二階建て住宅の一階駐車場スペースを居住空間へ改築:費用と可能性

二階建ての新築を建てて住んでいます。しかし、仕事上の事情で一階部分は全て駐車場で、二階のみで生活しています。一年たち、やはり狭いね、という話しになり一階部分にあと二室設けたいと思い始めています。しかし、ローンも苦しく、これ以上お金を使うのも、、と迷ってます。ただ、一階部分は駐車場ってことで骨組みはできているわけで、あとは床材と壁を足すのと壁紙があれば行けるんじゃ、、とも考えてます。駐車場なので壁のコンクリートがむき出しなんですが、これはこの上から断熱材とか入れるんですか?それとも もう駐車場として作ってしまったから部屋として作るのは難しいでしょうか。六畳くらいの部屋を二部屋と、下につなぐ階段を室内に作りたいのですが、それだといくらくらいいるでしょうか。細かいことを記載してないんで、本当ーに大体でいいので見当がつく方教えて頂けませんでしょうか?!補足 お聞きしたいのはおおまかな値段と、そもそも駐車場として作ったスペースを、取り壊しとか無しで居住空間にするのは可能かどうか、です。

一階駐車場スペースの居住空間化:可能性と費用

ご自宅の一階駐車場を居住空間(約6畳の部屋2室と階段)に改築したいとのこと、お気持ちよく分かります。二階建て住宅で一階が駐車場というのは、確かに生活空間が狭く感じられますよね。幸い、骨組みはできているとのことですので、改築自体は不可能ではありません。しかし、費用や工事内容によっては、予想以上に高額になる可能性もあります。まずは、可能性と費用について、段階的に見ていきましょう。

1. 駐車場スペースの居住空間化:実現可能性

駐車場スペースを居住空間にすることは、構造上問題がない限り可能です。ただし、いくつかの重要なポイントがあります。

1-1. 構造体の確認

既存の構造体が居住空間として使用できる強度があるか確認することが重要です。特に、床の耐荷重、壁の強度、基礎の安定性などを専門家に確認してもらう必要があります。駐車場として設計された構造は、居住空間とは異なる基準で設計されているため、耐震性や耐久性の点で問題がないか、建築士や構造設計士による調査が不可欠です。既存の構造図があれば、それを元に判断できます。

1-2. 配管・設備の設置

居住空間にするには、電気、水道、ガス、排水設備の設置が必要です。これらの設備は、既存の配管システムに接続するか、新たに設置する必要があります。特に、排水設備は、既存の排水システムに接続できるか、または新しい排水システムを構築する必要があるため、費用がかかります。

1-3. 断熱と防音

コンクリートむき出しの壁では、断熱性と防音性が不足しています。居住空間として快適に過ごすためには、断熱材の施工が必須です。外壁には、断熱材を施工し、さらに仕上げ材(クロスや塗装)を施す必要があります。また、防音対策として、遮音材を使用することも検討しましょう。

1-4. 法規上の問題

建築基準法などの法規に適合しているか確認が必要です。特に、窓の大きさや数、換気設備、避難経路など、居住空間としての基準を満たしている必要があります。もし基準を満たしていない場合は、改修工事が必要になる可能性があります。

2. 費用に関する概算

六畳の部屋を2部屋と階段を作る場合の費用は、工事内容や使用する材料によって大きく異なります。以下はあくまでも大まかな概算です。

2-1. 床工事

* 床材(コンクリートの上に合板を張り、その上に床材を施工):約30万円~50万円(2部屋分)

2-2. 壁工事

* 下地(石膏ボードなど):約20万円~40万円(2部屋分)
* 内装仕上げ(クロス貼りなど):約10万円~20万円(2部屋分)
* 断熱材施工:約10万円~20万円(2部屋分)

2-3. 階段工事

* 室内階段設置:約30万円~50万円

2-4. 設備工事

* 電気工事:約5万円~10万円
* 水道工事:約5万円~10万円
* ガス工事:状況により変動(既設利用、新規設置で大きく変わる)
* 排水工事:約5万円~10万円

2-5. その他費用

* 設計費用:約10万円~20万円
* 申請費用:約5万円~10万円
* 工事管理費用:約5万円~10万円

合計:約70万円~250万円

上記の費用は、あくまでも最低限の工事の場合の概算です。使用する材料のグレードや、追加工事が必要になった場合、費用はさらに増加する可能性があります。

3. 専門家への相談

正確な費用と工事内容を知るためには、建築士や工務店に相談することが重要です。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをお勧めします。

4. まとめ

一階駐車場スペースの居住空間化は、可能ですが、費用や工事内容、法規の問題などを考慮する必要があります。専門家への相談を必ず行い、現実的な計画を立てましょう。ローン返済の状況も踏まえ、無理のない範囲で改築を進めることが大切です。

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