Contents
京都駅近郊公団住宅におけるエアコン室外機設置の困難性
ご契約された京都駅近郊の公団住宅のリノベーション物件で、エアコン室外機の設置が困難な状況とのこと、大変お困りのことと思います。 耐震補強工事による窓への鉄筋や鉄格子の設置、保育園や大木などによる高所作業車の進入困難さ、これらが設置業者を断念させる大きな要因となっています。 さらに、公団側が責任を認めない姿勢も、状況を悪化させていると言えるでしょう。
問題解決に向けた具体的なステップ
まずは、冷静に状況を整理し、段階的に解決策を探っていくことが重要です。
1. 公団との再交渉
現状を改めて公団に説明し、書面で問題点を明確に提示することが重要です。写真やビデオで、窓の鉄筋、鉄格子、周辺環境の状況を記録し、添付しましょう。 具体的な要望としては、以下の点を挙げましょう。
- エアコン室外機設置に関する責任の明確化:契約時に設置不可能な点が告知されていなかったことを主張し、責任の所在を明確にするよう求めます。
- 設置費用負担の交渉:設置困難な状況を鑑み、公団側が設置費用の一部または全額を負担することを交渉します。 業者からの見積もりを提示することで、交渉を有利に進められます。
- 代替案の提示:室外機設置が不可能な場合、他の解決策(例えば、窓型エアコンの設置、もしくは別の物件への転居など)を公団に提示してもらい、検討します。
- 書面での回答と対応期限の設定:公団からの回答を文書で得ること、そして具体的な対応期限を設定することを求めます。 口頭での約束は曖昧になりがちなので、書面での記録は必須です。
2. 専門家への相談
公団との交渉が難航する場合は、弁護士や不動産専門家に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な交渉戦略を立てることができます。 特に、契約書に記載されている事項や、公団の責任範囲について、専門家の意見を聞くことが重要です。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
3. エアコン設置業者の選定
複数の業者に断られたとのことですが、諦めずに、特殊な設置工事にも対応可能な業者を探しましょう。 高所作業車を使用できない場合、クレーン車や特殊な機材が必要になる可能性があります。 インターネット検索や、地域の建設会社への問い合わせを通じて、専門性の高い業者を探してみましょう。 見積もりを複数取得し、比較検討することが大切です。
4. 代替案の検討
室外機設置がどうしても困難な場合は、窓型エアコンを検討しましょう。 設置場所の制約が少ないため、今回の状況では有効な選択肢となり得ます。 ただし、窓型エアコンは、据え置き型エアコンに比べて、冷却能力や省エネルギー性能が劣る可能性がある点には注意が必要です。
アレルギー対策と健康面への配慮
お子様のアレルギーと喘息、そしてご自身の健康状態を考慮すると、暖房・冷房設備の確保は非常に重要です。 石油ストーブの使用は避け、エアコンによる快適な室温管理を最優先事項として、公団との交渉を進めてください。
公団住宅におけるエアコン設置に関する注意点
今回のケースは、耐震改修工事後の物件特有の問題です。 公団住宅への入居を検討する際には、事前にエアコン室外機の設置可能性について、必ず確認することをお勧めします。 契約前に、担当者に詳細な状況を説明してもらい、写真や図面を確認することで、このようなトラブルを未然に防ぐことができます。
まとめ
今回の問題は、公団と入居者間の情報共有不足、そして設置環境の複雑さから生じたものです。 冷静に状況を整理し、段階的に問題解決に取り組むことで、解決への道筋が見えてくるはずです。 諦めずに、公団との交渉、専門家への相談、代替案の検討を進めてください。 お子様とご自身の健康を第一に考え、最適な解決策を見つけてください。