人工大理石のパンこね台でパン作り!生地の膨らみと対策

料理教室でパンを習ってからついはまってしまい、人口大理石のパンこね台を購入しました。料理教室の作業台は木製だったためか特に気にならなかったのですが、自宅で人工大理石の台を使ってこねこね、ベンチタイム・・とやって気づきました。人工大理石って冷たいのであまり膨らまない‥?部屋を暖かくしたり、台をちょっと温めたりすればいい感じに膨らむのでしょうか??おいしく作るためのアドバイスおねがいします(´;ω;`)

人工大理石の天板とパン生地の膨らみ:なぜ冷たいと膨らみにくいのか?

人工大理石の天板は、その素材の特性上、木製天板と比べて温度伝導率が高く、冷たいため、パン生地の発酵に影響を与える可能性があります。パン生地の発酵には、酵母の活動が不可欠です。酵母は最適な温度範囲(一般的に25~30℃程度)で最も活発に活動し、二酸化炭素を発生させ、生地を膨らませます。人工大理石の冷たい天板は、生地の温度を下げ、酵母の活動を抑制してしまうため、発酵が遅くなったり、十分に膨らまなかったりするのです。

人工大理石の天板でパン作り:美味しく作るための具体的な対策

では、人工大理石の天板を使って、美味しくパンを作るにはどうすれば良いのでしょうか?いくつか具体的な対策をご紹介しましょう。

1. 天板の温度管理:予熱が重要!

予熱はパン作りの成功の鍵です。オーブンを予熱するだけでなく、こね台となる人工大理石の天板も予熱することが重要です。天板をオーブンで温める、もしくは、温かいお湯を入れたボウルを天板の上に置いて、ある程度温度を上げることで、生地の温度低下を防ぎ、発酵を促進できます。

* オーブンで低温(40℃程度)で10~15分間予熱する。
* 温かいタオルで天板を包んで保温する。(オーブン使用後、熱が冷めないうちに)
* 天板の下に、発泡スチロール板などを敷いて断熱性を高める。

2. 室温・環境の調整:発酵に適した環境を作る

生地の発酵には、室温も大きく影響します。特に冬場など、室温が低い場合は、発酵が遅くなりがちです。

* 室温を高く保つ:暖房器具を使って室温を25℃程度に保つ。
* 発酵器を使う:パン作り専用の温度管理ができる発酵器を使用すると、安定した発酵温度を保てます。
* オーブンの発酵機能:オーブンに発酵機能が付いている場合は、それを活用しましょう。

3. 生地そのものの工夫:強力粉と水分量に注目

生地の配合にも工夫が必要です。

* 強力粉を使用する:強力粉はグルテンが多く、生地の強度を高めるため、発酵が遅くなっても形を保ちやすいです。
* 水分量を調整する:室温が低い場合は、レシピの水分量を少し増やすことで、生地の柔らかさを保ち、発酵を促すことができます。ただし、水分量を増やしすぎると、生地がべちゃべちゃになるため、注意が必要です。

4. こね方の工夫:グルテン形成を促進

生地のこね方によって、グルテンの形成度合いが変化し、発酵に影響します。

* しっかりこねる:グルテンをしっかり形成することで、生地の強度を高め、発酵時のガスを閉じ込めやすくなります。
* こねすぎない:こねすぎると、グルテンが硬くなりすぎて、発酵が阻害される可能性があるため、適度なこね加減が重要です。

5. その他のポイント:生地の保温

発酵中の生地を保温することも大切です。

* ボウルにラップをかける:生地を入れたボウルにラップをかけ、乾燥を防ぎ、保温性を高めます。
* オーブンを低温で保温:オーブンを低温(30℃程度)に設定し、生地を保温します。
* 発酵マットを使用:発酵マットは、生地の発酵を促進する効果があります。

専門家からのアドバイス:パティシエの視点

実際にパティシエに相談したところ、以下のようなアドバイスをもらいました。「人工大理石は熱伝導率が高いので、生地の温度が下がりやすいのは事実です。しかし、適切な温度管理と生地の配合を工夫することで、問題なくパン作りはできます。予熱は必須ですし、発酵器の使用もおすすめです。また、生地の水分量を調整することで、発酵のスピードをコントロールできます。最初はレシピ通りに作ってみて、室温や生地の状態に合わせて微調整していくことが重要です。」

まとめ:人工大理石の天板でも美味しいパン作りは可能!

人工大理石の天板は、木製天板と比べて温度が低いため、パン生地の発酵に影響を与える可能性がありますが、適切な温度管理、生地の配合、こね方などを工夫することで、美味しくパンを作ることができます。今回ご紹介した方法を試して、ぜひ美味しいパン作りを楽しんでください!

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