合は、専門機関に相談することも検討しましょう。

介護の仕事は、やりがいのある仕事ですが、同時に大変な仕事でもあります。 あなたの気持ちは、多くの介護職員が抱える共通の悩みです。 一人で抱え込まずに、周囲の協力を得ながら、少しずつ改善していくことが大切です。 そして、あなたの真摯な姿勢は、きっと利用者の方々にとって大きな喜びとなるでしょう。 介護の仕事は、あなたに向いているかどうかではなく、あなたがどのように向き合っていくかによって変わってきます。

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