二階壁撤去リフォームにおける筋交い設置方法の最適解

リフォームするのですが、すじかいを入れる部分が業者によって違います。どれが一番良い方法なのでしょうか?二階部分の二部屋を一部屋にするために、壁を取るリフォームを考えています。壁の長さは285センチ、高さは約240センチ、厚さは約15センチ。完全な木造住宅で10年前に新築した家です。壁は、クロスをはっており、 部屋はフローリングです。目的は、二階の一部屋は狭いので、二部屋を一部屋にするために壁を壊したいのです。4.5畳と6畳の部屋です。また、将来的に、また2部屋として使いたいときは、一番安い方法の一つとして壁をつけたいと思っております。しかし、将来的にといっても、また2部屋に戻すかどうかわかりません。有名な、大手の会社のリフォーム部門にお願いすれば間違いないかなと思い、見積もりにきてもらいました。しかし、会社によって少し違いが出てきますが、一番心配している、耐震が違うのです。壊す壁に、すじかいが1つ入っています。A社は、すじかいは、同じ部屋の中で、すじかいが無いところに付けてやれば良い。そうすれば、工期も5日くらいで、金額も25万円でOK。B社は、すじかいが付いていた同じ、ハリがある壁につけてあげないといけない。同じ、はりがあるのは、トイレの背面の壁しかありません。そのトイレの背面の壁には、すでにすじかいが1本入っているので、×のような形でつけることになる。なので、トイレは2日くらいは使用できない、トイレのクロスも張替えが必要。なので、金額は35万円。工期はB社とあまり変わらない。どちらかというと、B社は少し高いと有名な大手です。やはり料金は心配ですが、最善の方法で工事をしてくれるところでお願いしたいと思っております。また、あと2社くらいは見積もりをとってもらおうと思っております。可能な範囲で、おおまかで構いませんので、ご回答いただきたいと思っています。補足A社が言う場所は、上下にハリが通っております。すじかいを取り除いた壁と向かい合っている壁にあたります。

壁撤去リフォームと筋交い:耐震性確保の重要性

築10年の木造住宅で、隣接する二部屋の壁を撤去して一部屋にするリフォームをご検討中とのこと。業者によって筋交いの設置場所が異なり、耐震性への不安を感じているとのことですね。これは非常に重要な問題です。安価な方法を選択する前に、耐震性を最優先事項として検討する必要があります。

A社とB社の提案は、それぞれ筋交いの設置場所が異なり、耐震性への影響も異なります。A社の提案は、既存の筋交いとは別の場所に筋交いを追加するもので、比較的安価で工期も短縮できます。しかし、耐震性の観点からは、B社の提案の方が優れている可能性が高いです。

A社とB社の提案:メリット・デメリット比較

A社の提案:既存筋交いとは別の場所への設置

* メリット:費用と工期が安い。
* デメリット:耐震性能がB社案より劣る可能性が高い。既存の筋交いとのバランスが考慮されていない可能性があり、地震時の建物の挙動に影響を与える可能性があります。

B社の提案:既存の梁に沿った場所への設置

* メリット:耐震性能が高い。構造的に適切な位置に筋交いを設置することで、地震時の建物の揺れを抑制する効果が高いと考えられます。
* デメリット:費用と工期が高い。トイレの使用制限やクロス張替えが必要となるため、追加費用と時間が必要になります。

最適な筋交い設置方法と専門家への相談

どちらの提案が最適かは、建物の構造図と専門家の判断によって決定する必要があります。A社は、上下に大梁が通っている場所を提案していますが、それが本当に耐震性を確保できる位置なのか、詳細な検討が必要です。

重要なのは、単に壁を撤去することではなく、撤去後の耐震性を確保することです。安価な方法を選ぶことで、将来、地震による被害を受けるリスクを負うことになりかねません。

具体的なアドバイス:安心安全なリフォームのために

1. 複数の業者に見積もり依頼:少なくとも3社以上の業者に見積もりを依頼し、それぞれの提案内容を比較検討しましょう。筋交いの設置場所だけでなく、使用する材料、施工方法、保証内容なども確認することが重要です。
2. 構造設計士への相談:リフォーム前に、構造設計士に相談することを強くお勧めします。構造設計士は、建物の構造を専門的に理解しており、最適な筋交い設置場所や耐震補強方法を提案してくれます。費用はかかりますが、安全性を確保する上で非常に有効な手段です。
3. 施工図の確認:見積もりと同時に、施工図を確認しましょう。施工図には、筋交いの設置場所や寸法、使用する材料などが詳細に記載されています。図面を確認することで、業者間の提案の違いを明確に理解し、比較検討することができます。
4. 契約前に確認事項:契約前に、以下の点を必ず確認しましょう。

  • 工事内容の詳細:筋交いの種類、数量、設置場所などを明確に記載されているか。
  • 保証内容:工事完了後の保証期間や内容。
  • トラブル発生時の対応:工事中に問題が発生した場合の対応。
  • 支払い方法:分割払いなど、支払い方法の選択肢。

5. 将来の改修可能性:将来的に壁を戻したいという希望がある場合は、そのことを業者に伝え、容易に壁を復元できるような施工方法を検討してもらいましょう。例えば、壁の骨組みをあらかじめ残しておく、または簡単に取り付けられる壁を作るなどの方法があります。

事例:失敗しないリフォームのためのポイント

過去には、安価なリフォームを選択した結果、地震で大きな被害を受けた事例もあります。安全性を軽視したリフォームは、かえって高額な修繕費を招く可能性があることを認識しましょう。

専門家の視点:信頼できる業者選び

信頼できる業者を選ぶことは、安全で安心なリフォームを行う上で非常に重要です。国土交通省のホームページや、地域の建築士会などで、優良なリフォーム業者の情報を得ることができます。

まとめ

壁撤去リフォームは、耐震性を十分に考慮した上で慎重に進める必要があります。安価な提案に飛びつくのではなく、複数の業者に見積もりを依頼し、専門家の意見を聞きながら、最適な方法を選択しましょう。安全で快適な住まいを実現するために、時間と費用を惜しまず、しっかりと準備を進めてください。

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