交際相手からの暴行とアパート強制退去:慰謝料請求と法的対応

交際相手の暴力(?)行為で部屋を滅茶苦茶にされアパートを強制退去になりました。引っ越し費用以外に精神的な慰謝料も請求出来るのでしょうか? ※すみません。質問長いです。 滅茶苦茶にされた際に私は別室にて洗濯物を片付けておりました。 何か大きな物音がするとリビングを覗いたところソファーにあったクッションや近くにあった物を凄い勢いで蹴上げていました。 まだ、2歳になったばかりの子供もリビングにおり、慌てて側に行こうとした瞬間目の前で夕食後のテーブルが宙を舞い、皿やコップ食べ残した物が散乱しました。 一面、蹴られた物や割れた食器で滅茶苦茶でした。 直ぐに子供の側に行きましたが、彼は何故か部屋をウロウロし出て行きました。 私は息子を抱いたままその場で腰が抜けてしまいました。 外への音も相当な大きさだったらしく近所の方が警察を呼んでくれたのですが、大家さんが近くに住んでおり騒ぎを聞きつけアパートは強制退去になりました。 物にあたる癖は初めてではないのですが、ドアを蹴ったり、物を乱暴に扱ったりでした。 腹が立って苦しいのが子供の直ぐ側での行為と蹴り上げた理由が夕食時の私との会話がイライラしたから、だけで口で言えば済む事なのにと思いました この一件で世間的にも恥ずかしく、頭に残っている恐怖は完全になくなってはいません。 仕事をしながら新居探し、引っ越し作業で心身共に疲れました。 この場合、引っ越し費用や修繕費以外にも慰謝料請求を考えていますが、慰謝料の金額や手段が解りません。 法テラスに相談したり色々調べたのですが詳しく解らないので教えて頂きたいです。 内容証明書もどんな文面になるか等、解ると助かります。 また、殴られたりはしてないので、暴力行為と呼べるのかが解らず教えて頂きたいです。

1.暴力行為の定義と今回のケース

まず、「暴力行為」の定義について確認しましょう。 暴力行為とは、身体的または精神的な苦痛を与える行為全般を指します。 殴る、蹴るといった直接的な暴行だけでなく、今回のケースのように、物に当たる行為によって相手に恐怖や不安を与える行為も暴力行為に該当する可能性があります。 特に、2歳のお子さんがいる前で、テーブルを蹴り飛ばすなど、お子さんの安全を脅かす行為は重大な問題です。 相手が直接あなたを殴打していないとしても、その行為によってあなたと子供に精神的苦痛を与えたことは明らかです。 警察への通報があったこと、近隣住民からの証言なども証拠として有効です。

2.慰謝料請求の可能性と請求できる損害

今回のケースでは、以下の項目について慰謝料請求が可能です。

2-1. 精神的損害

恐怖、不安、羞恥心、精神的苦痛など、今回の事件によって受けた精神的損害に対する慰謝料請求が可能です。 これは、事件の状況、あなたの精神状態、加害者の行為の悪質性などを考慮して算出されます。 法テラスでの相談弁護士への相談が重要です。

2-2. 物的損害

破損した家具や食器などの修理費用、または買い替え費用も請求できます。 領収書や写真などの証拠をしっかりと保管しておきましょう。

2-3. 引越し費用

アパートを強制退去させられたことによる引っ越し費用も請求可能です。 見積書や領収書を保管しておきましょう。

2-4. その他の損害

仕事への支障、通院費用なども、適切な証拠を提示することで請求できる可能性があります。

3.慰謝料の金額

慰謝料の金額は、事件の状況、あなたの精神的苦痛の程度、加害者の責任の程度などによって大きく異なります。 明確な金額を提示することはできませんが、数万円から数百万円に及ぶ可能性があります。 弁護士に相談することで、より適切な金額を算出してもらうことができます。

4.慰謝料請求の手続き

慰謝料請求は、以下の手順で行います。

4-1. 証拠集め

警察への通報記録、写真、動画、近隣住民の証言、医療機関の診断書など、証拠となるものをすべて集めましょう。 特に、事件直後の状況を写した写真や動画は非常に重要です。

4-2. 内容証明郵便の送付

加害者に対して、内容証明郵便で慰謝料請求の意思を伝えましょう。 内容証明郵便は、証拠として非常に有効です。 内容証明郵便には、以下の内容を記載します。

  • 事件の概要
  • 請求する慰謝料の金額
  • 支払期限
  • 支払いが行われない場合の対応(裁判を起こす旨などを明記)

内容証明郵便の文面作成は、弁護士に依頼することを強くお勧めします。 弁護士に依頼することで、より効果的な内容証明郵便を作成することができます。

4-3. 弁護士への相談

弁護士に相談することで、適切な慰謝料の金額や請求方法についてアドバイスを受けることができます。 また、裁判になった場合も、弁護士が代理人として対応してくれます。 法テラスを利用することで、弁護士費用を抑えることも可能です。

4-4. 裁判

加害者が慰謝料の支払いを拒否した場合、裁判を起こす必要があります。 裁判では、集めた証拠を元に、あなたの主張を裁判官に訴えます。

5.専門家の視点

弁護士の視点から見ると、今回のケースは明確な暴力行為であり、慰謝料請求は十分に認められる可能性が高いです。 特に、お子さんの前で暴力を振るったことは、加害者の責任をより重くする要素となります。 弁護士に相談することで、より有利な条件で解決できる可能性が高まります。

6.まとめ

今回の事件は、あなたと子供にとって非常に辛い経験だったと思います。 しかし、法的措置を取ることで、精神的にも経済的にも救済される可能性があります。 まずは、法テラスや弁護士に相談し、適切な対応を検討しましょう。 一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが大切です。 証拠集めを徹底し、冷静に、そして毅然とした対応を心がけてください。

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