亡き母の和服生地で作る、思い出のインテリア:額装の作り方と材料選び

随分前のテレビ番組で柄の良い生地の一部を額に入れて部屋のインテリアにして飾っていました。亡き母の残した和服の生地を使って作りたいのですがどなたか作り方や使う材料を教えて下さい。

思い出の和服生地を活かしたインテリア:額装のすすめ

亡き母の大切な和服の生地を、そのままの形で残すだけでなく、インテリアとして蘇らせる素敵なアイデアですね。番組で紹介されていたように、生地の一部を額装して飾る方法は、手軽に、そして美しく、故人の思い出を身近に感じられる方法です。この方法なら、和服全体をそのまま保管するよりも、日常的に目にすることができ、故人を偲ぶ機会が増えるでしょう。 この方法で大切な和服生地をインテリアとして活用する方法を、具体的な手順と材料、そしてより美しく仕上げるためのコツを交えてご紹介します。

必要な材料と道具

まずは、額装に必要な材料と道具を揃えましょう。材料は、使用する和服生地の柄や色、そしてお部屋のインテリアに合わせて選ぶことが大切です。

  • 和服の生地: 額装する部分を選びましょう。柄行の良い部分、または特に思い出深い部分を選びましょう。生地の状態によっては、事前にクリーニングに出すことをおすすめします。
  • 額縁: 生地のサイズに合わせて額縁を選びます。和風のデザインや、お部屋のインテリアに合う色や素材の額縁を選びましょう。木製、金属製、樹脂製など様々な素材があります。サイズも豊富なので、生地に合わせて最適なものを選びましょう。 ポイント:額縁の色は、生地の色と調和するものを選びましょう。例えば、紫色の生地なら、金色や銀色の額縁、あるいは落ち着いたブラウンの額縁などがおすすめです。また、マットの色も考慮しましょう。マットは生地と額縁の間に挟むもので、生地を引き立たせる効果があります。
  • マットボード(額縁用): 額縁より少し小さいサイズのマットボードを用意します。生地を保護し、より美しく見せる効果があります。色は、生地の色と調和するものを選びましょう。白色、ベージュ色、黒色など様々な色があります。ポイント:マットボードの色を変えることで、生地の印象を大きく変えることができます。例えば、濃い色の生地には明るい色のマットボード、薄い色の生地には濃い色のマットボードを選ぶと、メリハリが生まれます。
  • 両面テープまたは接着剤: 生地をマットボードに固定するために使用します。生地を傷つけないよう、適切な接着剤を選びましょう。ポイント:酸性系の接着剤は、生地を劣化させる可能性があるので、中性系の接着剤を使用することをおすすめします。 両面テープを使用する場合は、生地に貼り付ける前に、目立たない部分でテストを行い、生地にダメージがないかを確認しましょう。
  • 保護スプレー(任意): 完成した額装作品を保護するために使用します。紫外線による色褪せを防ぎ、埃や汚れから守る効果があります。
  • その他: ハサミ、定規、カッターマットなど。

ステップバイステップ:額装の手順

それでは、具体的な額装の手順を見ていきましょう。

ステップ1:生地のカット

額縁とマットボードのサイズに合わせて、和服の生地をカットします。余裕を持ってカットし、必要に応じて調整しましょう。生地の端はほつれないように、軽く処理しておくと良いでしょう。

ステップ2:マットボードへの貼り付け

カットした生地をマットボードに貼り付けます。両面テープや接着剤を使用する際は、丁寧に貼り付け、気泡が入らないように注意しましょう。

ステップ3:額縁へのセット

マットボードに貼り付けた生地を、額縁にセットします。裏板をしっかりと固定し、作品がずれないように注意しましょう。

ステップ4:仕上げ

完成した額装作品に、保護スプレーを吹きかけます。これにより、作品を長期間にわたって美しく保つことができます。

専門家のアドバイス:生地の選び方と額縁のコーディネート

インテリアコーディネーターの山田先生に、和服生地の選び方と額縁のコーディネートについてアドバイスをいただきました。

「和服の生地は、柄や色だけでなく、素材も重要です。絹や綿など、素材によって風合いが大きく異なります。額縁を選ぶ際には、生地の素材や柄、そしてお部屋全体のインテリアとの調和を考慮することが大切です。例えば、華やかな柄の生地には、シンプルな額縁を合わせると、生地の柄が引き立ちます。逆に、シンプルな生地には、少し凝ったデザインの額縁を合わせても良いでしょう。」

アレンジ例:様々な額装スタイル

額装は、シンプルな方法だけでなく、様々なアレンジが可能です。

* 複数枚の生地を組み合わせる: 複数の柄の生地を組み合わせることで、より個性的な作品を作ることができます。
* 異なるサイズの額縁を使用する: 異なるサイズの額縁を使用することで、リズム感のあるディスプレイを作ることができます。
* マットボードの色や素材を変える: マットボードの色や素材を変えることで、作品全体の印象を大きく変えることができます。

まとめ:思い出を形に残す、美しいインテリア

亡き母の和服生地を額装して飾ることで、故人の思い出を身近に感じ、日々の生活に潤いを与えてくれます。この記事で紹介した手順を参考に、あなただけの特別なインテリアを作り上げてください。 大切な思い出を、美しく、そしていつまでも大切に保管しましょう。

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