人馴れしていない猫の保護と室内環境:ゲージからの脱出を試みる母猫への対応

猫の親子を保護し2週間。母猫は避妊手術後に我が家へ。 母猫は2年前から家の駐車場に住み着き、毎日ご飯をあげ段ボールで寝床も作ってあげました。 触らせてはくれませんが、ご飯時は必ず玄関脇で待ち、食べてる時に側で見てても怒らないし、子猫に触っても怒りませんでした。 もう少し時間をかけて馴れてもらいたかったのですが、事情があり早急に家に入ってもらうことになった次第です。 子猫は問題ないのですが、母猫は人馴れしていないことと真菌の疑いがある為、ゲージに入れ部屋の隅に置きました。 夜鳴きはもちろん覚悟していたので問題ではないのですが、少し落ち着いてきたようだからと閉めていた部屋のシャッターと窓を開けると、懸命にゲージを出ようと窓に向かい前足を伸ばしたり、隙間に頭を押し付けたりして鳴きます。 そろそろゲージのドアをオープンにしようかと思っていましたが、窓に突進したり網戸を破ったりだと危険と思い保留しました。 人馴れしていない猫を保護された方で、このような時にどうされたかお話を聞かせていただきたいです。 母猫を諦めたくはないのですが、下痢がつづいていたり(恐らくストレス)出ようともがいたり、悲しそうな声で鳴かれると、こんなに我慢を強いていいのだろうか?と疑問にも思います。 人馴れしていない猫の保護は初めてなので、手探り状態です。補足ご回答ありがとうございます。 ゲージに入れてる間、窓の外を見て懸命に出ようとする様子を見て、窓の外を見せていいものかどうか悩みます。 皆さんはどうされるでしょうか? その辺のご回答をいただければ幸いです。

人馴れしていない猫の保護:最初のステップ

突然の環境変化は猫にとって大きなストレスです。特に人馴れしていない猫の場合、ゲージに入れられたこと自体が恐怖体験になっている可能性が高いです。まずは、母猫のストレスを軽減するための環境整備と、段階的な慣らしが重要です。

安全で快適な空間づくり

* ゲージの位置:部屋の隅ではなく、家族の活動範囲をある程度見渡せる、しかし直接的な視線を感じにくい場所にゲージを移動しましょう。人の気配を感じられる安心感と、プライバシーの両立が大切です。
* 隠れ家:ゲージの中に、猫が隠れることができる小さなハウスや段ボール箱を設置しましょう。これは、猫が安心できる安全な場所を提供し、ストレスを軽減するのに役立ちます。 素材は、猫が落ち着ける柔らかな素材を選びましょう。
* 快適な温度と湿度:猫は温度変化に敏感です。室温を快適に保ち、直射日光や冷風が当たらないように注意しましょう。加湿器を使用するのも効果的です。
* 清潔さ:ゲージ内は常に清潔に保ちましょう。毎日排泄物の処理を行い、必要に応じてゲージ全体を清掃します。真菌の疑いがあるとのことですので、特に清潔さに気を配りましょう。獣医の指示に従って、適切な消毒薬を使用することも重要です。
* 快適な寝床:柔らかく、清潔なベッドを用意しましょう。猫が気に入る素材や形を見つけることが重要です。

段階的な慣らし

* ゲージを開放するタイミング:母猫が落ち着いてからゲージのドアを開放しましょう。いきなり開放するのではなく、最初は少しだけドアを開けて、猫が自ら出入りできる状態にします。
* ゆっくりと距離を縮める:猫がゲージから出てきても、無理に近づいたり触ろうとしたりしないようにしましょう。猫が自ら近づいてくるのを待ち、ゆっくりと距離を縮めていきます。
* 声かけとコミュニケーション:優しく、落ち着いた声で話しかけましょう。猫の名前を呼んだり、おやつをあげたりすることで、少しずつ信頼関係を築いていきます。
* 安全な場所の確保:猫が自由に動き回れるスペースを確保し、安全な場所(猫が隠れられる場所)を用意しましょう。

窓への執着:外の世界への憧憬

窓の外を見つめ、必死に脱出しようとする行動は、母猫が外の世界を恋しがっていることを示しています。 これは、彼女が以前自由に生活していたこと、そして、現在のゲージという閉鎖的な空間へのストレスが原因です。

窓への対策

* 視界を遮る:ゲージの位置を調整し、窓から見える景色を遮断しましょう。カーテンやブラインドを使用するのも有効です。
* 代替の刺激:窓の外の代わりに、猫が興味を持つようなおもちゃや、猫が安全に遊べる場所を提供しましょう。猫じゃらしやボール、猫用トンネルなど、様々なアイテムを試してみましょう。
* 窓辺での休息:ゲージを窓際に置く代わりに、窓辺に猫が安心して過ごせる場所を作ります。猫ベッドやキャットタワーを窓際に設置し、安全に外を眺められるようにしましょう。

ストレス軽減と健康管理

下痢はストレスの大きなサインです。

ストレス軽減策

* フェロモン製品:猫用フェロモン製品(Feliwayなど)を使用することで、猫の安心感を高めることができます。
* 環境エンリッチメント:猫が楽しめるおもちゃや、登ったり隠れたりできるアイテムなどを用意して、環境を豊かにしましょう。
* 食事:消化の良い、高品質なキャットフードを選びましょう。ストレスによって食欲不振になる場合もあるので、嗜好性の高いフードを試してみるのも良いでしょう。
* 獣医への相談:下痢が続く場合は、獣医に相談しましょう。ストレスによるものだけでなく、病気の可能性もあります。真菌の検査も合わせて行いましょう。

専門家の意見

動物行動学の専門家によると、人馴れしていない猫の保護においては、焦らず、猫のペースに合わせて行動することが重要です。無理強いせず、猫が安心できる環境を提供し、信頼関係を築くことが、最終的には猫の健康と幸せにつながります。

まとめ:時間と忍耐が鍵

人馴れしていない猫の保護は、時間と忍耐を要する作業です。焦らず、猫のペースに合わせて、安全で快適な環境を整え、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。 母猫のストレスを軽減し、健康状態に注意を払いながら、彼女が安心して暮らせるようにサポートすることが大切です。 窓への執着については、視界を遮る、代替の刺激を与えるなど、様々な方法を試してみましょう。 それでも改善が見られない場合は、獣医や動物行動学の専門家に相談することをお勧めします。

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